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2022年07月

「現金化があれば日韓関係が破綻するなどただの脅しだ」と日本の弁護士が発言……じゃあ、やってみればいいんじゃないかな

「強制動員賠償執行すれば韓日関係破綻?…被害者への脅しにすぎない」(ハンギョレ)
 「(日本の加害企業の韓国内資産の)『現金化は韓日関係の破綻を意味する』という言説は、被害者を脅してあきらめろと言っているに過ぎない」

 日本政府を相手にした戦後補償裁判で被害者側の代理人として長い間活動してきた山本晴太弁護士(69)は、先月26日と28日、二度にわたる本紙との電子メールインタビューで、このように語った。 (中略)

-最高裁判決履行のために加害企業の韓国内資産売却を通じた現金化に対する最終判決を控えている。 日本と韓国政府は「現金化は韓日関係破綻を意味する」という。望ましい解決策は何だろうか。

 「『現金化は韓日関係の破綻を意味する』という言説は日本にも韓国にも、そして両国の市民社会にも存在するが、意味がわからない。そもそも『破綻』とは何なのだろうか?ロシアとウクライナのような状態なのか?現金化が実行されたら自衛隊が独島に上陸したり、ソウルをミサイル攻撃する可能性があると本気で思っている人がいるだろうか?逆に、韓国大使が日本の首相に面会もできない現状は友好国の通常の関係から見れば、すでに『破綻』しているとも言える。結局『破綻……』の言説は『これ以上やると大変なことになるぞ』と被害者を脅して、『もういい加減にあきらめろ』と言っているに過ぎない。

 日本政府や企業が謝罪も拒否したまま、韓国政府が『破綻を回避するために』という発想で始める『解決策』は必ず失敗する。日本側に謝罪の意思がなく、韓国政府にも被害者中心主義の原則によって解決する意思がないなら、粛々と法的手続(現金化)を進めるしかないのではと思う」
(引用ここまで)


 戦後補償裁判を扱ってきた日本の弁護士が「現金化で日韓関係が破綻するなどとする言説は脅しにすぎない」と韓国の左派紙であるハンギョレとのインタビューで発言。
 ……まあ、そう思うならすべてを放置するよう、韓国政府に提言すればいいんじゃないですかね。

 日本側が韓国政府の努力を手伝わないまでも、それなりに日韓外相会談をするなりしているのは「破綻だけは避けたい」と思っているからでしょうよ。
 一切、話の通じないムン・ジェイン政権よりは多少なりとも対話が可能だと判断したからこそこうしている。
 っていうか、記事中に「韓国大使と日本の首相が面会できない状況は破綻しているも同然」とか言ってますが、すでに外相との面会は行われています。

林外相、韓国大使と初面会(共同通信)

 カン・チャンイル前大使とは1年半の任期で1回も外相・首相と面会することはありませんでしたが。
 こういう部分でも前政権とはつきあいかたを変えていこうとしているのは確かですね。


 先日も書いたように、アメリカ側も主に安保面での日米韓連携をキープせよとの意向があるのは間違いないところ。
 米韓外相会談米韓防衛相会談ともに会談後に「GSOMIA正常化」について言及していた(言及させられていた)のがその傍証ともいえるでしょう。

 そういえば、トランプ前大統領が訪韓した時に抱きついたイ・ヨンスさんがペロシ議長の泊まる予定のホテル前で書状を手に待ち構えていたそうですが、裏口から入られて空振りしたそうです。

空港の出迎えもゼロ…ペロシ氏訪問に”塩対応”の韓国政府=ネットには批判続出「外交惨事」(レコードチャイナ)
ペロシ氏はソウル市内のホテルに滞在する。取材陣はホテルの正門前で待機していたが、ペロシ氏一行は裏口から入ったため写真は撮影できず撤収したという。正門前には元慰安婦のイ・ヨンスさんの姿もあった。イさんはペロシ氏に慰安婦問題解決に向けた支援を求める書簡を渡すため待機していたが、会うことはできなかった。
(引用ここまで)

 イ氏から「ペロシと面会したい」って言い出したそうですが、ホテルをリークした輩がいるのでしょう。
 まあ、これをスルーしたのが日米関係と米韓関係の差ともいえますかね。

 個人的には現金化した後の日韓関係を見たくないかと問われれば「とても見たい」と答えざるを得ないのですが。
 それは「イ・ジェミョンが大統領になった韓国を見てみたい」のとさほど変わらないんだよなぁ。
 見たいけど見たくないというか、現状の東アジア情勢でさらに混沌化する状況を求めていないというか。
 頼むからちょっと大人しくしてろ、っていうのが一番近い感情かな。

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ペロシ下院議長、韓国に到着するも韓国政府からの出迎えゼロ。「議長を冷遇したのでは」との報道に韓国大統領府は「アメリカが辞退したのだ」と主張……そっちのほうがやばくない?

