ソウル松坡区可楽洞、旧城東拘置所敷地の再開発計画を原案通り処理するように垂れ幕があちこちに付いています。
ソウル市は3月城東拘置所の敷地地区単位計画を立てて、新婚希望タウン700世帯、民間分譲600世帯など1300世帯を建てることにしました。
しかし、最近の計画を変えて土地賃貸部の住宅を含む公共分譲方式を検討しています。
土地賃貸部の住宅は土地はソウル市が所有したまま、建物だけを分譲する形で、建設コストの半分以上を占める土地のコストが抜けるので、分譲価格を相場の半分のレベルに下げることができます。
しかし、住民は40年間忌避施設である拘置所に不快感を経験してきたが、民間アパートの代わりに公共分譲住宅が入ることは受け入れることができないとし、当初合意した開発計画原案を維持するように立場です。
(引用ここまで)
ムン・ジェインは「日本のバブル崩壊のように、韓国の不動産価格は下落する」と預言していたのですね。
ま、実際には4年ちょっとでソウル市の不動産価格は2倍になっているのですが。
その中でも江南は格別。
俗に「太陽が西から昇っても江南の不動産価格は下落しない」とか江南不敗神話とかいうヤツですね。
そんな中、江南の旧拘置所だった土地が再開発されることになって、ソウル市から1300戸の供給があるとされたのですが。
当初計画と異なり、土地はソウル市が保持したままで建物代だけの分譲が行われるとなったそうですわ。
で、周辺住民が激オコで横断幕を張りまくり。
なにかというと横断幕張りますね、韓国の人たち。
与党の国会議員が自分の顔写真入りで「ワクチン4400万回分の契約をしたぞ」って横断幕を張るなんてこともありました。
さんざん、イジられる結果になりましたけどね。
その半額分譲のマンションがあると「ここは安いマンションがある土地だ」ということになって、自分たちの不動産価格にまで影響することを危惧しているのです。
まあ……分からないでもないですけどね。
韓国でなによりも大事なのは不動産価格を維持することですから。
ただ、地味にですが下落の傾向が出つつあるのですよね。
これまでのムン・ジェイン政権は「供給を絞れば不動産価格は下落するのだ」という謎の考えで半分近くにまで許可数が減っていたのですが、去年くらいから「供給を拡大する」という方針に転じています。
下落に転じたらもう本当に目も当てられないほどに恐ろしいことになると思うのですが。
ま、なにが起きてももうムン・ジェインの任期は残り半年ちょっと。
通貨危機に襲われた後の金泳三大統領と同じ立場になることでしょう。
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