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2022年04月

韓国メディアから「政権交代したから米韓通貨スワップ協定、いけるはず」という記事が山ほど出る……アメリカの態度、そんなに即座に変わりますかね?

為替レート上昇で火がついた韓米スワップを巡る議論…「今回は違う」との異見も(聯合ニュース)
米国はまず、EUや英国、日本など主要基軸通貨国と常時の通貨スワップ協定を締結している。 これらの国と通貨スワップは、米国も現実的な必要によるものだ。 ユーロやポンド、円が必要とする時があれば安定的に使ったということだ。

イ・チャンヨン韓国銀行総裁は先月、人事聴聞会で、米国と常時スワップ可能性を問う質疑に「米国と常設スワップを持った国々は、全世界的な金融ハブとしているような国家」とし、「(韓国が)常時スワップがされにくい状態で希望しても無理だろう」と話した。

簡単に言って、韓国のウォンの国際的地位が米国が常時スワップを許容するレベルではないという、そして私たちが要請しても米国が受け入れる可能性が大きくないという現実論だ。
(引用ここまで)


 1ドルが1300ウォンを超えそうな勢いの中、韓国メディアから「通貨スワップ協定を結ばなければ……」という声が出ています。
 先日も企画財政部長官(財務相相当)から「米韓通貨スワップ協定を結びたい。日韓間でも……」というような話がありました。

 NAVERニュースで「스와프(スワップ)」で検索すると、山ほどニュース出てきますね。
 22日に予定されているバイデン大統領の訪韓時に「米韓首脳会談でスワップ協定を議題に出すんだ」っていうものが多数。


 日本語版でもいくつかあるので、チェックしてみましょうか。

「文政権で崩壊された通貨スワップ、韓米首脳会談で議論を」(中央日報)
急激なウォン安…米国・日本との通貨スワップの必要性が急浮上(中央日報)

 政権が変わったからアメリカ、日本のどちらともなんとかできるんじゃないか、という希望が出つつある。
 アメリカ側とは安保体制を立て直すことができればなんとかなる可能性もないではないですが。
 ムン・ジェイン政権で失われた信頼がそうそう回復できるとも思えませんよね。

 記事にもありますが、「韓国は常設スワップ協定を結べるほどの実力がない」という話にもなっていまして。
 「いまはスワップ協定を結ぶよりも韓国ウォンの力を強めるべき時だ」との意見も出ています。
 ……ハードカレンシーですらないウォンをどうするつもりなんでしょうかね?
 イ・ジェミョンは大統領選挙当時に「ウォンを基軸通貨にするのだ」とか言ってましたが。

 まあ、常設はともかくバイデン大統領の訪韓で米韓スワップ協定が結べるかどうか、ユン政権の初期信頼度を測るバロメータになるんじゃないか、という気はします。
 さて、どうなりますかね?

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韓国人「高句麗の王が日本を焦土化し、百済・新羅も日本に領土を持っていたのだ」……Ω ΩΩ<な、なんだってー

広開土太王陵碑「辛卯年」記述の解釈(蔚山第一日報・朝鮮語)
日本学界は碑文の「辛卯年」部分に大きな関心を示した。彼らは「倭が百済、新羅を攻撃して臣民にした」という文が碑文に出ていると解釈した。以後、これについての日本の学者たちの論文が湧き出はじめたが、ほとんどが広開土太王陵碑の「辛卯年記述」を『日本書記』の神功皇后が4世紀後半に玄海灘を渡って朝鮮半島南部地域を征服したという伝説的内容と関連して「任那日本府設立」を主張するものだった。 (中略)

この碑文の中の「百殘」と「新羅」は、日本の九州にあった「百済の分国」と「新羅の分国」のことだ。百済と新羅は朝鮮半島南部の人々が九州に渡って建てた小さな国々であり、「倭」は機内=倭の首都付近地域にあった大和、倭政府だった。「海を渡った」というのは玄海灘を渡ったものではなく、九州にあった百済と新羅の分国を打つために日本列島の内海である瀨戶內海を渡ったと見るのが正しい。

瀬戸内海は日本列島の本島と四国の間の長い内海で湖のように静かな海だ。本州の「国」や「京都」から九州に来るためには、必ずこの海を渡らなければならない。
(引用ここまで)