ペロシ下院議長、訪韓も「出迎えなし」「電話会談のみ」 韓国メディアは「中国の顔色うかがったか」(TBS)
ロシ下院議長は、きのうから韓国を訪れています。しかし、到着時の写真には韓国側から出迎える人の姿は見当たらず。さらに、きょうから訪問する日本では、岸田総理との面会が調整されているのに対し、韓国の尹大統領とは電話会談にとどまりました。

尹大統領が夏休みをとっていることなどが理由とされていますが、韓国メディアは「中国の顔色を伺ったのではないか」と指摘しています。
(引用ここまで)


 個人的にはかなり面白い記事。
 ペロシ議長が台湾を発って韓国に来たわけですが。
 その際、韓国政府側の出迎えがゼロだったという。



 駐韓アメリカ大使と駐韓米軍司令官、でしょうね。
 韓国メディアからは「意図的な冷遇ではないか」と指摘されたのですが。
 大統領府からは否定の声明が出ています。

ペロシ議長が空港での儀典なく不快がったとの報道に韓国大統領室「米国側が辞退」(中央日報)

 韓国側が決めたのではなく、あくまでもアメリカが辞退したのだと。
 これ、ホントに面白い。


 さて、ペロシ議長は今回のアジア歴訪でシンガポール、マレーシア、台湾、韓国、日本と訪れています。
 シンガポール到着時は見つからなかったのですが、マレーシアではモハド・ラシッド・ハノン副議長が出迎えに出てます。



 台湾到着時には呉釗燮外交部長(外相に相当)が出迎えています。



 だけども、韓国では駐韓アメリカ大使と駐韓米軍司令官のみ。
 しかも、アメリカ側から辞退した、と。

 アメリカ側から出迎えを辞退した、と。
 到着時間が遅かった、さらに米軍基地に到着するのでそれを考慮した、ともされていますが。
 到着時間が遅かったのは台湾もかなりのものでしたけどね。日付が変わるくらいの。
 あと台北松山空港は軍民共有空港だったはずですが。

 「アメリカ側から出迎えを辞退した」というのは現在の米韓関係を如実に語っている感じですね。
 象徴的ですわ。

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「韓国独自技術で作られた人が乗って操縦するロボット」が辿ったいつもの末期……これはひどい

脱税・秘密資金疑いヤン・ジンホの「200億のおもちゃロボット」(メディアトゥデイ・朝鮮語)
ウェブハードメーカー「ウィディスク」と「ファイルノリ」の実質所有者ヤン・ジンホ韓国未来技術会長は「ロボットキッド」だった。マジンガーZとテコンVを見て育った彼は200億ウォンをかけて二足步行ロボット「メソッド-2」を開発したという。2016年12月、韓国未来技術(代表イム・ヒョングク)が作った4m習作ロボット「メソード-2」が人を乗せたまま二足で歩く動画が公開されると、外信と国内メディアは彼に注目した。 (中略)

「そのロボットはきちんと歩くこともできません。ロープにぶら下がっているだけです。ヤン会長はいつも側近にこのロボットを『200億のおもちゃ』と呼びました。」

ウィディスク関係者は「メソッド-2」をこう説明した。映画トランスフォーマーを連想させるロボット「メソッド-2」は国内外のメディアの注目を集めた。昨年、世界最大の電子商取引業者のAmazonのCEOジェフ・ベゾスがこのロボットに搭乗した姿が中継され、話題を集めた。しかし、2012年に両会長が設立したロボットメーカー「韓国未来技術」実体が正確に知られたことはなかった。
(引用ここまで)


