相互RSS募集中です

2022年04月

韓国メディア「アメリカとの常設通貨スワップ協定は土台構築ができた」……そうかぁ?

「韓日、政治的葛藤より通貨スワップが重要」(毎日経済・朝鮮語)
「外国為替市場を安定させるために、韓国銀行は基準金利を急速に引き上げる必要があり、韓米通貨スワップとともに日本との通貨スワップも慎重に考慮しなければならない。」

カン・サムモ韓国国際金融学会長が26日、ソウル明洞銀行連合会館で開催された「グローバルインフレによる金融市場リスク要因と新政府政策課題」セミナーの開会歓迎社でこのように注文した。韓日通貨スワップは2015年を最後に中断された後、両国間の外交摩擦でまだ再開されていない実情だ。しかし、ユン・ソク熱政府が発足した後、実益のために韓日通貨スワップを再稼動しなければならないという注文が続いている。

カン会長もこの日開会会社を通じて「2~3年前は現実的に日本との通貨スワップが難しい状況だったが、今は政治的利害関係を離れて議論を始めなければならない時点」と主張した。
(引用ここまで)


 韓国の「韓国国際金融学会長」であり、東国大学のカン・サンモ教授が「米韓通貨スワップ協定も当然だが、日韓通貨スワップ協定もだ」と言い出してまして。
 この教授、延々と米韓通貨スワップが必要だと述べてきた人でして。
 現状の韓国経済に大きな脆弱性があることを警告しています。

 つい先日も似たような話をしていたのでそちらの記事もピックアップしておきましょうかね。

「外貨準備だけが答えではない…米韓、日韓常設通貨スワップが必要」=韓国報道(Wow! Korea)

 なんとかして米韓首脳会談で常設レベルの通貨スワップ協定を結べないかという話をしています。
 なお、日韓通貨スワップ協定でその前提として必要となる「ハイレベル経済協議」は、釜山の日本総領事館前に慰安婦像の設置を黙認したことによって中止になっています。
 それがなにも動いていない以上、中止されたままですね。

 ちなみに韓国メディアでは「米韓首脳会談は大成功だった」という設定になってまして。
 特に「為替市場での協力」という言葉があったので、常設通貨スワップ協定は構築できたも同然だ、みたいな話が出ています。

韓米共同宣言文に初めての登場した為替市場協力…「常設通貨スワップ」構築の土台か(中央日報)

 うーん、微妙。


 米韓首脳会談の共同声明を見るとこんな一文があります。

ユン大統領とバイデン大統領は、今年10周年を迎えた韓米自由貿易協定(KORUS)が依然として我々の経済関係の基盤であることに同意した。両大統領は、持続可能な成長と秩序正しく機能する外国為替市場を含む金融の安定を促進するため、外国為替市場の発展について緊密に協議する必要性を認識する。両大統領は公正で市場に基づく競争について共通の価値観と本質的な利益を共有し、市場を歪める慣行に対処するために協力することにコミットする。
(引用ここまで)

 なんとも微妙。
 確かに「為替市場の安定を促進するために、外国為替市場の発展について緊密に協議する必要性を認識する」という一文はあるのですが。
 これで通貨スワップ協定間違いなしかって言われると……どうなんだろうね、といったところ。

 アメリカの立場からすると米韓FTA(KORUS)があるのだから、勝手に為替介入するなよって言っているようにも見えますよ、これ。
 オバマ大統領時代に、米韓首脳会談後の共同声明に「もう為替介入はいたしません」って書かれそうになったなんてことがあったほどでして。

 特に最後の「市場を歪める慣行に対処するために協力することにコミットする」って一文は、当時の話を思い起こさせますね。
 はっきり言って、米韓FTAこそがTPPを潰した原因ですし、かつ「FTAなんぞクソだ」と叫ぶトランプを大統領に押し上げた原因のひとつであることに間違いはないのです。
 FTAを結んだのに為替介入を繰り返して自国の都合のいいように自由貿易協定をもてあそんだのですから。

 そうした「歴史的な背景」を見るだに、これが「通貨スワップ協定の土台」には見えないなぁ。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

