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2022年07月

米韓合同軍事演習復活に韓国国内が右往左往「演習が正常化なのか?」「もっと早くに再開すべきだった」

戦闘機が飛び大砲を撃たなければ「韓米訓練の正常化」ではないのか(ハンギョレ)
 韓米は、両国の合同演習である「乙支自由の盾(UFS)演習」を22日から9月1日まで実施している。このニュースを伝えた23日付の朝刊各紙は、1面に韓国軍の戦車、自走砲、在韓米軍の攻撃ヘリコプターが動く緊張感のある写真を大きく掲載した。

 大統領室のカン・インソン報道官は22日、「縮小されていた韓米合同訓練を正常化するとともに、連隊級以上の野外機動訓令を再開して、韓米連合防衛態勢を根本的に強化したもの」と今回の演習の意味を説明した。 (中略)

 だが「野外機動訓練の再開」との主張は事実とは程遠い。もともと1年間にいくつかに分けて行われていた13の訓練が今回の合同演習期間にまとめて行われるため、「再開」や「復活」ではない。厳密に言えば「訓練時期の調整」だが、大統領室は「正常化」だとして過度に意味付けしたのだ。

 「野外機動訓練を再開することによって、縮小されていた韓米合同訓練を正常化した」というのも気になる主張だ。通常、韓米訓練と言えば、完全武装した兵士が忙しく走り回り、地面では戦車と大砲が火を噴き、空と海では戦闘機と軍艦が動き回る様子が頭に浮かぶ。

 2018年以降、主な韓米合同訓練はコンピューター・シミュレーション中心で行われ、昨年1月にはロバート・エイブラムス韓米連合司令官(当時。在任期間2018.11~2021.7)の「不満」が報道されている。(中略)これを礎として尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は「野外機動訓練を再開することによって、縮小されていた韓米合同訓練を正常化した」と主張する。
(引用ここまで)


 現在も米韓合同軍事演習 ── 乙支フリーダムシールドが行われています。
 来月の頭まで続く大規模な演習で、4年ぶりのものとなっています。
 ムン・ジェイン政権下では米韓の合同軍事演習はほぼ行われていなかったのですね。
 この方針にはトランプ前大統領の「金の無駄」という意向も大きく響いていますが。

 ですが、バイデン政権以降も同様に合同軍事演習が行われなかったのはムン・ジェイン政権側が頑なに拒んでいたからなのは間違いありません。
 ムン・ジェインの政権における最優先課題は3つありまして。

1・北朝鮮からの関心をもらいたい
2・北朝鮮から不興を買いたくない
3・それ以外

 それ以外には不動産対策や最低賃金、対北朝鮮以外の外交が入っています。
 こんな状態でしたからアメリカと合同軍事演習なんてやるわけがない。


 ただ、そうした状況を左派メディアは好ましいとしていたのです。
 韓国の左派は「自主国防」を標榜していまして。
 まあ、「自主国防」は建前の言葉であって、ただの反米主義なんですけどね。
 よりアメリカと離間することが彼らにとってはよいことなのですよ。


 なので、左派紙であるハンギョレはこうして「大規模な合同軍事演習を再開することが 『正常化』なのか」と語るわけです。
 その一方で保守紙から「ようやく米韓関係がまともになった」との声があります。これも分断のひとつといえると思います。

【コラム】より早く再開されるべきだった韓米連合訓練(中央日報)

 実地訓練は「実際になにができるのか」「できなかったことはなにか」を知ることにあり、周辺国に「我々は組んでいる」ことを見せつけるためにも必要。
 ちなみに北朝鮮はミサイルに液体燃料注入の兆候があるそうです。

北朝鮮がミサイルに液体燃料注入の兆候、韓米は乙支演習中の挑発可能性を注視(東亞日報)

 これも含めて正常化している感じではありますね。

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韓国海軍、日本の観艦式にイージス艦派遣を検討へ……ただし、設定された国内からの拒絶というハードルは低くない模様

