韓半島を襲った台風は多くの傷を残しました。 特に、地下駐車場浸水事故は「一度の事故」ですまされることでは決してありません。 (中略)
私が特に注目した部分は「待避案内のメール」です。この文字がヒンナムノーが韓半島に上陸した日、6日午前4時40分に浦項市が送った文字です。 浦項マンションで9人が行方不明となる事故が発生する約3時間前に送ったものですが、文言をよく見ると「冷泉が氾濫する可能性があるので、直ちに福祉会館など安全な場所に避難してください」と書かれています。 (中略)
この「避難してください」は単なる勧告または案內の意味であるという点です。 災難対応強国に数えられる日本の場合を見れば、災害水準によって早期警報と注意-高齢者避難-避難命令など5段階に分けて、4段階からは国家が避難「命令」を出します。 反面、浦項市文字の場合、歴代級台風が上陸した時点でも、単純な「勧告」に止まっていました。 (中略)
市民たちが参考にできる自治体と政府のホームページの災難対応指針ですぐに異なります。ソウル市など、韓国地方自治体と政府関連ホームページを見ても「突然の洪水発生時に高い所に待避せよ」、「避難勧告を受ければただちに安全な場所に避難せよ」等と漠然と説明されています。 一方、日本の場合「地下や半地下住宅は水圧で扉が開かないかも知れないので、2階など安全な場所に避難せよ」、歩行可能レベルの基準も「ひざまで」に決めておいて挿絵などを添えて理解しやすいようにしておきました。 さらに、このような災難に備えた指針も韓国語と英語、日本語、中国語など、さまざまな言語に案内しています。
(引用ここまで)
韓国メディアのTV朝鮮が「韓国の地方自治体の災害対応が拙い」という話をしています。
まあ、これまでは台風が上陸することもそれほどなく、地震が起きることもほとんどなかったのですけどね。
気候変動で台風はそこそこ強い勢力のままで上陸するようになり、地震もそこそこの規模のものが起きるようになっています。
これまでの災害に対する経験値が日本と大違いなのですね。
実際に流れている映像がこちら。
日本の避難指針とか、東京防災をピックアップしていますが。
……それ以前に国民の練度だよなぁ。
「もうすぐ川が氾濫しそうだから、地下駐車場にある車を地上に上げてくれ」なんてアナウンスを出す時点でおかしいんだよ。
前日とかであればともかく。
さすがにこれについては「こっち見んな」とは言えない感じ。
台風12号は朝鮮半島にはいかない感じですし、よしんばそちらに進んでも11号が通ったおかげでかなり海面水温が下がっているので大陸側に向かう前に減衰するでしょう。
どこであっても災害に巻きこまれる様子は見たくないんだよな、正直。
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