慰安婦支援団体「我々は慰安婦合意の内容を知らされていなかった。当事者不在の合意だ!」→嘘でした

韓国政府 尹美香氏に慰安婦合意内容を事前説明=面会記録公開(聯合ニュース)
「東北アジア局長と挺対協代表の面談結果(日本軍慰安婦問題)」と題した文書には、「外交部の東北アジア局長が15年3月9日に挺対協の要請で尹氏と会い、慰安婦問題に関する韓日の協議動向や死去した慰安婦被害者に対する補償問題、被害者の意見のとりまとめなどについて意見を交わした」と記録されている。

他の文書には、同年3月25日と10月27日、合意発表前日の12月27日にも東北アジア局長が尹氏と会って協議したことが記されている。

 対話内容は黒塗りになっているが、対話を要約した項目タイトルは一部公開された。それによると、東北アジア局長は「慰安婦交渉の進行状況」や「最近の日本側の雰囲気」など、尹氏は「挺対協が受け入れられる慰安婦問題の解決水準」や「挺対協が推進予定の事業」などにそれぞれ言及した。 (中略)

 この文書には「局長が発表時までの対外秘を前提に、今回の合意に日本政府の責任痛感、安倍(晋三)首相の謝罪・反省表明、日本政府による予算からの10億円程度の拠出(財団設立)などの内容が含まれると明らかにしたことに対し」というくだりがある。

弁護士会の関係者は会見で、「尹氏は朴槿恵(パク・クネ)政権が慰安婦被害者や被害者支援団体の意見を聞くこともせずに日本と合意したと非難していた。なぜそうした虚偽を言ったのか分からない」と述べた。
(引用ここまで)


 慰安婦合意の内容について、当時正義連の代表であったユン・ミヒャンが事前に知っていたのではないかという話は幾度も出ています。
 元外交部職員からも「事前に説明した」というリークもあったほどでしたね。
 事前に知っていたのは確実で、どれほどの中身を知っていたのかという部分が問われていた感じです。
 基本的な内容、すなわち「10億円が償い金として韓国に渡される」「そのお金で財団を設立する」「安倍総理が謝罪する」といったものが知らされており、

 ちなみに本人は「説明を受けたことなどない」と主張していたのですが、あとになってから「前日に新聞記者が知っていたのと同じくらいの内容は知っていた」と証言を転じていました。
 なお、慰安婦合意は秘密裏に進行しており、前日までに内容を知っていた新聞記者は存在していません。「なにか日韓間で進行しているっぽい」くらいのリークはありましたけどね。


 今回、裁判を経て外交部から公開された資料によると、外交部とユン・ミヒャンは最低でも4回は事前に会っており、説明を受けていたことが判明しています。
 しかも外交部の東北アジア局長だったイ・サンドク氏による説明だったとのこと。
 で、合意内容を知らされて「我々が受け入れられる解決水準だ」と語ったとされています。

 つまり──

・ユン・ミヒャンは事前に慰安婦合意の内容を知っていた。
・外交部当局者に「我々も納得できる内容だ」と語っていた。
・しかし、慰安婦らには内容を伝えずに握りつぶした。
・発表後に「我々は知らされていなかった。当事者不在の合意だ」と言い出した。

 ……悪質だわ。
 この合意で慰安婦問題が解決してしまうと、自分たちの食い扶持が消滅してしまうのでこのような工作に及んだということでしょう。

 ユン・ミヒャンと外交部の対話内容が公開されたことで韓国側はまた一歩追い込まれたともいえます。
 慰安婦合意の扱いをユン・ソンニョル政権がどのようにするつもりなのか。
 来月に外交部長官(外相に相当)が訪日するともされていますが。さて。


Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから。→

韓国政府「CPTPPに加入しても福島産水産物の輸入は認めない」ときっぱり……それじゃ日本は加入を認めないけどね

韓国海洋水産部長官「TPP加入しても福島産水産物の輸入認めない」(中央日報)
海洋水産部の趙承煥(チョ・スンファン)長官は25日、環太平洋経済連携協定(TPP)と関連し、「協定に加入しても国民の健康と安全のため日本の福島産水産物輸入を禁止した既存の立場に変化はない」と明らかにした。

