日本政府が海に放流することにした福島第一原発内汚染水の処理過程が日本側主張どおり安全であるかを検証するため、国際原子力機関(IAEA)が実験・分析作業に着手した。
IAEAは16日(現地時間)の声明を通じて、日本が福島第一原発汚染水を処理して排出する過程をめぐって独立したデータ分析作業を行っていると明らかにした。
IAEAは「全世界で招聘した専門家11人とIAEA人材などで構成したタスクフォースが原発汚染水処理・排出過程に関するデータ分析に参加する」と説明した。
続いて「1段階のデータ分析を終えれば、公共安全に関する技術的評価と規制活動及びその手続きに関する検討など2・3段階の作業が続く」とし「来年に処理された汚染水が排出される前に総合報告書が出ることができる」もの」と浮かんだ。 (中略)
IAEAのタスクフォースはこのような日本の主張を客観的に考えてみることにして実験室を稼働中だ。汚染水浄化過程だけでなく、日本の海洋環境と同じ条件で放流時にどのような影響があるかに関する実験と検証も行われている。
日本政府は汚染水を十分に希釈して30~40年間にわたって分配放流するため、周辺環境と安全に危険がないと主張するが、多量の汚染水を長期間海に流すことは前例がなく安全を懸念する声大きい。
(引用ここまで)
韓国メディアの報道で知る「IAEAが福島の処理過程分析を開始する」というニュース。
IAEAのリリースはこちら。
IAEA Laboratories Conduct Analysis of Treated Water from Fukushima Daiichi(IAEA・英語)
東京電力がIAEAに申請しているものと同等の施設を構築して実験してみよう、というものだそうで。
どことなく韓国メディアの報道は「日本の嘘を暴くことができるのではないか」という期待が込められている感じがするのですよ。
というか、日本では一切報じられていないんじゃないかなぁ。
それをわざわざ韓国が報じるという時点で、ね。
ちなみに11月にIAEAの調査団が再来日して処理水放出の工程をチェックするそうです。
処理水でIAEA再来日へ 11月、安全性検証(共同通信)
日本政府の意向としてはさらに透明性を向上させることなのでしょう。
IAEA経由であれば調査団でもなんでもOK。
ただし、韓国がいうような「二国間での協議体設置」は全部突っぱねると。
韓国側は「日本が協議体設置を検討していると言っていた」って言い張っていましたが。
ていのいいお断りの言葉であることを日本語話者は教えたほうがいいですよね。
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