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2021年09月

韓国メディア「日本の海上保安庁は事故漁船を発見したのに韓国に通報しなかった。生存者がいたはずなのに」→嘘でした

[スクープ]日本、「独島事故漁船」発見から100分後になって韓国に通知(東亞日報・朝鮮語)
独島付近の海上で発生した漁船転覆事故と関連して、日本の海上保安庁が事故現場に到着し、1時間40分経過した後、海洋警察庁に事故の事実を通報したことが分かった。海上警察の事故受付が遅くなり、ゴールデンタイムを逃したとの指摘が出ている。

21日、東亞日報が入手した海洋警察の状況報告によると、前日の午前11時18分慶北鬱陵島の北東168kmの海上を通ったH商船が72t級カニ漁漁船である「第11イルジンホ」が転覆しているところを発見した。韓日中間水域である事故海域で日本がより近いと判断したH商船は12分後に、無線通信設備(VHF)を用いて海上保安庁に通報した。

海上保安庁艦艇である「敦賀」が事故海域に到着した時間は、昼12時36分。通報を受けてから1時間が過ぎた後だった。当時、事故漁船の周辺には、ハングルで「イルジンホ」と書かれた避難用ゴムボートと「救命胴衣」が浮かんでいた。事故海域に風浪警報が発効され、調査に困難があったとしても韓国側漁船というのは推測できたはずだ。

しかし、海上保安庁は1時間40分経過した午後2時24分になってようやく東海地方海洋警察庁に通報した。以後海警は5000t・1500t級艦艇を派遣しており、事故船舶が最初に発見されてから8時間30分経過し、午後7時50分になってようやく、事故海域に到着した。海洋警察の関係者は、「遅れて通知が来たのは確かだ」とし「海上保安庁も捜索作業を支援して事故を収拾した後、通知が遅れた理由を尋ねる予定」とだけ答えた。
(引用ここまで)


 午前11時18分に商船が転覆している漁船を発見し、現場海域は日本のほうが近いだろうと判断して日本の海上保安庁に通報。
 海上保安庁の艦艇が午後12時36分に到着。救助活動を開始。
 その後、韓国側に14時24分に通知。
 韓国の海上警察庁が現場に到着したのが19時50分。
 この100分間を「ゴールデンタイムを日本のせいで逃した」と報道しているのですが。

 まあ、NAVERのコメントは「商船が正しい行動をし、日本が正しい行動をしただけ」、あるいは「独島海域なのに日本よりもはるかに遅く到着したことを糊塗しているだけ」っていうものがほとんど。
 東亞日報はさらに新しい記事を出していて、そちらでは行方不明者の家族にインタビューまでしていて「日本が早く申告していたら、海洋警察の船舶が速くに到着していて、生存者の可能性は高まっただろうに」とか言わせてる。

[スクープ]日本、上部報告するのに「独島事故漁船」ゴールデンタイム逃した(東亞日報・朝鮮語)


 もうね……。
 さすがにこの記事に対して韓国側でも反論が出ていて、海上警察庁からも反論が出てるとのこと。

「日本、事故漁船発見から100分後になって韓国側に通報」との悪意報道に、韓国海洋警察が反論(Wow! Korea)

 実際には生存者2人を見つけたのは海上保安庁。
 その後、韓国海上警察庁の船舶が到着して1人を心拍停止状態で発見。6人が行方不明。
 こうした事故で生存者を見つけるだけでも大金星。
 発見した商船も判断がよかったですね。

 でも、「日本が関わった」ことが気に入らない韓国人がいて、こういう記事が出る。
 それほどに日韓関係……というか、韓国からの日本への視線というものは下卑たものになっているということですわ。

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次期駐日アメリカ大使、「慰安婦問題は20世紀の問題」「未来志向的な日韓関係構築が必要」と語る

駐日美大使指名者「韓日関係の懸念...慰安婦問題は、20世紀の問題」(ニュース1・朝鮮語)
彼は中国と北朝鮮の問題を対処するために韓・米・日3国同盟を強調し、慰安婦問題で悪化した日韓関係についての懸念を示した。

エマニュエル大使指名者は、「慰安婦問題は、20世紀の問題」とし「過去の問題は、現在の機会を奪うべきではない」と指摘した。

続いて「私たちが一緒に作ることができることを失ってはならない」とし「韓日両国が未来志向的な関係を構築しなければならない」と促した。

また、「中国とロシア、北朝鮮はアメリカ、日本、韓国の同盟に亀裂を加えようとしている」とし「私たちは、一斉に連帯感を形成しなければならない」と主張した。
(引用ここまで)