趙長官はこの日政府世宗(セジョン)庁舎で開かれた担当記者団との昼食懇談会で「TPPは国益のために進まなければならないものという韓国政府の立場は理解する」としながらこのように話した。

彼は続けて「福島産水産物輸入に対しては断固として国民の安全・健康が(優先であり)重要だという考え。漁民が受ける被害に対しては十分に補償するだろう」と付け加えた。
(引用ここまで)


 ムン・ジェイン政権がCPTPPへの加入申請を決定して、任期が終わるまでに申請するという話だったのですが。
 どうも正式申請はされていないっぽいですね。
 少なくとも現状では正式な加盟申請があったという報道やリリースが行われたとは認識していません。

 CPTPPへの加入はユン政権に引き継がれた数少ない政策のひとつといえるでしょう。
 で、海洋水産部長官(大臣に相当)が「TPPに加盟したとしても福島産水産物の輸入を認めない」と発言した……と。

 いや、そんなことできないからね?
 まず、科学的な背景を持たない輸出入の規制をCPTPP加盟国はできない。台湾、イギリスがそれぞれ日本産の水産物、農産物の輸入規制を解除したのはそれが理由。
 台湾は農産物のごく一部について輸入規制を残していますが、「野生キノコ、野生獣肉類、コシアブラ(山菜)」についてのみ。
 これらは日本からも輸出規制がかかっているもので、あくまで「念のため」という感じ。
 生物濃縮があり得るものについてなので、科学的検証に基づく規制。


 というか、申請しても「原加盟国すべての賛成を得ること」という条件が達成できませんわな。
 日本は韓国だけでなく、日本産の水産物・農産物に対して輸入規制を敷いている国々に対して度々、科学的根拠に基づかない理不尽な規制をやめるようにと呼びかけてきました。
 結果、ここ最近目立つものだけでもアメリカ、台湾、イギリスと規制を撤廃しています。
 現在、大規模な輸入規制をしているのは中国(香港、マカオ)と韓国だけ。

福島県産食品の輸入規制の状況(福島県)
諸外国・地域における規制措置の変遷(農林水産省)

 それ以外の国々もほぼ輸入規制を撤廃しています。
 検査証明書が必要なところはまだけっこうあって、それをどうするかが今後の課題ですかね。
 あ、韓国と中国は論外です。

 日本政府は福島産水産物・農産物の輸入規制を続ける国によるCPTPP加盟を許さないでしょう。
 規制を解除してきた国と同じ恩恵を与えるわけにはいかないからです。
 イギリスの加盟は今年中くらいには認められると思いますが、その際にアナウンスするとよいんじゃないですかね。
 「イギリスは水産物・農産物の輸入規制を解除したことからCPTPPへの加盟を認めたのだ」って。
 それくらいやらないと日本の立場というものを理解できないでしょうからね。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

楽韓さん、本日の動向 - ルトワック、トッドの新書セールが今日までですよ

【PR】Kindle Unlimitedが2ヶ月で99円のキャンペーン中です。

 Kindleの50%ポイント還元セールが今日まで。
 文春新書メインで紹介してきましたが、一応もう一度。

 ルトワック、トッドの著作がそれぞれすべて対象になってます。ルトワックはまず中国4.0、トッドは問題は英国ではない〜をおすすめ。

中国4.0 暴発する中華帝国 (文春新書)
エドワード・ルトワック
文藝春秋
2016-03-18



 ルトワックの最新刊ラストエンペラー 習近平もなかなかおすすめ。

ラストエンペラー習近平 (文春新書)
エドワード・ルトワック
文藝春秋
2021-07-19


 今回このセールで買ったのは、アフター・リベラル 怒りと憎悪の政治 、脳寿命を延ばす 認知症にならない18の方法、福島第一原発事故の「真実」、司馬遼太郎のロシアについて くらいだったかな。