 以前、METHOD-1なる「韓国独自の技術で作られたロボット」があったのを覚えていますでしょうか。
 2017年の頭に報道されて「パチモンじゃん」という話をしましたね。
 一部映像はCGで、歩きはしているもののどうしようもないていどの代物という話をしました。
 当時、続報があるだろうからその時にでも解説するかと思っていたのですが。

 まあ、「ロボット」としての続報はほとんどなかったのですね。
 一応、なんかのイベントでAmazonのCEOであるジェフ・ベゾフがMETHOD-2なる後継機?に登場して、腕部を動かしたなんていうニュースはありました。

AmazonベゾフCEO「韓国未来技術のおかげでロボットパイロット」(聯合ニュース)



 やっていることは腕をぶん回しているだけ。撮影者も半笑いですね。
 ジェフ・ベゾフは「まるで(エイリアン2の)シガニー・ウィーバーだね」とか言ってますが。
 腕のマスタスレイブとしてはそこそこよくできてますかね。ただ、これもかなり昔からあるテクノロジーではあります。


 さて、このmethodシリーズは「韓国未来技術」なる企業で製造され、その会長は「私費200億ウォンを開発に費やした」と豪語していました。

 その資金の出所が違法動画サイトだったという話。このニュースは2018年の11月に出ていたものです。
 漫画村のAV版とでもいうか。要するに経費をほとんどかけずに売上を出せる仕組みを他に持っていたのですね。
 んで、さらに社員に対するパワハラ等でも注目が集まり、逮捕拘束に至っています。

 罪状は「暴行(傷害)・強要・動物保護法違反 ・情報通信網利用促進及び情報保護等に関する法律違反・著作権法違反・性暴力犯罪の処罰等に関する特例法違反・銃砲・刀剣・火薬類等の安全管理に関する法律違反 ・麻薬類管理に関する法律違反・横領容疑」だそうで。あと脱税も。
 銃砲等の安全管理、および動物保護法は「社員に刀を持たせて鶏を殺させていた」というもの。猟奇犯じゃねえか。



 というか動画見ればすぐに分かるんですが、上半身と下半身が完全に別物。
 搭乗者の腕の動きに合わせてロボットの腕は動く。
 ただ、左手を単独で動かすとそのモーメントが静止している右手にも伝わって右手が震える。モーメントの制御をしていない。
 んで、歩く時はただ歩くだけ。
 上半身の動きを下半身で制御するといったプログラミングになっていないわけです。
 下半身に上半身を乗っけただけ。なんの連結もされていない。

 ジェフ・ベゾフが喜んでいたように、イベントで展示して「でっかいロボットを動かしたぞ!」ってやるためのものですね。
 ちなみに逮捕されたヤン・ジンホらはこれらの事実を把握していて「あんなものは200億のオモチャだ」としていたそうですが。
 ま、確かにそのていどのもの。

 当時から「こんなのパチモンだからね」という話はまともなサイエンスライターからは出ていたものです。
 ハリウッド映画に関わるデザイナーが協力したということで外見だけは人の目を引くようにできていますが。
 2017年当時から楽韓さんは「イ・ミョンバクの魚ロボットと同じくらいの完成度」「くだらないオチになる」と断言していました(魚ロボットの末期はこちら。達成できたスペックはこちらを参照)。
 その通りになりましたね

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楽韓さん、本日の動向 - サイゼにアレが復活した……だと?

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 KADOKAWAのコミックスがいくつかセールになっているようで、それが最終日。
 異世界のんびり農家、異種族レビュアーズ、乙女ゲー世界はモブに厳しい世界ですなんかがセール対象。異種族レビュアーズは全巻半額。あとは最新刊以外半額。
 KADOKAWAの中でも面白いものが揃っているかな。
 とりあえず1冊読んでみて波長が合うかどうか試すのもよいと思います。





 そうそう、サイゼリヤでラムランプステーキが再復活していたので、お客の少なくなるランチの終わった後を見計らって食べてきました。
 あとボッタルガスパゲッティが期間限定で出てたのでたまらずに。
 うーん、赤ワインがほしかった(まだ作業残ってたので飲めず)。

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 やっぱりラムランプステーキは好みの味だ……。できるだけ長くやってほしいわ。

 今日のKindle日替りセールからのピックアップこちら。おっと、これはまだ買ってなかったな。あとで読もう。