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2022年07月

いまだに韓国国内でくすぶる「通貨スワップ協定待望論」、そこには「外貨準備高の真水はどのくらいなのか」という疑惑がある……

韓米通貨スワップについて徒然と思う(マネートゥデイ・朝鮮語)
米国連銀の急激な基準金利引き上げは、韓国をはじめとする新興市場国で資本流出と通貨価値の下落を誘発し、国内インフレはもちろん外国為替市場の変動性も増幅させている。韓国銀行としても今年に入ってから4回にわたって基準金利を引き上げるなど、先制的に通貨政策を運用しているが、外国為替市場を安定させるには不十分な格好だ。最近、その勢いがややおさまりつつはいるが、依然として外国為替保有高は年初比で245億ドルほど急減してきたし、ウォンドルの為替レートは10%上昇した1310ウォン台を行き来している。

状況がこうなると、韓米通貨スワップ締結の必要性を力説する専門家たちのコメントを一日にも何度も接することになる。 (中略)

現在、外国為替保有高の規模を考慮すれば、韓米通貨スワップが果たして不可欠なのか、ウォンドルの為替レートを下げるのにどれだけ効果的かなどに対する意見は分かる。ただし、韓米通貨スワップ自体が外国為替市場の安定を図るのに有用であるという事実自体については異見の余地がない。10億台の住宅を所有している資産家であっても、現金がなければ1億程度の資金が必要な場合、住宅を処分しなければならない場合がある。しかし、マイナス通帳を開設しておけば、あえて住宅を処分する必要はない。国家が直面する外国為替市場も同様に理解できる。適正規模の外国為替保有高を維持していても現金性外国為替保有額の割合は高くないため、一時的に外国為替流動性が不足する場合、マイナス通帳の役割を果たすことができる韓米通貨スワップは役立つわけだ。 (中略)

国内で韓米通貨スワップの必要性に対する声が高まるほど、そして米国政策当局が韓国政府の切迫感を見破るほど、私たちの交渉力は低くなるだろう。憂国の衷情がむしろ害を及ぼしかねない。

だからといって、米国側が通貨スワップを締結決定を下すまで、手を離して待つだけではない。私たちの交渉力を高める経済学的論理を積極的に開発する努力が必要だ。例えば「韓米通貨スワップが締結されなければ、私たちとしては万が一に備えて為替保有高を適正水準以上に着実に増やすしかなく、この過程でウォンドル為替レートはバランス水準以上に上昇することになり、韓国輸出品のドル価格競争力は高まり、米国輸入品のウォン価格競争力は低くなり、米国の大韓国貿易赤字が拡大する」という論理を拡げることも可能だ。韓国の外国為替保有高増大の誘引を減らし、米国の大韓国貿易赤字を減らすという点で「ウィンウィン」になることを立証する研究を行うことが、コメントを通じて韓米通貨スワップ締結の必要性を主張するより国益に役立ちます。
(引用ここまで)


 韓国ではいまだに「米韓通貨スワップ協定を!」との声が上がっています。
 まあね。
 一応、ハン・ドクス企画財政部長官(財務相に相当)は「外国為替危機ではないので通貨スワップは不要だ」との認識を国会で述べています。

ハン・ドクス「外国為替危機ではない……」韓米通貨スワップ「不要」(朝鮮ビズ・朝鮮語)

 「ウォンだけでなく、他の通貨も対ドルで下落しているから問題ない」というここのところ使ってるロジックでなんとか切り抜けようとしている感じですかね。

 バイデン大統領との米韓首脳会談、イエレン財務長官との米韓財務相会談の療法で空振り。
 韓国メディアからは「もう決まったも同然だ」みたいな報道が相次ぎましたが、完全にスルーされています。


 それでもなぜここまで米韓通貨スワップ協定が求められているかというと、韓国政府のいうところの「外貨準備高」に対して不安を抱いているからです。
 1997年のアジア通貨危機において「国家には1ドルの外貨もありません!」ってなったアレを再現したくないという部分もあるでしょうし。
 それよりなにより、「本当の真水分はどのくらいなのだ」ということに関して疑心暗鬼になっているのでしょうね。
 楽韓Webでも何度か「真水はどのくらいなんだよ」と指摘しています。

