先月26日、米国ニューヨーク・マンハッタンでNetflix(ネットフリックス)韓国ドラマ『イカゲーム』のイベントが開かれた。韓国観光公社ニューヨーク支社が熱血視聴者80人を選抜して「タルゴナ(カルメ焼き)型抜き」「めんこ」「ムクゲの花が咲きました(だるまさんが転んだ)」などドラマの中のゲームをサバイバル形式で進めた。 (中略)
彼らは韓国文化は楽しむが、韓国についてはよく知らなかった。そのためドラマの中の話を真実だと思って吸収する傾向があった。ある参加者はドラマを見て「韓国に住んでいなくてよかった」と話した。「米国でも労働者階層の生活はなかなか大変だが、努力する人には今も機会が開かれている点が違う」としながらだ。
偶然にも海外で超大型成功を収めた『イカゲーム』と『パラサイト 半地下の家族』は同じような問題を社会に投げかけている。貧富の差と両極化、所得不平等、階級衝突、階層間の移動制限、無限競争、青年失業、機会剥奪のようなキーワードが両作品の根底に流れている。ドラマと映画から韓国について学び始める者にとって韓国のイメージはディストピア的に描かれていた。
両作品が注目されて経済協力開発機構(OECD)自殺率1位、ジニ係数で見た所得不平等上位圏(39カ国中11位)など韓国社会の影の面が世界に知らされる契機になった。
(引用ここまで)
イカゲームの視聴者から「韓国に生まれなくてよかった」と言われる中央日報のアメリカ特派員。
楽韓Webでも何度か「パラサイトにしろ、イカゲームにしろ韓国の負の面を強調していて、韓国人が望むような扱いではなくなっている」って話をしています。
あとPSYの江南スタイルも望んだようなヒットではなかったようですね。
イタリア杯決勝でのライブを見ればまあ、実際の扱いがわかりますけどね。
BTSもまあ……チリとかでの扱いを見るとなんとなく色物感が漂っているのは否めないかな。
韓国人の中での「外国人が韓国に対して抱く気持ち」というのは「輝かしく、先進国から一目置かれ、途上国からは尊敬される」というようなものであってほしいのですよ。
ちょうどこのマンガであるように。
イカゲームも当初は「韓国ドラマが世界を制覇!」って大騒ぎしていたのですが、そのリアクションが総じて今回のアメリカ人と似たものでした。
フランスのル・モンドでも、アメリカのニューヨークタイムズでも同じように「高い自殺率の韓国社会を反映している」って書かれてしまう。
パラサイトも同様でしたね。
でもまあ……韓国が「外国とは異なる」部分で、ウリにできることではありますよね。
「韓国人が求める、韓国人のあるべき姿」が海外に伝わるのはいつになるやら。
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