大統領室は10日、尹大統領のNATO首脳会議出席を発表し、「価値と規範を土台とする国際秩序の維持に向けNATO同盟国(加盟国)およびパートナー国との協力を強化し、グローバル中枢国家としてのわが国の役割を拡大する重要な契機になる」と意義を説明した。 (中略)
尹大統領は同会議に合わせ、欧州の主要国を中心に多くの首脳と2国間会談も開く。とりわけ、韓米、韓日、韓米日の首脳会談が開催されるかどうかが関心を集めている。
大統領室の関係者は、岸田文雄首相との初の韓日首脳会談の開催を巡り、「敏感な部分がある」とし、まだコメントできる状況ではないと伝えた。松野博一官房長官は同日の記者会見で、会談に関し「何ら決まっていない」と述べた。
(引用ここまで)
ユン・ソンニョル大統領のNATO首脳会議出席が決まり。
岸田総理の出席もほぼ決まっているところから、日韓首脳会談が行われるのではないかとの憶測が流れています。
まあ、これはNATO首脳会議のスケジュールが出た頃から語られていたことではあるのですが。
韓国側はなぜかそれ以前のドイツG7に招待されるつもりでいたらしいですけどね。
いまのところ、「なにも決まったことはない」との日韓双方からの公式コメントがありますが。
2019年のASEAN+3で「11分の会話」があったくらいの感じで会っても別によいとは思いますよ。
この時、ムン・ジェイン大統領は安倍総理(共に当時)を待ち構えてソファに座らせて11分の会話があり、かつその様子を当時のチョン・ウィヨン国家安保室長が撮影していたなんてことがありましたが。
それでなんか日韓関係が変わったかといったらそんなこたありませんでしたからね。
別に挨拶を交わすくらいはよいのではないですかね。
じっくり腰を据えて「日韓首脳会談」をする必要はないとは思いますが。
正直、参院選前でそんな選択肢を採れるとも思いませんけども。
韓国メディアはもうすでに日韓関係の改善は既定路線で、どのように行われるかなんてことを書いているほどです。
韓日「信頼回復」速度論に…「被害者」が抜けた「グランド・バーゲニング」懸念(中央日報)
ユン・ソンニョル大統領やその外交メンターであるパク・チョルヒ教授からはすべての懸案をテーブルに乗せて一気に解決しようという意向があり、韓国メディアもそれが既定路線であるかのように語っているのですが。
一丁目一番地は徴用工問題だからね?
しかも、日本側は外交的な解決に動けない位置にいるから、韓国の回答を待つしかない状況なんだけど……。
たぶん、このあたりのギャップがまだ全然埋まらずに終わると思いますよ。
日韓次官級会議がそんな感じで終わったのと同様に、です。
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