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2021年12月

日本政府、佐渡金山の世界文化遺産への推薦を決定→韓国政府「そのような試みを中断することを厳重に求める!」と駐韓大使を呼び抗議

佐渡金山、世界遺産に推薦(共同通信)
 岸田文雄首相は28日、「佐渡島の金山」(新潟)の世界文化遺産登録を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦すると表明した。歴史問題を巡る韓国の反発を受け、見送りを検討していたが、地元自治体だけでなく自民党内からも推薦を求める意見が上がり方針転換した。2023年の登録を目指す。
(引用ここまで)


 ユネスコの世界文化遺産への登録推薦を見送る、とされていた佐渡金山について推薦を行うことが表明されました。
 そういうどっちつかずの態度が信頼されていない理由のひとつなんだけど、理解できてるのかな……。
 まあ、「君子豹変す」は悪いことじゃないですけどね。

 見送りの理由として「韓国の反対がある」ことが挙げられていましたが。
 確かに「国際的に議論のある遺産については、当事国同士で話し合う」というのが、日本が旗振りをして制定されたユネスコの新しいルール。
 慰安婦に関する資料について、世界の記憶への登録保留を勝ち取ったのは記憶に新しいところです。

 ようやくまともな外交ができるようになった、と楽韓Webでも評価したことがありますね。
 日本のやりかたは「枠組みの中」で動きがちなのですが、枠組みを変えることに成功した例でした。


 今回はその「論争のあるもの」のカードを韓国が逆手にとって使ってくるのではないか、とされているのですが。
 もちろん、それは予測の範囲内。
 でも、だからといって推薦をしないということはあり得ないのですよ。

 実際、韓国外交部からは「登録阻止に全力を投じる」とのコメントが出ています。

佐渡金山推薦中止を要求 登録阻止に全力―韓国外務省(時事通信)
韓国外務省は28日、報道官声明を出し、日本政府が「佐渡島(さど)の金山」を世界文化遺産候補として推薦する方針を決めたことに対し「強い遺憾」を表明し、「このような試みを中断することを厳重に求める」と強調した。また、崔鍾文外務第2次官が相星孝一駐韓大使を呼び抗議した。
(引用ここまで)

 さっそく争う気満々。
 「各国に強く働きかける」だそうで。こんな話に乗ってくれるのは中国くらいでしょうけども。
 ま、論争するのもありでしょう。

 ユネスコの場で論争でもなんでもすればいい。
 最悪、登録されない可能性もあるでしょう。
 それはそれでOKなのでは?
 佐渡市にかぎらず、日本からの韓国への印象はさらに悪くなるでしょうね。

 その一方で佐渡金山が登録できれば韓国の言い分が否定される。
 結論がどっちでも、日本に損はないのですよ。
 実はこれ、韓国が佐渡金山の登録に口を出した時点で負けてるのです。
 それに気がつかずに推薦撤回しようとした外交センスのなさよ……。

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ムン・ジェイン政権の後継者となるはずだったチョ・グクを捜査した検事長、嘘で疑惑を書き立てられ、殴られ、虚偽告発までされていた

韓東勲検事長「柳時敏氏のうそで4回も左遷された」(朝鮮日報)
チョ・グク元法務部長官を巡る事件の捜査を指揮してきた韓東勲(ハン・ドンフン)司法研修院副院長(検事長)は27日、名誉毀損の罪で起訴された元盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団理事長、柳時敏(ユ・シミン)被告の裁判に証人として出廷し、「柳氏や今の権力者はまるでどんなことをしても、自分たちのことは捜査してはならないという超憲法的な特権階級かのように行動した」と述べた。

 柳被告は2019年12月と20年7月、動画投稿サイトのユーチューブで、「検察が盧武鉉財団の口座をのぞいたという事実が分かった」「当時韓東勲がいた反腐敗強力部が(口座を)見た可能性がある」と述べ、韓氏の名誉を毀損したとして、21年5月に起訴され、審理が続いている。柳被告は21年1月、発言内容について、「疑惑は事実ではなかったと判断する」と公開謝罪した。
(引用ここまで)


