韓日戦0-3大敗の惨事が出てから9日が過ぎた。しかし、パウロ・ベントゥと大韓サッカー協会は黙黙したままだ。2021年3月には「親善試合」で負けてチョン・モンギュ大韓サッカー協会長名義の謝罪文を出したが、今回はワールドカップを控えても韓日前敗北に沈黙している。 (中略)
実は東アジアカップで中国や香港戦は重要ではなかった。 (中略)
重要なのは日本戦だった。冷静に日本戦一つだけ見て東アジアカップをやっても過言ではない。日本はホームで開かれるために主軸であるヨーロッパ派はなくてもそれなりのJリーグ実力派でチームを構えた。最も沸騰することができ、意味のある90分を過ごすことができました。
しかしベント監督はこのような日本戦で「あえて」実験をした。守備手クォン・ギョンウォンを守備型ミッドフィルダーで実験した。 結果は「空くじ」だった。 (中略)
しかも日本戦は単に「韓国と似たレベルのチーム」ということを越えて歴史的、政治的、サッカー的のすべてで言う必要もなく大きな意味がある。 (中略)
ところが代表チーム監督が外国人という理由で4年という歴代最長数で赴任しているにもかかわらず日本戦敗北を気にしないとすればそれは明らかに問題があるほかはない。
(引用ここまで)
いまだに韓国では「トヨタの惨劇」がコラムで扱われています。
前回ピックアップしたのは「謝罪しろとまではいわないが韓日戦を戦争だと認識しろ」とかいうものでしたね。 今度はベント監督に対して「韓国代表へのリスペクトがない」のだそうで。 曰く──
・就任4年を過ぎた代表監督が韓日戦の意味を分かっていないはずがない。
・それなのに日韓戦で実験ともいえる采配をした!
・試合後には「日本は勝利に値した」など幽体離脱話法を繰り広げた。
・ライバル国である日本には勝たなければならないのに!!!
……といった内容。
まあ、あとは「ワールドカップの成績さえよければいいと考えているようだ」と。
ベント監督の立場にしてみれば、新戦力の発掘が急務で香港や中国戦ではできなかったでしょうね。なぜなら香港、中国相手では軽すぎて実験にならない。
一定以上の圧迫を受ける日本戦でこそ新戦力が通用するかどうかのテストによい……と考えたのでしょう。
ま、結果は失敗でしたが。
韓国代表では層の薄さが指摘されるようになっています。
1軍と2軍の実力差がひどい、と。
日韓戦惨敗で露呈した韓国代表の不安要素…主力と控えの差は歴然「負傷者1~2人でW杯が台無しに」(スポーツソウル)
ガチのフル代表で日韓戦をやると正直、まだ分からない部分がある(おそらく日本のほうが有利に試合は進められるとは思いますが)。
でも、スタメンになにかあった時に韓国代表はそれを覆せるのか、という話です。
ま、日本の3軍にメタメタにされるようじゃ無理、ってことでもありますが。
あ、そうそう。
来月の9月19〜27日が今年最後のAマッチデイで、日本代表はヨーロッパで23日にアメリカ代表、27日にエクアドル代表との対戦が決まっています。
前にも言いましたが、ヨーロッパとアフリカの国家代表が拘束されている状態なのに、いい相手を見つけられてますよね。
で、韓国代表なのですが。
まだ1試合すら決まっていません。噂はぽろぽろと出てはいますが。
「日本の近くにあるのでお得なもう1戦いかがですか?」っていうバリューセットができないとマッチメイクすらできんのか、キミらは……。
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