韓国が海上自衛隊・観艦式「7年ぶりの招待」で試されていること、元駐韓大使が解説(ダイヤモンドオンライン)
 日本政府が韓国海軍を招待した「観艦式」は、海上自衛隊が概ね3年に1度、他国の海軍を招いて実施しているものであり、今年は海上自衛隊の創設70周年で規模を拡大し、「国際観艦式」として20年ぶりに行う予定である。

 松野官房長官によれば、同観艦式には西太平洋海軍シンポジウムのすべての加盟国を招くことが基本の立場であり、ロシア以外の全加盟国を招待しているという。 (中略)

 これは韓国の政権が、反日であった文在寅大統領から尹錫悦大統領に代わり、尹大統領は日韓関係について「かつて政治的支配から脱すべき対象だったが、今や世界市民の自由を脅かす問題に立ち向かい、共に力を合わせなければならない隣国」(光復節演説)と述べ、日韓関係の改善に意欲を示すと同時に、安保や経済面を中心とした協力を進めていく意欲を示したことなどが背景にあるのだろう。

 今回の韓国軍の招待は、韓国の日韓関係改善への期待に対する日本の回答であると同時に、韓国と日本が民主主義という共同の価値観に基づく協力関係を構築できるか見極める試金石ともなるものであろう。
(引用ここまで)


 元駐韓日本大使であり、ムン・ジェイン政権に対してそうとうに批判的であった武藤正敏氏のコラム。
 今回は先日報道された、海上自衛隊による観艦式への韓国海軍招待について。
 武藤氏は基本的に「日韓関係がダメになったのはムン・ジェイン政権のせいだ」とする立場なので、そのように描かれています。
 それでもまあ、「今回の招待はこれからの日韓関係を占う試金石」「旭日旗アレルギーをどうするつもりなのかを見定めることができる」とは書いていますね。

 正直、ムン・ジェイン政権によって高められたハードルは低くなることはあり得ないと思われるのですよ。
 三菱重工・日本製鉄に対する賠償問題や、旭日旗に対してもそうですし、そもそも「日本と組んでなにかをする」こと自体を拒絶してきましたからね。
 平昌冬季オリンピックに安倍総理が出席したのに、その返礼である東京オリンピックに来ないとかあり得ませんからね実際には。


 そうしたハードルの高さ……というか、ハードルそのものをぶち壊して参加することができるのか、ということですが。
 ……うーん、参加してくるんじゃないかなと思います。
 というのは対アメリカを考えてです。先日も大規模な米韓合同軍事演習である乙支フリーダムシールドが行われました。
 ほぼ4年ぶりに米韓間での軍事演習が行われ、少なくとも安保関係では修復を目指していることが分かります。

 実際、韓国では虎の子のイージス艦を派遣しようという声も出ています。
 ただし、メディアからはかなり批判的に報道されています。

[単独]旭日旗に掲げる日本管艦式に私たちの「イージス艦」派遣?(JTBC・朝鮮語)

 JTBCが左派メディアであることを差し引いてもなかなかの強い拒絶感。
 あとコメントも同様。
 上記ニュースでも2000以上のコメントがついていますし、その中味もなかなか辛辣。
 下の同じニュースのYouTube動画版でもユン政権に対して厳しいコメントが多いように見えます。



 ただ、ユン政権が日韓関係の修復に出ていること自体は間違いないところ。
 さじ加減をどうするか、という部分はあっても。
 さて、実際にはどうするのでしょうかね。

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楽韓さん、本日の動向 - 筋トレのサプリ、どう使ってますかという質問の詳細

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 明日からのタイムセール祭りに向けてKindle Unlimitedも2ヶ月無料のキャンペーンをしてますね。これまで加入経験がなかった人向けかな? まあ、加入したことがある人もちらと見てみるとよいかもしれませんね。
 最近になって雑誌、写真集だけじゃなくマンガの1、2巻をチラ見せするようになってきたので宝探し的にも使えると思います。魔具師ダリヤはうつむかないもKindle Unlimitedきっかけじゃなかったかな。

