「他の国で通用しても、出版漫画市場の強い日本だけはウェブトゥーンが通じないだろうと思っていました。ところがあっという間に流れが変わり、今では韓国ウェブトゥーンが日本漫画エコシステムを破壊する側面まであります」。 (中略)
世界漫画市場で日本が絶対強者だった時期から漫画界に身を置いてきた尹氏は「日本でもウェブトゥーンブームが起きている」と最近の流れを要約した。尹氏がLINEマンガのCCOとして在職しながら主に担当していた仕事も日本漫画出版物をベースにウェブトゥーンを作るノウハウを伝授するというものだった。過去、日本でも漫画を連載した経験がある尹氏は「かつて私に編集技術や作品企画の方向を教えてくれた日本の編集者が、今では逆にウェブトゥーンをどのようにしたらうまく作れるのか私に諮問を求めるようになり変化を体感した」とし「6カ月、いや毎月、市場の流れが急変していくのを感じることができるほどだった」と振り返った。 (中略)
尹氏はYLABが数年前から企画・構想してきた世界観「スーパーストリング・ユニバース」をウェブトゥーンとして本格的にイメージ化した『スーパーストリング』の執筆に突入した。「スーパーストリング・ユニバース」はマーベルの『アベンジャーズ』のようにYLABの人気ウェブトゥーンの中のスーパーヒーローを一つの大きな物語の中でつなげる世界観だ。来年韓国と日本で同時連載される『スーパーストリング』は、これまで別々の作品に存在していたキャラクターが一つに集まった、この世界観の本編にあたる作品だ。 (中略)
尹氏は最終目標を聞かれると「『米国にマーベル・DCがあるなら、アジアにはYLABがある』と言われるように会社を育てること」と答えた。米国のスーパーヒーロー世界観と違い、YLABの世界観には輪廻思想など東洋的思想が加味されていることが魅力に挙げられる。
(引用ここまで)
個人的な話をするのですが、うちはマンガのコミックス新刊だけでもたぶん年200冊くらいは買って読んでいると思うんですね。
基本、面白いものだったらなんでも読む。おっさん向けから少年、少女マンガまでなんでも読むほうだと思っています。
できる範囲でですがアンテナも拡げているつもりなのですが。
韓国マンガってミリほどもそのアンテナにひっかからないのですよ。
びっくりするくらいにゼロ。
マンガアプリもいくつか使ってはいますがそれでも入ってこない。
comicoとか読んでたこともありますし、「食わず嫌いもなんだかな」と思って韓国ものに手を出したこともあるのですが……なんというか面白くもない。
積極的に「つまらんねぇ」とまではいかないものの「面白くない」で終わり。
画力も高くない。
この記事の(2)になにかのカラー原稿あるんですが。
……これがその「なんとかユニバースを代表する作家」レベルの画力なの?
やばくない?
マンガに必ずしも高い画力は必要ないのですが。
それぞれの作品にあった絵柄であればいい、というのは鉄則としてあります。
ボーボボの作者ってかなり画力上がっているんですが、それがボーボボの時代にマッチしていたかというとそういうわけではない。
でも、アクションものとかならそのアクションを納得させる画力が必要なのは間違いないのですが……。
「薄っぺらい」んだよなぁ。日本のマンガは手塚治虫からの伝統で映画の手法が取り入れられているのですが、読んだかぎりでは韓国マンガにそういった連続性を伴う展開がない。
たぶん、あれは1コマが単独で存在していて連続性を失っているからだと思うのですが。
売上が前年比100%で成長してたとしても、大元の数字がどうなのかって話でもありますね。
まあ、作品で語れっていうだけのものかな。
ウェブトゥーンというフォーマットが優れている、ではなく「面白いウェブトゥーン」があったら教えてくださいな。具体的な作品名で。
Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちら!→Follow @rakukan_vortex