--駐日大使を務めたが、韓日関係はどう改善させていくべきか。
「最も大きな問題は相互信頼がなくなり、対話の通路も断絶したということだ。関係改善のきっかけは信頼の回復が第一歩となる。我々としては大統領と新政権の対日関係改善意志が強いということを伝える必要があり、日本側は『解決策は韓国が持ってくるべき』という傍観者的な姿勢から抜け出して、韓国の善意を積極的に受け入れる姿勢を持たなければいけない。また政府が韓日関係の改善努力をすることになれば、国内の一部の反対に直面するはずだが、これをうまく克服しなければならず、したがって執権初期に迅速に礎石を築く必要がある」
(引用ここまで・太字引用者)
このインタビューを受けているイ・ジュンギュ氏はパク・クネ政権時代の駐日韓国大使ですね。
んで、日韓関係が改善されるためには「(日本は)韓国の善意を積極的に受け入れる姿勢を持たなければいけない」……ですって(笑)。
片腹痛いわ。
善意どうこうとかそういう話をしてるんじゃないんだよ。
条約に書かれていることを粛々と実行しろって言ってんの。
もうこっちは外交交渉の呼びかけも、仲裁委設立の呼びかけもやって外交的な手順に乗っ取った作業を終えている。
言ってみればカードもボールもこっちにはない。
なにもしないし、する必要もない。というか、「なにもできない」のが実際のところです。
その状況下で「韓国の善意を積極的に受け入れろ」ってか。
もうね。
ちなみにその善意、とやらですがいまになってムン・ヒサン案が浮上してきているそうですよ。
……いや、マジか。
政府、韓日過去史解法で「ムン・ヒサン案」が浮上……「NATO首脳会談は日本の態度にかかっている」(TV朝鮮・朝鮮語)
詳しい記事内容はシンシアリーのブログをごらんください。
ムン・ヒサン案そのものではありませんが、2019年6月に韓国政府が出してきた1+1案は日本政府が秒で拒絶しています。
正確に言うと20分ほどでしたっけね。
その翌月に河野太郎外相に駐日韓国大使(共に当時)が「解決策として〜」として話そうとした時に「ちょっと待ってください。(略)極めて無礼でございます」とぶった切ったのは日韓関連で語り継がれるべき名場面でした。
あれをまだやろうとしている、そしてそれで「すべての懸案をテーブルに乗せて一気に解決」できると思っているのであれば、もう笑い話にもならないのですが。
本気でやろうとしているんだろうなぁ。
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