韓国の市民団体「独立」(理事長イ・マンヨル)は24日、声明を出し「反省のない戦犯国家である日本が国連常任理事国入りしようとする試みを厳重に糾弾する」と明らかにした。
声明によると、23日に日本を訪問したジョー・バイデン米大統領が、岸田文雄首相との首脳会談で「日本の国連常任理事国入りを支持」と明らかにしたことに関連して「問題は戦争国家日本の復活」だと指摘した。 (中略)
同声明は、「我々は、日本の試みが北東アジアの平和と善隣友好の韓日関係を埋葬する退行だと規定する。また、我々はこのような退行が日本の孤立に帰結することをはっきりと警告する」と主張した。さらに、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権に向けて「日本の極右勢力のうごめきに断固として対抗しなければならない。大韓民国は天から落ちた国ではない。日帝の強制占領に対抗して戦った先烈たちの血で取り戻した国だ。未来志向的な善隣友好の韓日関係も、このような歴史認識の共有が前提だ。戦争国家日本が復活するならば、歴史はその責任を尹錫悦政権に問うであろうと厳重に警告する」と明らかにした。
(引用ここまで)
韓国で「バイデン大統領が日本の国連安保理常任理事国入りを支持した」という話がまだまだ衝撃を与えていまして。
市民団体が反対声明を出していたり。
さらには社説で「日本の常任理事国入りに反対する」とかいう新聞社もあるのですよ。
[社説]日本の国連安保理常任理事国進出に反対する(民衆の音・朝鮮語)
[社説]日本国連常任理事国進出、時期尚早だ(韓国日報・朝鮮語)
[社説]過去の反省のない日本、安保理常任理事国資格なし(東亞日報・朝鮮語)
まあ、効いちゃってますね。
韓国の認識では「戦犯国である日本は世界中から嫌われている」ということになっているのですよ。
世界の国々が日本の相手をしているのは金を持っているからだけ。
彼らからの尊敬を一身に受けるのは韓国だ、っていうアレ。
東亞日報の社説でも「戦犯国」って連発していますしね。
軍事費の増枠もだいぶ気になっているようです。
コーヒークラブ、という安保理常任理事国を増やすことを阻止しようとしている国々があるのですが。
1990年代から反対に回っているのですね。
たとえばアルゼンチンはブラジルに対して。
イタリアはドイツに対して。
パキスタンがインドに対して。
そして韓国が日本に対して……というように、それぞれ目的が違っているのですよ。
安保理常任理事国に入るということは国力が増強される、ということで。
当該国の周辺国はそれに反対するに決まっている、のですが。
もはや「国連」という枠組みが動作不良を起こしている。常任理事国が国連で禁じられた侵略行為を行っている。
そんな中でアメリカが「国連改革が必要だ。その暁には日本に常任理事国に」と言い出したことは1990年代のそれとは違うのです。
もう韓国がどうのこうの言うんだったら、国連を改革して見せろって話なんだよなぁ。
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