 ちなみにアメリカの国債について韓国の保有額は1141億ドル。
 日本(1兆2128億ドル)の1/10以下、イギリス(6340億ドル)の1/5.5、台湾(2314億ドル)の半分強。国別では17位。(ソース:財務省
 経済規模に比べてアメリカ国債の保有額が小さすぎるんだよなぁ。

 アメリカ国債は韓国の外貨準備高の1/4でしかない。
 じゃあ、それ以外の3/4はどうなっているの……という部分が気になるところですが、韓国政府が準備高の内訳詳細を発表しなくなってだいぶ経つのです。
 ファニーメイ、フレディマック公債あたりに手を出していたのではないか……ともされています。
 まあ……前回、前々回の通貨スワップ協定で締結と同時に行使していたので実際のところはお察しください、って感じです。

 

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ビルボードJAPANがBTSのファンらに警鐘「チャート操作目的の再生は音楽を聴くことにならない」「チャートハックは楽しいですか?」

Billboard JAPAN運営が警鐘「チャート操作目的の再生では、音楽を“聴く”とは言えない」(KAI-YOU)
ここ数年ますます影響力を強めているのが「ファンダム」の存在である。

熱狂的なファン集団やその文化を指すファンダム。そのエネルギーは音楽産業に光をもたらす反面、意図的にチャートを操作しようとする動きが散見されるなど、シーンに影も落としている。

これらの動きを、チャートを運営する当事者たちはどのように見ているのだろうか?そして「ヒットチャートの意義」をどのように考えているのだろうか? (中略)

2020年代、BTS「Dynamite」が米Billboardの「Hot 100」で初登場1位を記録したのをきっかけに、音楽シーンに可視化されたファンダムの存在。 (中略)

Billboard JAPANは、2013年よりTwitterでの話題を指標に導入している。これは本国アメリカのBillboardに先立った動きだ。 (中略)

ある時期から特定のアーティストをチャート入りさせることを目的に、ファンダムが意識的に楽曲名とアーティスト名をツイートする流れが大きくなった。Twitterで楽曲名を検索すると、ノイズやスパムとしか感じられない投稿も散見されているのが現状だ。

礒﨑さんも「ファン以外のユーザーが見て、どう思うかというところまで考えたほうがいい」と懸念を隠さない。 (中略)

「アーティストの夢を叶えようとするファンダムの熱量は大切にしたい部分もあるのですが、それが行き過ぎてしまうと、『再生する』ことが目的となってしまいます。それは新たなファンの流入を阻害することに繋がりかねないですし、音楽を聴いているとは言えないのではないでしょうか」(高嶋さん)
(引用ここまで)


 記事中の実例で出てくるのがBTSしかないので、BTSのファンに向けての警鐘ということなのでしょう。
 ま、こうしたランキングハックはいまにはじまったことではなくて、ラジオのDJへのリクエストを山ほど出すとかいう時代からやられているものではあるのだけど。
 もうその頃とは質が違うんだよなぁ。

 以前にもアメリカで「BTSのファンはアメリカにいないのにVPN経由でアメリカにいるように装ってストリーミングサービスの曲を廻している」「他人に金を出してまでフィジカル(CD等)を買うようにしている」「その方法をファンの間で回覧している」といった指摘が行われていました。
 そこでも「Fake Play」であるとされていましたね。

 さらにはアメリカのビルボードからも「BTSのファンは本当にいい加減にしてくれ」っていう記事が出たことがありますが。
 曰く「BTSのファンはチャートの抜け道を利用してBTSのシングル売上を嵩増ししてきた」と。
 BTSのリーダーはそれに対して「ダウンロードチャートで1位を取ることで我々のファンが非難されるのは正しいことなのか分からない」「ルールを変えるのはビルボード次第だ」ってうそぶいてましたね。


