(アンカー)
米中首脳会談が終わるやいなや、米国は来年の北京オリンピックと関連して「外交的ボイコット」を検討すると明らかにしました。
ジョー・バイデン大統領がオリンピックに参加しない場合、文在寅政府が期待していた「北京終戦宣言」は支障が避けられません。 (中略)
外交的ボイコットはオリンピックに選手団だけを送り、開幕式や閉幕式に参加する政府使節団は派遣しない方式です。
一言でいえばバイデン大統領の訪中可能性がはるかに小さくなったのです。
これにより、来年2月に北京オリンピックをきっかけに南北米中首脳が集まって終戦を宣言する「ビッグイベント」を内心期待していた文在寅政府の構想にも「赤火」が点灯しました。 (中略)
6.25戦争の核心締約国である米国が参加しない場合、北京のステージでは終戦宣言は不可能です。
このため、政府の一部では南北米首脳が板門店に集まって終戦を宣言するシナリオも取り上げられます。
しかし、このようなシナリオも「バラ色の幻想」だけにとどまる可能性が高いです。
現在、韓米間終戦宣言協議は仕上げ段階であることが知られていますが、韓米が合意した終戦宣言提案を北朝鮮が受け入れるかは未知数です。
(引用ここまで・太字引用者)
……北京冬季オリンピックで終戦宣言なんてことをやろうとしてたんだ?
いや、無理でしょ。
米中冷戦の問題だけじゃなくて。
そもそもが開催国である中国を差し置いて、メインイベントになるようなことを許すわけがない。
なんで自国開催なのに、韓国に主役を奪われるようなことをしなくちゃいけないんだか。それも中国が。
それ以前に北朝鮮は参加資格を取り上げられているから来るわけもないし。
まるでキム・ジョンウンが韓国の求めに応じて北京にくるかのようにしてますが。
さらにそれ以前に「米韓間で終戦宣言は仕上げ段階にきている」って……。
シャーマン副長官が日米韓次官級会談のあとの記者会見で「終戦宣言については協議を行い、満足のいく条件を得ている。関係各国と引き続き協議を行う」って発言していましたが。
あれは外交用語で「終戦宣言を近い将来でやるつもりはないけど、全面否定するつもりもない」というていどの話ですよ。
それよりも非核化のほうが大事だし、インド太平洋関連の安保のほうがさらに大事というのが記者会見から読み取れます。
本当に本気で、北朝鮮を非核化しようとしていたアメリカをだました時となにも変わっていない。
すべての国が韓国にとって(ムン・ジェインにとって)都合のいいように動くだろうという予想だけでプランBなしに動いている。
それぞれの国に意思があることを理解しようとしていない。
そりゃまあ、ハノイでの米朝首脳会談も決裂しますし、日韓関係もよくなるわけがない。
ホワイトハウスにあるというムン・ジェインファンクラブもそろそろ店じまいですかね。
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