 Twitterのマシュマロでちらと答えた筋トレ用に使っているサプリ等、もうちょっと詳細を書いてみましょうかね。
 プロテインで使っているのはホエイ3種類、ソイ1種類。
 ホエイはいまエクスプロージョンのカフェオレ、VALXの杏仁豆腐、ベリー味をローテーションで使ってます。味を分けているのは飽きを最低限にしたいので。
 ソイは寝る前に。いまはVALXのほうじ茶フレバー。

 クレアチンをトレーニングのない日は3グラム、ある日は5グラム。朝晩に分けて。
 グルタミンをトレーニング直後のプロテインと一緒に5グラム。寝る前のソイにも同量入れます。
 ホエイプロテインを摂ることの体臭対策としてDHCのシトルリンも。
 トレーニング中にはEAA8グラム+クエン酸チャージウォーター1本をシェイカーに入れて飲みながら。

 プロテインは1日にたんぱく質換算で70グラムを目安に摂ってます。
 ほぼ間食として。
 クレアチン、グルタミン、EAAはハルクファクターのものを使っています。

 ……明日のタイムセール祭り用に取っておくべきだったか?
 まあ、扱いがあるかも分からんしね。

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 ぼっちざろっく、久々に読むと「読みにく!」ってなるけど途中から慣れる。毎度のパターン。








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 ちびちびと抜き読みしてます。

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東京大学出版会
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韓国のスーパーマーケットで「5980ウォンのチキンが登場」と大ニュースに……いや、真面目に大ニュースになっているんですってば

カテゴリ:経済 コメント:(84)
チキン価格、10月にもまた上昇……「コスパ」マートチキンブームが続くよう(世界日報・朝鮮語)
人々がチキンの値段に歓喜し、また怒ってもいる。物価高で厳しい時期に大型マートで次々と出した「コスパ」チキンブームが吹いている中、フランチャイズBHCは最近再び価格を上げて視線が集中している。それに加えて10月には配信アプリの政策変化によりチキン価格がもう一回引き上げられるという見通しも出ている。

今でも高価だと攻撃を受ける大型フランチャイズチキンに対する消費者負担はさらに大きくなると見られる。配達の民族、クパンなど配達アプリで包装注文仲介手数料0ウォン政策をこれ以上延長しないという観測が出たためだ。 (中略)

最近、ホームプラスで出した「堂々チキン」は行列しなければ買えないだけでなく、転売まで登場しながら大きな話題を集めている。これにイーマートも5980ウォンチキンを発売し、大型マートの「コスパ」チキン競争は火がついたようだ。 (中略)

大型マートチキンの人気がフランチャイズ本社「暴利」論争まで広がって不買運動までだが業界売上2位のBHCは最近価格をまた上げて公憤を買っている。
(引用ここまで)


 韓国の大手スーパーが目玉商品としてチキンを5980〜6980ウォンくらいで売り出して大騒動になっている、というニュース。
 この記事もそうなんですが、どの類似ニュースにもかなりのコメント数がついているのがちょっと面白い。
 この記事は500コメント越え。それ以外の記事でも100以上のコメントが普通についています。

 12年前にもロッテマートが5000ウォンチキンを売り出したことがありまして。
 韓国社会で喧々囂々の話題になったものでした。
 「企業努力だ」という声も上がりつつ。
 その一方で「大企業が自営業者の邪魔をするつもりなのか」みたいな話になりまして。
 当時はロッテマートが謝罪して販売を終了したというオチに終わりました。

 今回もそれと同じで5000ウォン代のチキンを売り出して、大反響と。
 転売されるほどの騒ぎになっているほどだそうですよ。
 お惣菜チキンを転売……ねえ?


