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2022年04月

岸田総理、ドイツ首相訪日時に「ドイツの慰安婦像を撤去してほしい」と要請していた

〈独自〉岸田首相、独首相にベルリンの慰安婦像撤去を要請(産経新聞)
岸田文雄首相が先月28日の日独首脳会談で、ドイツの首都ベルリン市ミッテ区に設置されている慰安婦像の撤去を要請していたことが分かった。区が定めた慰安婦像の設置期間は8月までだが、像を設置したドイツの韓国系市民団体は設置延長や永続設置に向けたロビー活動を展開している。政府は首相が直接働きかけることで、撤去の早期実現に結び付けたい考えだ。

岸田首相はドイツのショルツ首相との会談で「慰安婦像が引き続き設置されているのは残念だ。日本の立場とは全く違う」と伝え、像撤去に向けた協力を求めた。

首相が像撤去を直接要請するのは異例だ。政府関係者は「これまでもさまざまなレベルで撤去を働きかけてきたが、首相が伝えれば強いメッセージになる」と事態の打開に期待を寄せる。
(引用ここまで)


 別の記事でエントリ書いていたのですが、というかもうほとんど書き終えていたのですが急遽ニュースが入ったのでちょっと変更を。
 28日、29日にドイツのショルツ首相が訪日していたのですが、その場で岸田総理がショルツ首相に対して「ドイツで展示されている慰安婦像を撤去してもらいたい」と要請していたと。

 慰安婦合意を実際に発表した岸田総理ならばこそ、といった部分かな。
 慰安婦合意には「国際社会においてお互いに非難・批判することは控える」とか「韓国政府は像の撤去に努力する」といった項目があるのですね。

日韓両外相共同記者発表(外務省)

 それを根拠として「撤去してくれ」と言うことはできるわけです。


 まあ、個人的にはあんなどうでもいい像なんか放置していても、誰もなんの興味も持たないとは思いますが。
 「像撤去に努力する」って合意しながら、なんの努力もしていない韓国政府に嫌がらせのひとつくらいはやってもよいでしょう、という感じですかね。
 フィリピンあたりだと撤去も成功しているとのことですし。

 とりあえず岸田総理に関してはこの方向性でやってもらえればよいのではないでしょうか。
 ただまあ、ドイツでもやたらに左派が強い、かつ自分たちのやってきた残虐さを「日本も変わらない」として希釈化させたいのでなかなか難しいとは思いますけどね。
 でもまあ、法律に基づいて撤去できるのであればそれが一番よい。

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日経新聞「日韓間の関係改善を解く鍵は安保問題だ」……いや、それこそ無理だわ

尹政権始動、最悪の日韓関係解く「点と線」 カギは安保(日経新聞)
10日、韓国で尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が就任した。最大の外交課題は「国交正常化以降で最悪」と言われて久しい日本との関係改善だ。文在寅(ムン・ジェイン)前政権の5年間に生じた両国間の懸案は多岐にわたり、しかも、その一つ一つが複雑に絡み合う。それを解くカギは国際情勢と安全保障問題が握っている。 (中略)

輸出管理問題は韓国が提訴した世界貿易機関(WTO)での紛争も続いている。そうした現状下では、韓国が申請に向けた手続きを始めた環太平洋経済連携協定(TPP)の加盟を日本としては認めにくい。「貿易問題で争っている国との経済連携は理屈に合わない」(政府高官)というわけだ。

この問題の収拾による効果は大きい。まず日韓GSOMIAが正常化する。(中略)経済安全保障分野でも日韓が手を組める余地が生まれる。 (中略)

韓国で今なお続く日本製品の不買運動も収束に向かうだろう。18年に年間700万人を超えた韓国人の訪日客が戻る環境整備にもなり、「ポスト・コロナ」を見据えた日本のインバウンド戦略に資する。

韓国大統領選を通じて尹氏が力点を置き、4月24~28日に来日した尹氏の政策協議代表団と日本側がともに強調した協力分野が安全保障だったのはそのためだ。

日韓の安保協力が進めば、自衛隊と韓国軍の信頼回復だけでなく、日本政界の空気も和らぐだろう。
(引用ここまで)


 日経新聞の峯岸博編集委員によるコラム。
 日韓関係で安保問題から歩み寄ることはできないだろうか、というアプローチを示しています。
 そこから徴用工問題、慰安婦問題も含めた「包括的な解決」に近づけないだろうか、という話ですね。
 まあ、言いたいことは分からないでもない。

 ただまあ、日韓の安保問題は2018年の火器管制レーダー照射問題で唐突に生じたわけではないのですよね。
 ちょっと前に扱った南スーダンPKOでの銃弾の貸し出しの件もそうですし、韓国で行われた観艦式への旭日旗掲揚拒否も同様(火器管制レーダー照射のちょっと前)。
 GSOMIAの破棄宣言(とその撤回)も文脈的には同じ。

 パク・クネ政権時代のAIIBへの参画や、中国で行われた対日戦勝パレードへの参加も同様に日本からの不信を高めた事案であったといえるんじゃないでしょうかね。
 そうやって不信という名の薄紙を一枚一枚、丁寧に日本に向けて貼りつけてきたのですよ。


