「イ・ジェヨンサムスン電子副会長は来る3月9日大統領選挙で誰に投票するか」
大統領選挙が50日も残っていない状況で、経済界の最大関心は次の大統領が誰になるかということだ。大企業でも中小企業でも経営者でも職場でも、2〜3人ほど集まると、誰が次の大統領になるのか各自の観測を出している。大統領中心制である韓国では、大統領によって法人税などをはじめとする多様な企業政策、労働政策などが大きく異なるため、企業経営活動に及ぼす影響が大きいためだ。
財界ではイ・ジェヨンサムスン電子副会長が誰に投票するのかというのも大きな関心だ。国内1位の大企業総数がどの候補を支持するかという側面もあるが、イ副会長が現在有力走者であるイ・ジェミョン共に民主党候補とユン・ソクヨル国民の力候補とある程度「縁」があるためだ。 (中略)
イ・ジェミョン候補とは個人的な縁は知られていないが、イ候補は先月サムスン経済研究所を訪問して「サムスンやこういうところで基本所得を話してみるのはどうだろうか。実は私がイ・ジェヨン副会長にもその話をした」と話した。この候補がイ副会長を取り上げたのは、この時が初めてではない。2017年、イ副会長が国政壟断事件でパク・ヨンス特検に召喚される当時、イ・ジェミョン城南市長(当時)は自身のFacebookに「イ・ゴンヒ-イ・ジェヨン一家の脱法・不法な経営権相続行為は去る40年間繰り返されてきたが、きちんと処罰されたことがない」とし「ろうそく民心は朴槿恵退陣とともに財閥体制解体を要求した。その出発は財閥の違法、脱法に対する厳重な処罰と特権解体でなければならない。イ・ジェヨン拘束で財閥体制解体の出発線に立たなければならない」と書いた。しばらくしてイ副会長は拘束された。ある財界人事は「今は経済を生かす大統領になるだろうと打ち出しているが、かつて財閥解体を強く主張したイ・ジェミョン候補をイ副会長が支持するのは容易ではないだろう」と話した。
(引用ここまで)
なるほどなぁ。
日本と韓国で最大の違いを見せつけられた感じです。
まあ、最大財閥であるサムスングループの長であるイ・ジェヨン副会長が大統領選でどちらの候補を支持するかが話題になるっていう。
引用部分にあるようにイ・ジェミョン候補はアンチ財閥。
「財閥解体こそがろうそく革命の意思」とか言っちゃうレベルで。
かといって、ユン・ソンニョルは検察総長時代にイ・ジェヨン副会長を拘束した張本人。
牢屋にぶちこんだ側だったりするのです。
で、イ・ジェヨン副会長がどちらの候補に投票するのか。
実情はこんな感じ。
こういう財界の噂話を聞いた法曹人たちは「私たちはその答えを知っている」とし「イ副会長はどちらにも投票しないだろう」と話した。過去の問題で投票しないのではなく、より正確にいうのであれば投票できないということだ。現行選挙法第18条は、選挙日現在1年以上の懲役又は金庫を宣告され、服役中又は仮釈放された者は、選挙で投票できないようにしている。現在仮釈放中のこの副会長は選挙権がないのだ。
(引用ここまで)
下された刑期満了までは投票できない、っていうのは日本のシステムと一緒……というか、まんまパクってるんでしょうね。
かつては同音異義語での間違いを避けるために、最後の最後まで法律関連は漢字が使われていたのですが、最近になってハングルになったそうです。
じゃあ、しょうがないか(なにが)。
あ、今日発表の世論調査で10%ポイントの差がつきました。
ユン43.8%-イ33.8%支持率2桁の格差……アン11.6%(東亞日報・朝鮮語)
うーん……。イ・ジェミョンつらいか、これは。
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