日本のコロナ19確定者が劇的な減少傾向を見せ、その原因について様々な分析が提起されている。ワクチン接種率の増加と集団免疫、流動人口の減少、ウイルス自体の弱化など様々な主張と仮説が提起されているが、まだ正確な原因を見つけることができていない。
日本のコロナ19日新規確定者が最も多かった時は去る8月20日で2万5992人だったが、9月に入って急速に減少し始めたところ去る21日には143人に落ちた。約180分の1レベルに減ったわけだ。1日の確定者の1週間平均は8月最も多い時、2万3000人台から最近1週間は144.15人に下がった。かつて2200人を上回った重症者数が最近60人台に下がって病床に余裕が生じ、死者が一人も発生しない日も出ている。 (中略)
海外では日本のPCR(遺伝子増幅)検査件数が減ったことを理由に挙げることもあるが、日本でこれを指摘する声は少なく「感染者が減ってPCR検査も減った」という主張が多い。感染が多い状態でPCR検査を人為的に減らすと陽性率が高くなる可能性があり、陽性率が低くなった点がこのような主張の根拠として提起される。16 万件を超えたPCR検査は最近は3万件台に下がった。東京のPCR検査陽性率は8月に24%まで上がったが、最近は0.3%に下落した。
(引用ここまで)
いまだに韓国では「なぜか日本の新規感染者が少ない」というニュースが報じられ続けています。
たまたまあったものをピックアップしているわけでなく、ここ数時間に上げられた記事だけでもこんな感じで何本かあります。
「人口1400万」東京、今日コロナ確定者6人「今年最低」(ニュース1・朝鮮語)
日本コロナ新規感染50人・オールインして最小…合計172万6879人(ニューシス・朝鮮語)
で、日本での新規感染者減少について、当初は「左派の太鼓持ち」ことキム・オジュンあたりが言っていたように「この数値は捏造ではないか」とか「総選挙用の対策だ」としていました。
見事なくらいの心理学でいうところの防衛機制の投影でしたね。
で、次に出てきたのが日本では検査費用が2万円とか5万円とかかかるので、誰も検査ができていないから減ったように見えるだけだとする説。
韓国メディアですらさかんにこうした偽情報を流して、現実と向き合うことがなくなったということですね。
ですが、東京特派員から「発熱があれば検査は無料だ」という話がじわじわと拡がってしまって、この説を書くのはニュースのコメント欄の一部だけになってしまいました。
まだニュースでも「専門家談」として書かれたりしてますけどね。
ただ、この珍説が出てくることは少なくなりました。
で、それに代わって「日本の感染者数が少なく、韓国に突破感染者数が多い」理由として出てきたのが「韓国の高齢者に接種されたアストラゼネカ製のワクチンはデルタ株に対して劣後している」という説。
まだ中和抗体価が低くなっている、ということしか分からないのですが。
「ありそうな説」ではありますけどね。
韓国人の意識としてはなんとしてでも「K防疫の優越性」というものを信じたかったのでしょう。
全世界が驚き、尊敬した……という設定になっていたのですよ。
特に去年の5月あたりはひどかったですね。
ムン・ジェイン大統領自ら演説で「我々が標準となり、我々が世界となったのだ」と自信満々に述べてましたからね。
結果、総選挙でも大勝しましたから。
とはいえ、その後の展開はご存じの通り。
世界からは「ここまで人権を無視した防疫とか無理」ってされて。
ワクチン入手に失敗し、なんだかんだで感染拡大になったわけで。
感染を抑えこんでいる(ように見える)日本のことが気になってしかたがない、ということなのでしょう。
「我々が世界」なんだから、好き勝手に振る舞ってればいいのにね?
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