 バイデン政権も日本に向けて韓国との関係改善を無理強いしていない。
 アメリカも水面下でプレイヤーとして参加していた慰安婦合意を、ムン・ジェイン政権があっさりと実質的な破棄に追いやったことを理解しているから。

 それに加えて徴用工裁判の賠償判決に対しては、日本側からは外交交渉の呼びかけ、仲裁委設置の呼びかけと日韓請求権協定に基づく外交手順をしっかりと守っている。
 それらの呼びかけに応じなかった韓国政府の問題である、と認識されているのですよ。
 手順を守る、約束を守るということがどれだけ大事なのか分かりますね。
 なにしろあのCSISのマイケル・グリーン氏が「オーストラリアからシンガポールまで、日韓関係悪化の原因が韓国にあると見ている」と発言するほどですから。

 日韓関係の一丁目一番地は安保問題ではなく、徴用工裁判を韓国国内でどのように扱うのかでしかない。
 包括的解決なんて夢物語でしかないんですよ。もはや。

 ただ、韓国によるCPTPPの申請問題について「WTOで争っているのに、経済連携に賛成できるわけない」という政府関係者の話が読めたのはよかったですね。
 ま、常識的にはそうだろうと思っていましたが、やっぱりそうなるよねということで。

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林外相、韓国のユン新政権とハイレベル外交協議で合意「日韓関係の改善が必須だとの認識で一致」、ただし「韓国は約束を守れ」とも

韓国次期外相・日本外相「早期関係改善」に共感…歴史問題は「平行線」(中央日報)
訪韓中の林芳正外相が9日、ソウルで韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官候補と会って夕食を共にしながら約2時間会談を行った。両者は友好的な雰囲気の中で早期関係改善の必要性に共感したものの、歴史問題に対しては相変らず平行線を辿った。

外交部はこの日、会談後に報道資料を通じて「両者は最近の厳重な地域情勢下で早期の韓日関係改善が必須不可欠だという認識で一致した」とし「特に最近の韓半島(朝鮮半島)状況および急変する国際情勢下で、韓日・韓日米間の緊密な共助強化が必要だという認識で一致した」と明らかにした。 (中略)

会談の全般的な雰囲気も、過去よりは友好的だったという評価だ。従来なら日本側が前もって準備してきたメッセージを機械的に読むような態度を見せたとすると、この日の会談では韓国側の立場により配慮して単語選択も繊細にする形に変わったという。

ただし、林外相は強制徴用や慰安婦など歴史問題に対しては「韓国が約束を守らなければならない」という従来の立場を維持したという。在韓日本大使館の塚本康弘・国際報道官はこの日の会談後、取材陣とオンラインで会い「徴用工、慰安婦などの歴史問題が議論されたか」という質問に「両者はさまざまな懸案に対して議論したが、日韓間には1965年合意(日韓請求権協定)がある」とし「その約束を守ることが非常に重要だ」と述べた。
(引用ここまで)


 訪韓した林外相はパク・ジン次期外交部長官(外相に相当)と夕食会での会談を行ったとのこと。
 「日韓関係の改善について必須不可欠である」という認識では一致した、とのこと。
 あとコロナ禍後の観光客の行き来についても話題に上ったと。
 ですが、日本側は「韓国が約束を守らなければならない」という立場で変わらず。

 変わらず、というか変えることができないものですからね。
 中央日報の記事では触れられていませんが、懸案解決に向けて日韓でハイレベル外交協議を行うことも合意したの報道もありました。

日韓、懸案解決へハイレベル協議 林氏、外相候補と会談 (産経新聞)

 外務省、外交部で局長級協議を行うということでしょう。
 これまでのムン・ジェイン政権では正式な解決策を持ってくることは皆無でしたが。
 とりあえず韓国側の認識しているレベルでの解決策を持ってくる、ということでしょう。


 というかムン・ジェイン政権ってはっきりいって外交オンチどころの話じゃなかった。
 とにかく他国に対しては北朝鮮への制裁緩和を要求することしか考えていない。

 そして北朝鮮へ利益供与することしか考えていない。
 2018年の平昌冬季オリンピックで北朝鮮を招いてのスポーツ外交が成功した(ように見えた)からって、以降は延々とスポーツ外交に執着。
 思考基準が「北朝鮮に利があるかどうか」でしたから。

 外交のメンターであるムン・ジョンインからしてアレでした。
 なにしろ、ヨーロッパ歴訪でムン・ジェインが各国首脳に向けて「北朝鮮への制裁緩和が第一歩」って言って首脳全員から否定されたことに対して「あれは日本のロビー活動のせいだ」とか言っていましたからね。
 それ以外にも終戦宣言に延々と固執するとかもやってましたね。こちらもどこからも無視されていましたが。
 「司法の決定に行政は立ち入ることができない」とするK三権分立に至ってはもう頭を抱えるしかなかった。

 それに比べればユン政権はおそらくマシ……というか、アレ以下の外交政策ってあるのかってレベルでしたから。
 「こんな解決策はどうでしょう」「はい、やり直し」の繰り返しであっても、ムン・ジェイン政権よりはマシなんですよ。
 いや、ホントに……。

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