 次期駐日アメリカ大使として指名されているラーム・エマニュエル氏が21日に公聴会に出席しました。
 その場で日韓関係について「20世紀の問題ではなく、現在のチャンスに焦点を当てるべき」という発言がありました。
 公聴会は3時間超えだったので、どこらへんでその発言があったのかは不明。



 半導体不足の話とかもされてるのですけどね。アメリカではその半導体不足の話題の直後に出たエマニュアエル氏がシカゴ市長だった時代に黒人少年が警察によって射殺された事件だけが注目されているようです。

 日本側からは日韓関係について言及があったことはほぼ伝えられていません。
 ニュース番組では日テレが2分ほど伝えたのが最長かな。
 日米関係強化、地域防衛の根幹に日米同盟がある、日本政府の防衛費増はよい傾向……といった発言が多くピックアップされています。



 ざっくり検索したかぎりでは「20世紀の問題ではなく、21世紀のチャンスに焦点を当てるべき」という発言をピックアップしている日本のメディアは読売新聞くらいではないですかね。

駐日大使指名のエマニュエル氏「地域の団結は日米同盟の上に」…米上院公聴会で証言(読売新聞)

 さほど大きなトピックスであると日本メディアは見ていない、ということだと思われます。

 さて、この「20世紀の問題(慰安婦問題等)で現在のチャンスを潰すわけにはいかない」という考えかたはオバマ政権後期からの、日米韓関係を捉えている基本的な視点といえるでしょう。


 現在の国務副長官であるシャーマン氏は2015年に「政治指導者が過去の敵を非難し、安っぽい拍手を受けることは容易だ」「しかし、そんな挑発は発展ではなく、麻痺をもたらす」といういわゆるシャーマン発言をしたことで知られています。
 主語はこれといってなかったのですが、韓国側が「撤回しろ!」と激昂し、国務省の副報道官が「特定の指導者を狙ったものだと解釈したことにやや驚いた」という発言をして火に油を注いだなんてこともありました。

 現在の国務長官であるブリンケン氏は、当時の国務副長官として慰安婦合意後にアメリカの韓国系市民団体に対して「(合意ができたのだから)慰安婦問題についての行動を自粛してほしい」と述べたことすらあります。
 当時、アメリカ側の実務者として「合意を結実させるため、日韓間の橋渡し役として働いた」ともされています。

 そして、ラーム・エマニュエル氏はバイデン大統領に近しい存在であることが知られています。
 オバマ政権時代は大統領補佐官として働いていました。
 「電話一本で直接、バイデン大統領に連絡できる」等々言われてますね。

 まあ、個人的には「あれが駐日大使かよ」と思う部分がないではないですが、バイデン政権が重鎮を送ってきた(送ろうとしている)のは間違いないところ。
 カート・キャンベル氏を新設のNSCインド太平洋調整官に登用したのと同じメッセージを発していると感じます。

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韓国政府「慰安婦合意で日本が供出したお金を他の目的に使いたいのだが、日本政府が反対してできない」……そりゃそうでしょ

韓国外相「日本が和解・癒やし財団への拠出金の残額の使用に反対」(ハンギョレ)
 チョン・ウィヨン外交部長官が21日、2015年の韓日政府間「慰安婦」合意により日本政府が拠出した基金(10億円)のうち残額(56億ウォン)を被害者記念事業に使うことを「日本が反対している」と明らかにした。また、「慰安婦」被害者問題の解決のために韓国政府が日本政府に提案した内容も公開した。

 チョン長官は同日、国会外交統一委員会の外交部・統一部総合国政監査で、国民の力のチョ・テヨン議員が「和解・癒やし財団の解散後、3年間そのまま残っている56億ウォン(約5億4千万円)を、被害女性たちを記念できる事業に使ってほしい」という意見を示したことを受け、このように述べた。チョン長官は「(日本が)他の目的で使ってはならない」という立場を貫いているとし、「日本と様々な案について協議してきた」と付け加えた。

 チョン長官は「被害者の方々が『(基金を)受け取らない』と拒否したため、男女平等基金の名目で韓国が100億ウォン(日本政府の拠出金に代わる予算を)を作り、そのお金をそのまま日本に送る方法、あるいは10億円と(和解・癒やし財団の基金残額)56億ウォンを合わせて慰安婦被害者たちを記憶に残すための別の活動をする方法、または日本が心から謝罪した場合、被害者たちに補償として支払う方法など、そのほかにも様々な現実的案を引き続き日本と協議している」と明らかにした。 (中略)

