人々がチキンの値段に歓喜し、また怒ってもいる。物価高で厳しい時期に大型マートで次々と出した「コスパ」チキンブームが吹いている中、フランチャイズBHCは最近再び価格を上げて視線が集中している。それに加えて10月には配信アプリの政策変化によりチキン価格がもう一回引き上げられるという見通しも出ている。
今でも高価だと攻撃を受ける大型フランチャイズチキンに対する消費者負担はさらに大きくなると見られる。配達の民族、クパンなど配達アプリで包装注文仲介手数料0ウォン政策をこれ以上延長しないという観測が出たためだ。 (中略)
最近、ホームプラスで出した「堂々チキン」は行列しなければ買えないだけでなく、転売まで登場しながら大きな話題を集めている。これにイーマートも5980ウォンチキンを発売し、大型マートの「コスパ」チキン競争は火がついたようだ。 (中略)
大型マートチキンの人気がフランチャイズ本社「暴利」論争まで広がって不買運動までだが業界売上2位のBHCは最近価格をまた上げて公憤を買っている。
(引用ここまで)
韓国の大手スーパーが目玉商品としてチキンを5980〜6980ウォンくらいで売り出して大騒動になっている、というニュース。
この記事もそうなんですが、どの類似ニュースにもかなりのコメント数がついているのがちょっと面白い。
この記事は500コメント越え。それ以外の記事でも100以上のコメントが普通についています。
12年前にもロッテマートが5000ウォンチキンを売り出したことがありまして。
韓国社会で喧々囂々の話題になったものでした。
「企業努力だ」という声も上がりつつ。
その一方で「大企業が自営業者の邪魔をするつもりなのか」みたいな話になりまして。
当時はロッテマートが謝罪して販売を終了したというオチに終わりました。
今回もそれと同じで5000ウォン代のチキンを売り出して、大反響と。
転売されるほどの騒ぎになっているほどだそうですよ。
お惣菜チキンを転売……ねえ?
2018年頃には「庶民の味」だったはずのハンマリ(1羽分)のチキンが2万ウォンを突破して「チメク(チキンとビール)も楽しめなくなった」とされていたのです。
最近では「2万ウォンでチキンの配達をしてもなにも手元に残らない。3万ウォンにさせてほしい」とかいうフランチャイズの話も出ていたほど。
それが一気に5000ウォン台ともなれば、そりゃ話題をかっさらっていくか。
大手のスーパーであればチキンを原価+αくらいで売っても客寄せになればいい、という考えかたもできますしね。
揚げ立ての宅配チキンとお惣菜チキンではもはやジャンルが違うという部分もあるかな。
それにしても「チキンが安い」ということがこれほどまでに韓国社会を喧噪に叩きこむとは。
関連ニュースはいくつあるのか把握できないほどです。
よくも悪くも国民食であるのは間違いないのでしょう。
日本で同じような騒ぎになるものってちょっと思いつかないですね。
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