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2021年12月

韓国で傾いたビル、4年前から地盤沈下が観測されていた……それで誰も騒がないんだ

カテゴリ:建造物 コメント:(73)
タグ: 建造物 日常
「4年前から異常兆候」高陽市、唯一「土地消える現象」が頻繁な理由は(東亞日報・朝鮮語)
「3年ほど前からこの前の道路が切れたのを2、3回ほど見たんです。区役所で補修したのに歩道が引き続き欠けてしまったんです」

2日、京畿道高陽市一山東区マドゥ洞グランドプラザの建物の前で会った近隣住民のイ・ギョンスク氏(57)は、心配な表情で語った。昨年12月31日、この建物の地下3階にある柱が破裂し、入居者が緊急避難する騒動が起きた。さらに、建物前の道路地盤まで沈下したことが観測され、近隣の商人や市民の懸念が高まっている。

2日の本報取材の結果、数年前からこの建物前の道路地盤が何度も沈下していたことが確認された。地図アプリケーションの「ロードビュー」を見ると、2019年10月の撮影写真では比較的平らに見えた建物前の道路が2020年11月以降、写真には明らかに鎮火していた。住民アン某氏(57)は「4、5年前も事故地点で上水道管が飛び出して保守工事が行われた」とし「以後地盤が次第に座って何度も工事をした」と戻った。

住民たちは今回の事故現場だけでなく、近傍にも地盤沈下の危険があるのではないかと懸念している。マドゥ洞と隣接する白石洞の新築工事現場付近の道路でも地盤沈下事件が何度も起きたためだ。

高陽市は2016年以降、この一帯で地盤沈下と道路亀裂現象が8回起きたと明らかにした。 2019年12月には白石洞アルミ公園前の5台の車が約20mに渡って1mの深さに沈んだりもした。グランドプラザの建物から約200m離れたアパートに住む住民キム・モ氏(58)は「もしこの近傍が全般的に脆弱なのではないか心配だ」と話した。高陽市は2日、グランドプラザ建物の精密診断検査に着手した。
(引用ここまで)


 先日、「こういうのでいいんだよ」としてお伝えしたマドゥ駅前のビルが傾いた件ですが。
 実際には道路陥没が4年前からはじまっていた、とのことです。
 道路陥没がどかっとあったわけではなく、その兆候として沈降があったという感じっぽいですね。
 で、報告される度に市は補修をしていたものの、最終的にはこんな事態になった……と。

 まあ、それほど大騒ぎされなかったのは韓国においてはそれほど珍しい事態ではないからでしょうね。
 歩道のうねり具合とか本当にひどいですから。
 雨が降ると歩道に水たまりがひどすぎて人が蛇行するレベル。


 かつて朝鮮日報の特派員として来日していたソンウ・ジョン氏も「日本から帰国して韓国の歩道を見るとあまりにもでこぼこでがっかりする」と述べていましたね。
 実際に韓国の歩道を歩くとやたらに疲れるのですよ。足首までホールドできるトレッキングシューズのほうがいいかもしれませんね。

 そういう状況が日常であれば「ああ、またか」ってなって補修も遅れるでしょうし、原因究明にも至らない。
 韓国では雪解け時期になると道路陥没が連発するのですが、凍っていた地下水が溶けて軟弱地盤が緩むからなのです。
 ですが、今回は雪解けすら待てなかったほどにシンクホールが拡がった……という結果なのでしょう。

 ま、日常だったらしかたない。
 その延長線にはセウォル号やKTXの脱線転覆事故があるのですが。
 それが韓国というもの、ですから。

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日常(1) (角川コミックス・エース)
あらゐ けいいち
KADOKAWA
2012-09-01

「タイがF-35導入に興味」というニュースを韓国が報じる理由とは?

タイ、ステルスF-35 8台購入推進… 「価格引き下げで購入に適正な時期」(聯合ニュース・朝鮮語)
タイがステルス機能のあるF-35戦闘機8大量を購入する方案を推進している。31日の日間バンコクポストによるとナパデット・デュパテミヤ タイ空軍参謀総長は前日30年以上運用したF-5機を置き換える新しい戦闘機が空軍に必要だとF-35購入計画を明らかにした。 ナパデット総長は、特にF-5戦闘機が老朽化し、メンテナンス費用はもちろん安全リスクも大きくなっていると説明した。 彼は米国ロッキード・マーティン社が作ったF-35は初めて出た時、1台あたり1億4200万ドル(約1千700億ウォン)だったが、現在は8200万ドル(約970億ウォン)に落ちた分、今が購入に適切な時期だと言及した。 (中略)

ナパデット総長は、新型コロナウイルス感染症(コロナ19)事態で予算上の制約があることを知っているが、F-35の購入は段階別に進み、技術移転も推進すると説明した。

彼はまた、アメリカのボーイング社とオーストラリア空軍が共同開発した無人ドローンである「ロイヤルウィングマン」についても関心があるとし、F-35 8~12機とともにこのドローンを使用することもできると述べた。

タイ空軍の計画通り、F-35の購入が現実化するかは未知数だ。
(引用ここまで)


 タイ空軍の参謀総長が老朽化の激しいF-5の後継機としてF-35の導入を視野に入れている、とのニュース。
 現在、F-35Aは1機につき7790万ドルほどとなっており、お手頃感が出ています。
 最近もスイス、フィンランドで導入が決まり、ついでカナダでの次期主力戦闘機もおそらくF-35に決まるだろうとされています。
 現在、アメリカ以外の国が入手可能なステルス機として最強の機体がここまで値下がりしているのですから、当然といえば当然。


 ロッキード・マーティンによると12月時点でA/B/C型併せて730機以上がデリバリされているとのこと。



 日本でも三菱重工による組み立てが継続していますが、これはおそらくロッキード・マーティンの工場がキャパぎりぎりなので日本向けはできるだけ日本で手当てしてほしいという意向が働いているのでしょう。

 F-35Aの1機7790万ドル(≒90億円弱)は東南アジアの国々でもなんとか頑張れば手の出せる額。
 もちろん、その他の維持費等は第4世代、4.5世代よりはかかりますがそれを置いてもコストパフォーマンスが高いと判断されている。
 まあ、実際にタイがF-35Aを導入できるかどうかはともかく。
 そういう方向に動きつつあり、F-35Aが21世紀における大ベストセラーとなるのは間違いありません。


 で、なんでその「タイがF-35導入を視野に入れている」というニュースが韓国で報じられているかですが。
 韓国的には東南アジアの国々はKF-21の顧客候補だったのですよ。
 2016年後頃から勝手に顧客としている、というべきか。



 上のKAIによる特にタイ、インドネシア、マレーシアは太い顧客であると見られていたことが分かります。
 インドネシア、タイはベストケースで50機以上。マレーシアはその半分ていどが期待されているというところかな。
 タイは韓国製の練習機であるT-50を数機導入していることからも有力な顧客として期待されていたわけです。
 ですが、KF-21の予価はこの時点で6210万ドル。
 もはやF-35Aとは1500万ドル差でしかない。「F-35Aを10機導入する予算でKF-21が12機買えますよ」って言われても購入意向にはなんら響かないでしょ。
 F-35よりも維持費の安いと思われるグリペンEですらフィンランドでのコンペで敗れたのですから、維持費の安さがポイントとしても響かない。
 対中国を考えるのであればなおのこと。

 フィンランドやスイスは対ロシアを見据えてF-35を導入したように。
 東南アジアの国々もF-35導入をする可能性がある。まあ……アメリカがそれを許すかどうかは別として。
 KF-21の出番、どこかにあるといいですね?

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