 「そんな組織的なフェイク行為はやめてくれ」とは言えないところで、それらの指摘がすべて真実だということを証明したも同然なんですが。
 その後、実際にビルボード側は規定を細かく変更することで対抗しているとのこと。
 なんでもその結果、BTSのチャートは大きく下落したそうですが。あまり興味がなくて具体的な数字は知りません。

 んで、今回はビルボードJAPAN。
 「Twitterをチャートの参考にしたらノイズが入りはじめた」
 「チャートのハックは楽しいですか?」
 「再生することが目的になってて曲聴いてないよね?」

 まあ、手厳しい。
 彼らにしてみれば公正なチャートを作って、それを参考にしてもらうことがビジネスなワケで。
 外からチャートを歪められるということは業務妨害でしかない。

 そういった部分で歴史に名を残す、というのはとても韓国らしい所業だなとは感じます。
 ピ(RAIN)への投票と同じことですわな。

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クォン・サンウの所有している不動産、80億ウォンから480億ウォンまで高騰する……と韓国では一般紙で報道されてしまう

洗車場になっていたクォン・サンウの土地、80億→480億になった(ソウル新聞・朝鮮語)
クォン・サンウは2015年4月、城水洞にある大地面積946平方メートル、延べ面積588平方メートル地上2階規模の工場を80億ウォンで買収した。

登記簿謄本には買取価格の62.5%である約50億ウォン(債権最高額60億ウォン)を貸し出されたことが分かった。 (中略)

クォン・サンウが保有する土地と建物の相場は、2017年に開発好材に支えられ、大きく上がった。建物値を除いても6倍近い差益が予想される。

クォン・サンウはソン・スドンの開発可能性を見て事前に投資したものと見られる。

洗車場近くの大地面積314平方メートル規模の土地が161億5000万ウォンに売り出されたことを考慮すると、3倍面積のクォン・サンウの土地は480億ウォン以上と予想される。

一方、クォン・サンウは江西​​区灯村洞と京畿道城南盆唐区にもビルを一軒ずつ保有している。両方の建物の相場は少なくとも500億ウォン以上と評価されています。

また、クォン・サンウは2008年オーストラリア最高のリゾート地ゴールドコースト中心街の68階建てのペントハウスを17億ウォンで売買した。
(引用ここまで)


 韓国では「タレントがこの大邸宅を買った」とか「以前に買っていた不動産がこんなに高騰した」という話を一般紙が報道するのです。
 なんだったら公共放送が「タレントの買った不動産高騰ランキング」を作ったりもします。
 ちなみにそのランキング放送によると「読者投票で1位」のピと妻である「独島芸人の一味」であるキム・テヒの398億ウォンが売却益ランキングの栄えある1位でした。

 まあ、こんな風にして国民からの不動産価格への興味が大きいのが韓国というものなのですね。
 それが「タレントのゴシップ+不動産価格」となれば最大級の興味を引くことになるのでしょう。
 公共放送でやるんだもんなぁ……。

 さて、そのピ+キム・テヒの398億を上回る売却利益があるタレント所有の不動産というものが発見されました。


 それが「お金大好き」クォン・サンウが購入した土地。
 マンション等の不動産ではなく、土地投資であるというのが韓国では珍しいところ。
 ちなみになんで「お金大好き」という冠言葉がつくのかというと、「難病の子供を救うためのチャリティイベント」を西武ドーム開催して、1円の寄付も行わなかったという渋ちん具合だったため。
 しかも当初は「3000万円寄付しました」と発表していたっていうね。
 あと飲酒運転で事故を起きしておきながら2日間も逃走を繰り広げて「飲酒していませんでした!」って出頭したっていうゴミ具合。
 こんなのでもまだ日本にファンクラブあるそうで。
 人間としてはアレでも高騰する不動産をあさる能力は強かったようです。
 80億ウォンで買った土地が現状で480億ウォンになっているっていう。
 開発が行われることを見据えて購入したそうですわ。
 それ以外にもビル一棟買いを2件やっててどちらも500億ウォン以上の価値があると。

 ま、そんなことが一般紙で報道されてしまうこともアレですが。
 「不動産で儲ける」ことは韓国人すべての夢なのでこうして報じられるのです。

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