日本経済新聞によると、岸田首相は韓日関係改善に対する意志を示すために最側近である林外相を就任式に首相特使として派遣した。林外相は岸田首相が会長を務める派閥「岸田派」の所属で、派閥内「ナンバー2」と言われている。
林外相が持参する岸田首相の親書は、韓日政策協議代表団が先月26日に岸田首相と面談した際に手渡した尹氏の親書に対する返信の意味を持つ。 (中略)
9日、民間放送ネットワークで「JNN」によると、7~8日に日本全国18歳以上の男女2462人を対象に実施した調査の結果、「尹錫悦政権発足が日韓関係の改善につながると思うか」という質問に「期待している」が44%、「期待していない」が46%であることが分かった。
これに先立ち、3月15日に発表されたNHK世論調査では今後の韓日関係の見通しに対して「変わらない」が59%で最も多く、「良くなる」25%、「悪くなる」4%という結果だった。
(引用ここまで)
TBSの調査では、新政権に対して「日韓関係の改善について──」
・期待している 44%
・期待していない 46%
NHKの調査では新政権が誕生して日韓関係は──
・変わらない 59%
・よくなる 25%
・悪くなる 4%
根本的に韓国に対して諦めている感がありますね。
NHKの調査での「変わらない」というのは、史上最悪の関係が継続するという意味ですから。
もうなにをどうしても韓国が変わらないのだ、という認識がある。
「期待する」なんていうライトな希望ですら持っていないほうが多い。
逆にいうと、こうした世論調査に日本政府は支えられている、という部分があるのです。
無理に関係改善することが期待されていない。
そうした日本国民からの支持があるからこそ、強硬な姿勢を取り続けることができているわけです。
これについては楽韓Webも多少の貢献はしているだろうな、とは思います。
20年やってきてますからね。
今日の記者会見で岸田総理が「日韓間に難しい問題があるが、このまま放置はできない」と発言したことを「関係改善への意欲」と報じているところもあるのですが。
記者会見全文を見てみるといつものように「国と国の約束を守ることが基本」と述べていて原則は変わっていないことが分かると思います。
G7首脳テレビ会議等についての会見(首相官邸)
まず、林外務大臣、尹(ユン)大統領の就任式に出席をするわけでありますので、改めて尹大統領の就任についてはお喜びを申し上げたいと思います。その上で、今、国際社会、国際秩序の根幹が揺らぎかねない、こうした事態を前にして、改めて日韓、あるいは日米韓の協力の重要性を強く感じております。日韓の間においては、御承知のように難しい問題が存在するわけではありますが、このまま放置することはできないとも思っています。国と国との約束は守る、これは基本としながら、先日の代表団とのやり取りも踏まえ、我が国の一貫した立場に基づいて取組を進めていきたいと考えています。
(引用ここまで)
ウクライナ事態を受けて、いまだにそんなことをやってんだったらやばいよ……という提言にも見えますね。
ユン政権の対日外交についてはそれほど期待はできないと思いますが。
ま、とりあえずは様子見です。
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