 2018年頃には「庶民の味」だったはずのハンマリ(1羽分)のチキンが2万ウォンを突破して「チメク(チキンとビール)も楽しめなくなった」とされていたのです。
 最近では「2万ウォンでチキンの配達をしてもなにも手元に残らない。3万ウォンにさせてほしい」とかいうフランチャイズの話も出ていたほど。

 それが一気に5000ウォン台ともなれば、そりゃ話題をかっさらっていくか。
 大手のスーパーであればチキンを原価+αくらいで売っても客寄せになればいい、という考えかたもできますしね。
 揚げ立ての宅配チキンとお惣菜チキンではもはやジャンルが違うという部分もあるかな。

 それにしても「チキンが安い」ということがこれほどまでに韓国社会を喧噪に叩きこむとは。
 関連ニュースはいくつあるのか把握できないほどです。
 よくも悪くも国民食であるのは間違いないのでしょう。
 日本で同じような騒ぎになるものってちょっと思いつかないですね。

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韓国銀行、今月も利上げ……その結果、不動産価格にやばげな変動が?

前例のない金利4連続引き上げに凍結した不動産市場(デジタルタイム・朝鮮語)
国内基準金利が史上初めて4連続で引き上げられ、不動産市場が凍結する見通しだ。基準金利は1年ですべて2%ポイント高くなった。基準金利が急激に上がり、不動産関連貸付を受けた借主の利子負担も大きく増えた。住宅担保ローン(LTV)変動金利は先月「ビッグステップ」(一度に0.50%ポイント引き上げ)の影響で現在最高年6%台に入った状態だ。

市場では金通委が年内に残った2回の会議で基準金利を0.25~0.50%ポイント上げると予測している。そうなれば、都市銀行の変動金利も年末には年7%台に進入する可能性も提起される。

不動産専門家らは基準金利引き上げが貸出金利に反映された側面があり、政府が消費萎縮と景気低迷を懸念して銀行圏の貸出金利引き上げ速度調整に乗り出したが、今回の金利引き上げで住宅市場の買収心理はさらに萎縮するものと見ている。 (中略)

不動産市場ではすでに基準金利引き上げの余波が現れている。ソウル不動産情報広場によると、同日基準7月と8月のアパート売買はそれぞれ615件、173件と集計された。登録申告期限が契約後30日以内に期限が残っているが、月基準歴代最小を記録した去る2月819件より少ないものと見られる。
(引用ここまで)


 先月、アメリカのFRBが政策金利引き上げを決定しまして。
 またも0.75%の引き上げで2.25~2.5%となりました。市場が予想していた通りでもあり、それほど大きな反応もありませんでした。
 それよりも月頭の雇用統計の上昇具合よね……。

 さて、韓国銀行も先月0.5%の引き上げをしたばかりですが、さらに0.25%の利上げを決定しました。
 これで韓国の政策金利も2.5%。
 なんとか追随できたわけですが、これでアメリカの政策金利とまったく同じ数字になってしまいました。
 ここからが韓国の地獄の一丁目といえますね。


 すなわち、金利を上げなければ「ドルで預けたほうが有利じゃん」となってキャピタルフライトを起こしてしまう。
 韓国では国家的なトラウマとしてアジア通貨危機、およびIMF管理下に置かれたことが心理に刻み込まれています。
 キャピタルフライトがその第一幕になったこともあって、キャピタルフライトに根本的な恐怖を抱いているのです。

 アメリカは年末に向けてさらに1%ていどの利上げをしてくるものと考えられています。
 さて、韓国はこれに追随できるのか。できるのかっていうか、やらないと厳しいのが現実。

 ところが政策金利を上げると当然、市中金利も上がっていく。
 不動産ローンの大半(7~8割)が変動金利を選択していることもあって、かなり「詰み」に近づきつつある。
 現状でも変動金利は6%台。
 さらに利上げがあれば7%にも到達し、ローン支払いが300万ウォンにも達するとされています。

 すでに不動産取引が冷え込んでいる状況ともレポートされていますね。
 20億ウォンを超えるような高級なマンションでは値下がりもはじまっているようですが、現状はまだ「冷え込み」の段階。

 さて、ユン政権は不動産バブルを破裂させず、かつ金利を上げていくという綱渡りを強いられるわけです。
 これもムン・ジェイン政権がソウルの不動産価格を5年で2倍にしてしまった尻拭いをしなければならないのですけどね。

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