福島第一原発事故の「真実」
NHKメルトダウン取材班
講談社
2021-02-26

ロシアについて 北方の原形 (文春文庫)
司馬遼太郎
文藝春秋
2017-04-21


 あと昨日も書いた反日種族主義の2冊。

反日種族主義 日韓危機の根源 (文春文庫)
李 栄薫・編著
文藝春秋
2022-03-08

反日種族主義との闘争 (文春e-book)
李 栄薫・編著
文藝春秋
2020-09-17


 高田馬場のアプサラというスリランカ料理のお店でランチのスリランカプレート。
 わりと前に行った四次元食堂のすぐそば。高田馬場というか、西早稲田の駅ですね。

PXL_20220523_054636532.PORTRAIT.jpg

 けっこうおいしかった。
 近くに来たら候補のひとつにはなるところですかね。ランチのバナナリーフカレーも食べてみよう。

 今日のKindle日替りセールからのピックアップこちら。

韓国メディア、社説まで出して「日本の国連常任理事国入りに反対する!」と主張

カテゴリ:日韓関係 コメント:(101)
韓国の市民団体が声明「日本の国連常任理事国入りの試みを糾弾する」(ハンギョレ)
 韓国の市民団体「独立」(理事長イ・マンヨル)は24日、声明を出し「反省のない戦犯国家である日本が国連常任理事国入りしようとする試みを厳重に糾弾する」と明らかにした。

 声明によると、23日に日本を訪問したジョー・バイデン米大統領が、岸田文雄首相との首脳会談で「日本の国連常任理事国入りを支持」と明らかにしたことに関連して「問題は戦争国家日本の復活」だと指摘した。 (中略)

 同声明は、「我々は、日本の試みが北東アジアの平和と善隣友好の韓日関係を埋葬する退行だと規定する。また、我々はこのような退行が日本の孤立に帰結することをはっきりと警告する」と主張した。さらに、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権に向けて「日本の極右勢力のうごめきに断固として対抗しなければならない。大韓民国は天から落ちた国ではない。日帝の強制占領に対抗して戦った先烈たちの血で取り戻した国だ。未来志向的な善隣友好の韓日関係も、このような歴史認識の共有が前提だ。戦争国家日本が復活するならば、歴史はその責任を尹錫悦政権に問うであろうと厳重に警告する」と明らかにした。
(引用ここまで)


 韓国で「バイデン大統領が日本の国連安保理常任理事国入りを支持した」という話がまだまだ衝撃を与えていまして。
 市民団体が反対声明を出していたり。
 さらには社説で「日本の常任理事国入りに反対する」とかいう新聞社もあるのですよ。

[社説]日本の国連安保理常任理事国進出に反対する(民衆の音・朝鮮語)
[社説]日本国連常任理事国進出、時期尚早だ(韓国日報・朝鮮語)
[社説]過去の反省のない日本、安保理常任理事国資格なし(東亞日報・朝鮮語)

 まあ、効いちゃってますね。
 韓国の認識では「戦犯国である日本は世界中から嫌われている」ということになっているのですよ。
 世界の国々が日本の相手をしているのは金を持っているからだけ。
 彼らからの尊敬を一身に受けるのは韓国だ、っていうアレ。

 東亞日報の社説でも「戦犯国」って連発していますしね。
 軍事費の増枠もだいぶ気になっているようです。


 コーヒークラブ、という安保理常任理事国を増やすことを阻止しようとしている国々があるのですが。
 1990年代から反対に回っているのですね。

 たとえばアルゼンチンはブラジルに対して。
 イタリアはドイツに対して。
 パキスタンがインドに対して。
 そして韓国が日本に対して……というように、それぞれ目的が違っているのですよ。

 安保理常任理事国に入るということは国力が増強される、ということで。
 当該国の周辺国はそれに反対するに決まっている、のですが。

 もはや「国連」という枠組みが動作不良を起こしている。常任理事国が国連で禁じられた侵略行為を行っている。
 そんな中でアメリカが「国連改革が必要だ。その暁には日本に常任理事国に」と言い出したことは1990年代のそれとは違うのです。
 もう韓国がどうのこうの言うんだったら、国連を改革して見せろって話なんだよなぁ。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→