 おー、なるほどそうきたか。
 いわゆるトンデモ本のひとつである「大朝鮮帝国史」というものがありまして。
 そこには「大百済帝国」という地図があります。

 日本の西半分は「奈良百済」であり、黄海をはさんだ山東半島を中心として外百済が存在していた、というもの。
 「大朝鮮帝国史」は全5巻フルカラーのコミックです。アメコミを描いていた作家が韓国に帰国してから歴史関連のマンガを描きはじめるようになり、その集大成だとか。
 大朝鮮帝国史の表紙がこちら。

History_of_Empire_of_Korea.jpeg

 んで、大百済帝国の版図とされているものがこちら。

historyofempireofkorea_greatkudara.jpeg

 桓檀古記という偽書を大元としていて、古代から歴史の中心として動いてきた「輝かしい韓国史」を描いています。
 おおよそ、「輝かしい韓国史」の元ネタは桓檀古記。

 今回ピックアップした歴史コラムニストの「広開土王碑に書かれている『百殘』(百済)と『新羅』は、それぞれの国が日本の九州に渡り、飛び地として占領した地域のことだ」という歴史認識はこの「輝かしい韓国史」に基づいています。
 それ以外だと「漢四郡は朝鮮半島ではなく、山東半島にあった」(なお日本のせい)とか「黒い山葡萄原人が朝鮮人のルーツである」とか「韓国人は朝鮮半島で発生し、中国は関係ない」といった話が語られています。


 だいたいですがこうした「輝かしい韓国史」は「歴史学者」ではなく、「在野の歴史学者」によって語られます。
 最近になって「いい加減にしろ」とばかりに歴史学者からクレームが出るようになったのですけども。
 このペ・ジョンドクなる「歴史コラムニスト」も似たようなものでしょうね。
 今週になってもう一本、歴史コラムが掲載されていまして。それがこちら

[ペ・ジョンドクの歴史紀行]「任那日本府說」(蔚山第一日報)
広開土太王碑文の記録で広開土太王が日本列島を焦土化した時期がCE396年とCE400年だ。また、宋書に出てくる記録を見ると、倭五王が宋国に使者を送った時期がCE421~479年だ。この時は倭国に百済の擔魯(訳注:百済の地方行政組織。この場合は奈良百済のような「飛び地」)があった時期であり、倭五王は百済州擔魯の王たちだった。
(引用ここまで)

 広開土王碑で「広開土王が日本列島を焦土化した」ことになっているのだそうですよ。
 これはつまり、倭が朝鮮半島に上陸したのではないということ。
 上記のように百済、新羅の飛び地が日本の九州にあり、それを広開土王が日本列島にまで遠征して成敗した、という史観に基づいているのですね。
 ……まあ、草しか生えませんが。

 こんな「説」を大真面目で唱える「在野の学者」がいて、ローカル紙とはいえどもそれを掲載する新聞社があるのですよ、ということで。

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韓国識者「徴用工問題には賢人会議を発足させて対応しよう!」「日韓関係が改善されれば韓国に大きな利益がある」……甘い、甘すぎるわ

【中央時評】徴用問題、賢人会議で解こう=韓国(中央日報)
韓国新政権が直面している懸案のうち、韓日関係よりも緊急な対処と新しい思考を要する事案もないだろう。なぜ至急かといえば、韓日関係を改善できる機会の入り口がすぐに閉まる可能性があるからだ。いま徴用判決に基づいて差し押さえられた日本企業の資産を現金化する過程が進行している。現金化されれば日本が報復措置を取ることになっているため、韓国も対応が避けられなくなる。すると状況が急転直下し、解決法を論じることができなくなる。現金化はいつでも行われる可能性がある。

なぜ新しい思考が必要かといえば、徴用問題を韓日両国が互いに譲歩して妥結しようという原則的な接近では解決しないという点がもう明らかになったからだ。日本は始終一貫して韓国国内の判決が韓日間の合意に反するため、韓国が問題を解消して国際法的な合意が持続するようにしてほしいという立場だ。新政権が新たな思考をしなければ、徴用問題の議論は空回りするしかない。 (中略)

