現在、徴用問題や慰安婦問題に関して日本国内ではほぼ共通認識が形成されている。日本の5大新聞は左右のイデオロギーに関係なく、「最近の韓日関係悪化の一次的な原因は韓国にある」とどこも社説で主張している。左派系の野党でさえ「まずは韓国側が問題を解決すべきだ」としている。世論調査の結果をみても日本国民の約3分の2は徴用と慰安婦問題については政界やマスコミと意見が同じだ。 (中略)
今後も日本人が韓国の歌をたくさん聴き、キムチをたくさん食べたからといって韓日の以前からの外交問題に日本政府が立場を変えることはないだろう。問題の本質が違うからだ。だからといって軽々しく「政治家-国民分離論」を主張すべきでない。日本人の大多数が韓国人と考え方が違うことを認め、日本人に直接こちらの立場を説明する積極的な姿勢を持つべきだ。
(引用ここまで)
韓国のコンテンツやら食べ物が好きであっても、国と国同士のつきあいについては別問題と考えている……という当たり前の話をわざわざ書かないとダメ、なのでしょうね。
韓国のことが好きなら全肯定しなくちゃいけない、みたいな考えかたをしがちなのですよ。
すべてについて韓国の味方にならなくちゃいけないし、そうでなかったら韓国好きである理由がないっていう感じ。
ちなみにこのコラムを書いているのはチャン・ブスン関西外語大教授。
米韓関係は日米韓関係という構造の中間構造、冷戦の下部構造であったのだという話を書いて、かつ現在の日本はその構造から韓国を放り出そうとしているという話を書いてましたね。
あとムン・ジェインの対日外交について「どこに向かっているのか分からないくらいに漂流している」って述べてましたっけ。
韓国人はどうもこのコラムの主題を理解できない。
「これとそれは別だよね」っていう。
こうして日本にいる韓国人教授がわざわざ「違うからね?」ってコラムを書かないとダメなレベル。
まあ、これ日本でも勘違いしている人いますけどね。
「K-POPやら韓流があるから、これからの日韓関係はよくなる」って。
これについても、かつて「韓国でもっとも有名な日本人」であった水野俊平教授が「そんなもんあったってなんの意味もない」って語ってます。
水野教授こそが「韓国が好きなら、韓国を全肯定しなければならない」という韓国人の意識にやられた人ですからね。
テレビに出て全羅道なまりの韓国語で好まれて、「もっとも有名な日本人」だったのですが。
「ヤツは『韓国人の日本偽史』とかの嫌韓本を書いてるぞ」と糾弾されたっていう。
結果、手のひら返しで韓国から石もて追われた人物でした。
日本人はすっかり「それはそれ、これはこれ」ができるようになってしまっているのですが、韓国人はそうではない……ということですかね。
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