 ハン・ドンフンという検事長、さまざまな事件に巻きこまれています。
 まず、このユ・シミン前ノ・ムヒョン財団理事長によって「我々の口座を覗き見た」という疑惑をかけられたこと。
 記事中にあるようにすべてが虚偽であったことが分かっています。

 そして、チャンネルA事件に巻きこまれ、チャンネルAというメディアの記者と共謀しているとの疑いがかけられたこともあります。
 当時の法務部長官(大臣に相当)のチュ・ミエ長官が15年ぶりの捜査指揮権を発動して捜査したのですが。
 なんの証拠も出てきませんでした。
 件の記者がハン・ドンフン検事長の名前を使って取材対象に圧力をかけようとしていただけというオチでした。

 そのチャンネルA事件について、スマートフォンの提出を求められた際に部下にマウントポジションをとられて暴行されたなんてこともありましたね。

 で、なんでハン・ドンフン検事長にだけこんな事件がやたらにふりかかるような事態になっているのか。
 ハン検事長はチョ・グク事態の捜査を牽引していた人物だからなのですね。
 チョ・グクへの捜査をなんとかしてやめさせよう、あるいは手心を加えさせようと圧力が加えられていたのです。
 もしくはチョ・グクが起訴されたことへの意趣返し。

 引用文中に「柳氏や今の権力者はまるでどんなことをしても、自分たちのことは捜査してはならないという超憲法的な特権階級かのように行動した」とありますが。
 まさにその通りのことをされてきた人物といえるでしょう。


 その意趣返しになぜノ・ムヒョン財団の理事長が加わっているかという話ですが。
 このユ・シミンという人物、そもそもノ・ムヒョンの側近のひとりでした。ムン・ジェインと同じく、ですね。
   ノ・ムヒョン財団といえば、初代理事長はムン・ジェイン大統領。
 ムン・ジェインは理事長であった当時に、ノ・ムヒョンとの回顧録なんかも出版してました。
 彼らからしてみると、ノ・ムヒョン→ムン・ジェイン→チョ・グクと続くはずだった政権のバトンを途絶えさせた大悪人こそがハン・ドンフン検事長、というわけです。

 というわけで「政権に楯突いた」と認定されたことで、ハン検事長には圧力が加えられ続け、左遷され続けてきたと。
 尋常じゃないですね。
 ま、韓国で傍流となった検事ってこういう運命を辿るものなのですが。

 一方でチョ・グクがどれほどムン・ジェインや親ムン派から期待されていたのかということが理解できるのではないでしょうか。
 イ・ジェミョンが共に民主党からの大統領候補でありながら、親ムン派からの支持を獲得できていないというのはこうした「ノ・ムヒョンからの直系ではない」という部分が大きいのですよ。

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韓国通の政治学者「韓国はクアッド首脳会議に参加要請されていたが断った」→韓国政府「事実無根だ!!」……さて、本当のことを言っているのは?

米国外交安保専門家「韓国、昨年のクアッド首脳会議招待を断った」 韓国外交部「事実無根」(中央日報)
「韓国が昨年3月の日米豪印戦略対話(QUAD=クアッド)首脳会議の招待を断った」という米国外交安保専門家の主張に、韓国政府が「事実無根」と反論した。これまで韓国政府はクアッドに関連して「加入を要請されたことはない」という立場を維持してきた。

米戦略国際問題研究所(CSIS)韓国碩座のビクター・チャ氏は今月26日(現地時間)、米外交専門紙「フォーリン・ポリシー(FP)」に寄稿した「なぜ韓国大統領選挙が米国にとって重要なのか」と題する記事で「信頼できる消息筋から2021年3月クアッド首脳会議を控えて韓国が出席の提案を受けたが断ったと聞いた」と明らかにした。当時の会議はクアッド構成後に初めて開かれた最高級協議だった。チャ氏はまた「今年3月の韓国大統領選挙の結果によってクアッド参加推進など韓国の対外政策に大きな変化があるだろう」と展望した。具体的に「韓国の与党大統領候補はクアッド参加への可能性に対して沈黙していて、野党指導部は政権を取った場合、クアッド参加を直ちに推進すると公開的に明らかにしたと聞いた」という。 (中略)