財団には、合意当時に生存被害者47人のうち34人、死亡被害者199人のうち58人に支給した44億ウォン(約4億3千万円)と運営費に使われた金額を除いた56億ウォンが残っていた。

 チョ議員とチョン長官は同日、被害者問題が解決していないことについて、「原罪」がどこにあるのかをめぐって舌戦を繰り広げた。 チョ議員が文在寅政権が「慰安婦」問題について「右往左往」したとし、「文在寅政権の原罪も非常に大きい」と指摘したことに対し、チョン長官は「原罪がどこにあるかというと、2015年の合意に根本的に問題がある」と述べながら声を荒げる場面もあった。

 チョン長官は「文在寅政権は2015年慰安婦合意を破るとは一度も言ったことがない。合意の枠組み内で日本を説得し続けている」とし、「慰安婦問題を解決する上で最も重要なことは被害者の名誉と尊厳を回復することだ。(こうした)根本的な問題を解決しなくてはならない」と強調した。
(引用ここまで)


 まだ続く国政監査ネタ。  ムン・ジェイン政権が和解・癒やし財団を解散させたあと、56億ウォンが残ったそうで。
 これを野党議員が「被害者女性を記念できる事業に使ってはどうか」としたところ、チョン・ウィヨン外交部長官は「日本が『他の目的に使うことはまかりならない』と反対している」と述べたとのこと。
 ……なんだろ。
 なんで「別の目的」に使えると思ったんだか。

 この残ったお金についても日本側と協議を続けている、としているのですが。
 日本としたら「財団設立とその運営のために供出したお金なのだから、それ以外の目的に使うな」としかいいようがないですわな。
 韓国側が「代わりに10億円を用意して元慰安婦らのために使う」っていうのは勝手にすりゃいいことですが。
 そんな使途不明金みたいなことにされても困るって話ですわ。


 記事中では合意当時に生存していた47人のうち34人が受け取った、とあります。約72%。
 日本側からは36人だったとされています(約78%)。

元慰安婦の4分の3が支援金受け取り(産経新聞)

 ムン・ジェイン政権発足後に「裏切り者だ」と指さされるのが怖くなって「この金は返す」と言い出した人がふたりいた、ということでしょうね。
 挺対協は「受け取るな!」と盛んに命令してましたから。
 それでも「もらえるお金はもらっておく」とした人が7割以上。これが実際のところなんだよなぁ。

 ちなみに受け取らせる際には「これは日本政府からの供出金で、受け取ることも拒否することもできる」と財団の職員がきっちり説明して意思を確認した上で、その様子を録音録画していたそうです。
 あとになって「そんなつもりじゃなかった」と言わせないために。
 おそらくこれ、日本側からの要請でしょうね。

 ムン・ジェイン政権はなんとかして受け取りに瑕疵があったことを証明して、「こんな合意は違法だ!」とかやりたかったらしいのですが、状況をすべて記録されていたためにそれもできなかったとのこと。
 ホント、慰安婦合意についてはほぼ完璧な外交ができていたと思いますわ。

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楽韓さん、本日の動向 - 楽韓Webは19周年になりました

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 楽韓Webは今日22日で19周年を迎えました。
 個人サイトで19年やってるって国内ではそうとうな長さではないかな。
 もうしばらくは続ける予定ですので。
 ちなみに19周年イベントとかはこれといってありません。

 メダリスト 4巻がKindleで落ちてきました。予約してたのを忘れてたアレ。
 いま、どのマンガをイチオシにしているかというとこれなんよね。未読の人はマガジンの1話試し読みを読んでみてほしい。
 もう話の作りが完璧。この1話のネーム、どれだけ直したんだろうっていうのが伝わってきます。



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 あと読みたかった「戦争はいかに終結したか」が電子化してたので購入。



 同時に発売されてた米中対立は読了してました。これ軽くレビュー書きたいなぁ……。

 あと中国「国恥地図」の謎を解くを購入。
 いやぁ……そこまで中国の版図なんだ? そりゃ戦狼外交もするわな。



 今日のKindle日替りセールからのピックアップこちら。
 これちょっとほしいなぁ……。買うか。

チャイナテック―中国デジタル革命の衝撃
趙 瑋琳
東洋経済新報社
2021-01-22