日本最古の文字記録という期待感を一身に受けた2000年前、黒い痕跡の実体が油性ペン跡として判明した。
連合ニュース、共同通信、NHKなどによると日本の奈良県が設立した橿原考古学研究所の岡見知紀主任研究員は、1997年に島根県松江市発掘遺物に書かれた黒い線は油性ペン跡だと10日に開かれた日本文化財学会で発表した。 (中略)
黒い痕跡は墨で書かれた文字である可能性があると明らかにした。
事実なら、日本で発見された最も古い既存の文字記録より200~300年も先のことだ。日本のメディアも注目した。
松江市当局は出土品の区分情報を書いた紙からインクが転写された可能性があると文化財をさらに注意して扱うと明らかにした。
(引用ここまで)
松江市で見つかったすずりになんらかの文字が書かれており、日本で最古の文字ではないかともされていたのですが。
実際にはラベル等の油性ペンが転写されたかなにかだったとの結果に終わりました。
「日本最古の文字」実はペン汚れ…ラベルなどの文字が転写か(読売新聞)
考古学で資料のコンタミはけっこうあることで「最古の米が出土した」とかされても眉につばをぬったくって見なければならないというのが実情。
「縄文時代の米か?」とされた炭化米が近代のものであったなんてこともありました。
まあ、こうして素直に発表されたのであれば健全性の証明ともなりますかね。
ただ、このニュースを韓国がかなり多く報じていまして。
20近くあるかな?
通信社である聯合ニュースが報じているので、実際にはさらに多くのメディアが報じているでしょうね。
で、面白いのが「歴代級妄想」とか「自慢しようとして『国際的恥』を」とかいう見出し。
なるほど、韓国ではこうしたコンタミが「自慢しようとして行ったもの」と認識されるのですね。
ま、実際に韓国では国宝274号事件というものがありまして。
「李舜臣が使っていた」とされる砲門が海底から発見され、国宝指定されたのですが。
捏造品だったというオチに終わっています。
韓国人は遺物捏造においてそういった経緯を持っているので、「自慢しようとしたものの」というような見出しになるのでしょう。
人間というものは自分の持っている物差しでしか物事を計れないものですからね。
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