実際、与党「共に民主党」大統領選候補の李在明(イ・ジェミョン)氏は今月4日の記者会見で「公式的にはクアッド加入を要求されたことはなく議論したこともないため、前もって何らかの決定をする必要はない」として留保の立場を示した。反面、野党「国民の力」大統領選候補の尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏は24日に外交安保分野の公約を発表しながら「クアッド傘下のワクチン・気候変動・新技術ワーキンググループに参加して機能的協力をしながら今後正式加入を模索する」と明らかにした。

韓国政府はこの寄稿文の内容に強く反論した。外交部の崔英森(チェ・ヨンサム)報道官は27日の定例記者会見で「事実と異なる」とし「我が国はクアッド4カ国のどこの国からも直接的に参加要請を受けたことはない」と明らかにした。
(引用ここまで)


 アメリカの外交シンクタンクCSISで韓国問題を主として取り扱っているビクター・チャ氏が「アメリカは韓国をクアッド首脳会談に招待していた」と発言。
 去年3月のもの、ということはテレビ会議で行われたほうですね。

 クアッドの中でもインドはクアッドの外相会談までは許容していたのですが、それ以上となる首脳会談を渋っていた側面もありました。
 ただ、その前年から続く中印国境での衝突による国民感情の悪化もあって、あるていど積極的に参加するようになった……という感じでしたね。

 そこに出席しないかと提案されたが、韓国政府が断った……と。
 これまでも韓国政府は「クアッドに参加要請がきたことはない」という建前を固持しています。
 ただ、実際には外交筋から「参加を要請したが断られた」という話が漏れ聞こえています。
 去年の4月に読売新聞からスクープがありましたし、それ以前にもちらちらとリークがありました


 というかまあ、そもそもトランプ政権のビーガン国務副長官(当時)は「クアッドに何カ国か加えたクアッドプラス」という構想を述べていて、そこに韓国が入るべきだという話をしていましたからね。
 参加要請はあって当然というべきか。

 ただ、「韓国にクアッドへの参加要請があったと聞いている」と名前を出して明白に述べたのはビクター・チャ氏がはじめてかな。
 彼はトランプ政権下で駐韓大使に選ばれたこともある(就任前に撤回)人物ですから、そのコネクションは確かでしょう。
 クアッドについては「オーストラリアは意を決して対中戦略というダンスフロアに出てきたが、韓国はフルーツポンチの脇に座っているだけ」なんて辛辣なコメントを出したこともあります。

 でもって韓国政府はいつものように「どの国からも参加要請はなかった」と反論していますが。
 地政学的に見て、かつアメリカの主要同盟国であることを考えて韓国に参加要請がないはずがない。
 中国を前にしてムン・ジェインがなにも動きを取れなかったというだけでしょうね。
 むしろ、アメリカも事実を積み重ねるために断るであろうことを前提に要請していたまでありますわ。

 ま、外交筋で「参加要請はなかった」との韓国政府の言葉を信じる人物はいないでしょう。
   そんなことを信じるとしたら「ロシアの侵攻はありえない」とか言っているレベルの間抜けさですよ。
 そんな間抜けなヤツおらんやろ。
 ……え、けっこういるの!?

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楽韓さん、本日の動向 - くぅ、5万円あったらなー

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 さて、ちょっと前に東新宿でサンサールのランチだったのだ。相変わらずダルバート。

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 確実なうまさ。

 それと神田のアーンドラダバで16日にポンガルデイのスペシャルミールスがありましたね。すっかり忘れてた。

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 腹が裂けるかくらいの多さ。インド的おもてなし。たまーにこういうイベント的なものもよいですね。
 どちらもランチの混雑時を避けてかつ、黙食でささっと帰ってくる。

 さて、Kindleでコミックのセールがはじまってまして。中規模くらいかなー。
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