27日と28日、ソウル龍山(ヨンサン)の大統領執務室で撮影された尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と夫人のキム・ゴンヒ女史の写真が、キム女史のファンクラブを通じて外部に公開され、波紋が広がった。大統領室の釈明通り、「『通勤する』大統領という新しい状況の中で起きた」単なるハプニングとみなせる事案ではない。 (中略)
国家の重要な保安区域である大統領執務室の公開に対する懸念の声が上がったことを受け、大統領室関係者は30日、「(尹大統領夫妻が)個人的に週末を過ごす時間を撮った写真だ」だとし、「プライバシーの領域で起きたことなので、特に問題になることはない」と主張した。しかし、3枚の写真が撮影された27日は休日ではなかった。勤務日に大統領の家族が、公式行事があるわけでもないのに、執務室に入って写真を撮ったことが果たして適切なのか、多くの人が疑問を呈するだろう。 (中略)
尹大統領夫妻と大統領室は、今回の波紋を配偶者の公的地位について再確認する契機にしなければならない。
(引用ここまで)
ちょっと面白い事態になってまして。
ユン・ソンニョル大統領の夫人、ファーストレディであるキム・ゴンヒ氏がユン大統領とキム氏、そのペットの愛犬とのスリーショットを大統領執務室で撮影し、それをファンクラブで公開したという件があったのですよ。
で、これに対して左派メディアからは「セキュリティはどうなっている!」とか「公私混同だ」とかいう声が上がっているのです。
ハンギョレに至ってはピックアップした記事のように社説まで出して非難している始末。
特に大きいのは「大統領執務室という公的な空間で写真を撮るとか保安意識はどうなっているのだ」というようなもの。
どんな画像かというとこんな感じのもの。

(画像引用元・上記記事から画面キャプチャ)
まあ、悪くない団らんの風景だと思いますけどね。
でもまあ、左派メディアやらが「セキュリティに問題がある」というのであればそうかもしれませんね。
で、そんな感じで左派メディアがぶいぶい非難をしていたのですが。
ムン・ジェイン夫妻の面白い写真が見つかってまして。
尹大統領夫婦の執務室写真論争に…「腕ハート」文前大統領夫婦の写真登場(中央日報)

(画像引用元・上記記事から画面キャプチャ)
「腕でハートを作る痛いカップル」といった感じのだいぶ浮かれた写真を「大統領執務室」で撮影しているようで。
騒ぎ立てていた左派らは「これは公式の執務だからよいのだ」とか言い出しているのですが。
明白に法律違反でない行動であるのなら。
一般大衆がどんな印象を受けるか、という話であるのですよ。
この浮かれた「ムン大統領夫妻」の写真と、並んでいる「ユン大統領夫妻」の写真、どちらをどのように受け取るか、という戦いになってしまったわけです。
この「一般大衆がどんな印象を受けるか」というのはけっこう重要な項目なので覚えておいたほうがよいですよー。
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