大蔵洞開発特恵疑惑が浮上した以来、初めてイ・ジェミョン民主党大統領候補が大長洞関連現場を見つけました。イ・ジェミョン候補は上級公職者は不動産を白紙信託する制度を導入し、またすべての国民にコロナ支援金を追加で与えるという構想を出しました。 (中略)
イ・ジェミョン民主党大統領候補「(高位公職者らは)必須不動産以外には株式のように白紙信託制度を導入し、すべて売るか、委託して強制売却する制度を……」
公職者が自分の利益のために、不動産価格の上昇を煽ることが制度に遮断するというのです。
(引用ここまで)
イ・ジェミョンがテジャンドン開発疑惑について正面突破を図ろうとしています。
今回、あえてテジャンドンを視察にくるという手段をとったのですね。
「天地神明にかけて潔白である」という反転攻勢にきたわけです。
んでもって、その場で「高位公職者は住居として使用している以外の不動産をすべて白紙信託すべき」と言い出しました。
これまでもムン・ジェイン政権下では長官級(大統領府の秘書官も含む)は複数の不動産を所有していてはいけないとされてきましたが。
さらに一歩進めるとのこと。
ここでいう高位公職者はおそらく高位公職者犯罪捜査処が捜査対象とする公務員のこと。
国家3級以上の公務員なので、かなり範囲が大きいはず。
そもそも京畿道知事であった際には「地方4級(課長)以上は住居以外の不動産はすべて売れ」とかやっていた人物なので。
中学にすら進学できなかった極貧階層の出身であることもあって、富裕層に対するルサンチマンっぽいですけどね。
ただ、政党支持率では野党の国民の力が優位になっています。
韓国ギャロップ社による月間での集計では5年ぶりに与野党支持率が逆転したとのこと。
「民主優位」の終わり… 国民の力支持率は5年半で最高(文化日報・朝鮮語)
一応、数ある世論調査会社の中では韓国ギャロップ社の信頼性が一番高い、とのこと。
というわけでけっこうな話題になっています。
国民の力の予備選は11月5日に結果が出ます。
現状だとホン・ジュンピョになるのかユン・ソンニョルになるのか僅差でどちらでもありえるといったところ。
うーん、イ・ジェミョンが大統領になるところは見たいような、見たくないような……。
Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→Follow @rakukan_vortex