韓日関係を解こうとするなら徴用問題から解かなければいけない。2つの作業が求められる。1つ目は現金化過程を止めることだ。これを放置して妥結を推進するのは危険であるうえ誠意を欠いているように映る。もちろん法的手続きの現金化を中断させる方法を見つけるのが容易でないが、そうしなければならない。2つ目は、大法院(最高裁)の判決で生じた国内法と国際法の間の乖離を克服する解決法を用意することだ。問題が国内の判決から始まったため、韓国側が解決方法を探す努力をするしかない。 (中略)

本当に重視すべきことは徴用問題で最悪になった韓日関係を放置すればさらに大きな国益の損傷が続くという事実だ。

韓日関係が改善すれば、相対的に日本よりも韓国により大きな利益になるという冷静な現実を直視し、新たな思考を急ぐ時だ。
(引用ここまで)


 まあ、言っていることに一定の理解は示せる話。
 「まず、現金化をいったん止めよう」「そして韓国側から解決案を示そう」という主旨。
 正論というか。普通の考えかたですね。

 ちなみにこのコラムを書いているのはウィ・ソンラク氏。イ・ミョンバク政権時代に外交部(外務省に相当)の朝鮮半島平和交渉本部長、パク・クネ政権時代には駐露韓国大使だった人物。何度か北朝鮮問題について協議するために日本に来たこともあります。
 職業外交官、というヤツです。
 なので問題点の腑分けには長じている。

 でもまあ、問題はその考えかたそのものではなくて。
 提唱している「賢人会議」が韓国で支持されるのか、そして大きな力を持つかどうかということ。


 甘い。甘すぎる。グラブジャムーンより甘い。
 そしてあまりにも時間がなさすぎる。
 現在、三菱重工は資産の売却命令に対して大法院(最高裁に相当)に再抗告をしています。

三菱重工が再抗告 元挺身隊訴訟の売却命令で―韓国(時事通信)

 4月15日に再抗告をしています。
 もういつ大法院から抗告棄却の判断が出てもおかしくない。
 そうなれば強制的に競売にかけられることになる。時限爆弾の炸裂まで導火線は数ミリしか残っていない。

 短ければ数週間、どう長めに見ても数ヶ月しかない。
 ユン政権が発足したことで、裁判所もあるていどは様子を見ることになるでしょうが。
 即座に対応できる手段がないと本気で詰みますからね。

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楽韓さん、本日の動向 - Kindleのゴールデンウィークセールが本日終了です

【PR】Kindle Unlimitedが2ヶ月無料のキャンペーン中です。

 Kindleのゴールデンウィークセールが今日で終了。
 だいぶ長かったですね。あとKindle Unlimitedの2ヶ月無料キャンペーンも今日までと思われます。たぶん。
 雑誌を読むのであれば圧倒的にお得なのではと思われます。あとコミックスの1巻だけとかけっこうあるのでそのあたりで宝探しもできるかも。

 あとミアシャイマーの大国政治の悲劇が対象でした。
 ロシアのウクライナ侵攻でいろいろ言われてますが、この著書を読んでも言っていることは理解できるのですよ。
 東欧所得のNATO加盟は巡り巡ってロシアを刺激し、中国の利益になり、かつアメリカの国益を損なうと。
 だけどもNATO加盟や自由主義陣営へのコミットは東欧の人々が選んだ選択肢である、ということを無視しているんだよね。
 冷徹な政治哲学はこうあるべきなんでしょうけども。

新装完全版 大国政治の悲劇
ジョン・J・ミアシャイマー
五月書房新社
2019-03-15


 それ以外だと幼女戦記(20巻まで)とか異世界迷宮でハーレムを(6巻まで)とかが半額でした。




 昨日はどこか「む、ラーメン……いや、つけ麺?」という感じだったので池袋の俺の空で浸け豚そば。
 いわゆる魚介醤油系のつけ麺だとここが一番好きかな。味玉をつけて。

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 さて、明日はシン・ウルトラマン公開。
 どこかのタイミングで初日に見たいけど、けっこう劇場埋まっちゃってるな。無理にIMAXレーザーとかじゃなくてもいいか。

 今日のKindle日替りセールからのピックアップこちら。