相互RSS募集中です

2022年04月

崩壊した韓国製暗号通貨ルナ、世界最大のコイン取引所から取り扱い中止に……

カテゴリ:経済 コメント:(81)
「寝て起きると1300万ウォン蒸発」… 「キムチコイン」ルナ、テラの暴落に投資家たち(毎日経済・朝鮮語)
「昨日寝る直前に確認した時、1000万ウォンの収益がありました。寝て起きて朝に確認したら、300万ウォンの損失が出ていました。(30代ルナコイン投資家、パク某氏)

いわゆる「キムチコイン」として多くの関心を受けていたルナとステイブルコインテラUSD(UST)が連日急落し、投資家たちの衝撃が大きくなっている。米国の金利引き上げによってリスク資産市場が全体的な低迷を経験している中、ルナとテラの珍しい取引アルゴリズム方式により、彼らの価格がさらに急激に下がっている。
(引用ここまで)


 崩壊してしまった暗号通貨であるルナ・テラの続報をいくつか。
 寝て起きたら1300万ウォン下がってた、というような韓国人投資家もいたようですね。
 ただ、微妙に上げ下げしているので、鉄火場取引は行われているようです。
 そんな中、世界最大の暗号通貨取引所であるバイナンスはルナの取り扱いをやめました。

バイナンスで結局上廃に… 0.006ドル「キムチコイン」ルナの没落(中央日報・朝鮮語)

 韓国国内の取引所でも取引を中止するところが出てきています。
 そうなると流動性が皆無になり、なおのこと価格が戻らなくなるわけですが。
 まあ、流動性のない暗号通貨なんて……ねえ?


 さて、発行者の家に不審な男が現れて家族に「おまえの夫は在宅か?」と訊ねてきた、という事案が起きています。

「夫は今いるか」99%暴落した「ルナ」代表の家に怪しい男がやってきた(朝鮮日報・朝鮮語)

 で、家族が保護されるなんてことになったそうです。

 韓国では暗号通貨への投資は「階層脱出の最後の手段」くらいに思われています。
 さまざまな雑コインが生まれ、消えているという状態。
 ビットコインではなく、儲けられる幅が大きいであろうICOを経たばかりのアルトコインが大好きです。まあ、ビットコインも大好きなのですが。

 一時期、ムン・ジェイン政権が「暗号通貨は悪い文明、滅ぼす!」とばかりに取引所を強制的に閉鎖させようとしていたことがありました。
 その際には20代、30代から「我々の最後の手段を取り上げるな」と大反対運動が起こって覆された、なんてこともあったほどです。
 韓国製アルトコインでは日本人も被害に遭ったなんてこともありましたね。

 ま、投資は自分の手の届く範囲でほどほどに、くらいにしておきましょう。
 鉄火場の炎に身を焼かれる覚悟があるのなら別ですが。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

韓国製暗号通貨「ルナ」、前週比で99%以上の大暴落

韓国産コイン「ルナ」1日で97%大暴落…コイン市場「暗黒の木曜日」(中央日報)
韓国の仮想通貨市場が12日、「ブラックサーズデー(暗黒の木曜日)」を迎えた。国産コイン「ルナ(Luna)」と「テラ」急落のためだ。仮想通貨市場の取り付け騒ぎ(バンクラン)が起きてビットコイン3万ドルも崩壊した。イドリウムもこの日21%下落した。ドルに連動(ペッグ)するよう設計されていたステーブルコイン「テラ」の急落が市場を動揺させ、米財務省はステーブルコインの規制を促した。

仮想通貨(暗号資産)情報サイト「コインマーケットキャップ」によると、12日午後のルナの価格は24時間前より97%下落した0.3ドル水準だ。一日にしてただの紙切れと化した。1ドルに価値が固定されていなければならないテラはこの日午後、0.63ドル水準に急落した。 (中略)

ルナの姉妹コインであるテラは価格が1ドルで固定されるように設計されたステーブルコインだ。テザー(Tether)のように担保物を現金や債券など流動資産で保有したステーブルコインとは違い、テラはルナとテラの供給量を連動する独自のアルゴリズムを通じて価値を維持してきた。

「ポンジ・スキーム」という批判を受けながらも、ルナの市場価値は上昇し、このようなアルゴリズムはうまく回っていた。問題は仮想通貨市場が劣勢に追い込まれ、テラの価格が1ドル以下に落ちたことから始まった。10日午前1時ごろ、テラの価格は0.9ドル台に落ちた後、1ドルを回復できず下落一途だった。0.6ドル水準でテラフォームラボが保有中のビットコインを担保として調達した資金でテラの価格防御に出て、この日午後には0.9ドル台ラインまで回復したが、投資家の売り動向を防ぐには力不足だった。11日午後、テラの価格は0.3ドルまで落ちた。テラフォームラボはテラの担保物として合計35億ドル規模のビットコインを保有している。

ブルームバーグはこの日、「テラとルナの価値はこれが維持できるかどうかという投資家の信頼に基づいている」とし「何もかもが崩壊した。死のスパイラルに陥った」と報じた。
(引用ここまで)


 韓国産の暗号通貨であるルナ、テラが破綻。
 昨日もこれを書こうと思ったのですが、その破綻に至るメカニズムを解説するのが面倒だなぁ……と躊躇してました。
 ですが、ちょうどいいことに解説記事があったのでご紹介。

時価総額4兆円のルナ、一夜で価値ゼロに ステーブルコインUSTはなぜドル連動が崩壊したのか(ITmedia)

 ルナは一般的な暗号通貨であり、その背後には1ドル=1テラとする「ステーブル(安定的な)コイン」とされるテラ(UST)があったのですね。
 テラは常に価格が1ドルとする。1ドルを割った場合でも、1ドル相当のルナと換金することができるという建前で運用されてきたもので。
 最終的には発行体が所有するビットコインで買い支えるという話になっていたものです。

 記事にもあるようにルナは急成長して時価総額は5兆円以上にもなったのですが。
 現状だとどのくらいだろ。まだ時価総額で100億円くらいの価値はあるのかな。
 記事では「97%大暴落」となっていますが、現状では前週比で99.x%くらいの状況。


 発行体からはテラの1ドルへのペッグを戻すように努力する、というステーメントが出てますが。
 基本、流動性がゼロになってるので復活はどうなんでしょうかね。
 ちなみに「買い支え用のビットコイン」ですが、創始者がポッケナイナイしちゃったか、もしくはすでに全部燃え尽きた模様。
 なんでも投資家に向けて「15億ドル調達させてくれ」って言っているようですが。

テラUSD支援のルナ、約15億ドル調達模索-仮想通貨取引業者 (ブルームバーグ)

 このルナ、テラの急落を受けてビットコインをはじめとした暗号通貨全般にダメージが行ってます。
 1BTCが久々の3万ドル割れからの2万6000ドル台にまで下落。
 その後は2万9000ドル台にまで戻っています。
 まあ……暗号通貨全体の問題ではなく、ルナの構造的な問題だと見なされたということかな。

 またぞろ「借金してルナに投資してた」なんて若者もいたんだろうなぁ……。そのあたりのフォロー記事も後ほどピックアップ予定。
 とりあえず大暴落だけでお腹いっぱいだわ。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→