ネットなどでは「2020年には800人の警察官が現場に投入され全ての路地を規制したが、今回は20人ほどしかいなかった。警察官が少なかった理由は尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が自分の警護のため警察官を使っているから」との主張が広がっている。これに対してソウル警察庁の説明は次の通りだ。事故が発生した29日、梨泰院に配置された警察官は合計137人だった。警察は2017年30人、18年37人、19年39人、20年38人、21年には85人を現場で警戒に当たらせた。今年は例年よりも警察官の人数が多かったのだ。ただし20年と21年はコロナの感染対策で機動隊の1個中隊と3個中隊を梨泰院の異なった地域に待機させた。 (中略)
2017年のハロウィーンでは20万人が集まったが、この時に事故は発生しなかった。これについては「今回事故が発生した路地裏を2017年に当局が一方通行に規制したため」との指摘もある。これに対して竜山区庁の関係者は「梨泰院のハロウィーンは主催者のいるイベントではないため区庁は管理しない」「事故が発生した路地裏を一方通行にしたことはない」と説明した。警察も事故が発生した路地裏を一方通行にしたことはないという。警察の関係者は「昨年は梨泰院の複数の路地裏でQRコード認証により人の流れが一つの方向に動いた。これが一方通行のように見えたのかもしれない」とコメントした。 (中略)
「災害安全法」によって政府と自治体が規制できるとの見方について法律の専門家は「大統領令では1000人以上が集まるイベントの主催者は事前の報告が義務づけられているが、今回のハロウィーンは主催者がないケースだ。そのためこの法律が適用される可能性はほぼない」との見方を示した。
(引用ここまで)
韓国国内で「ユン政権では一方通行で処理できていたのに」だの「ムン政権では警官を多く導入していた」との噂話が出ている、とのこと。
で、それに対してメディアがファクトチェックしているっていう状況。
ファクトチェックセンターとかいうゴミみたいなことしかチェックしていない輩に比べたら、朝鮮日報のほうがまだまともっていう。
特に「以前のハロウィーンでは一方通行だった」って話がまことしやかに語られているのですね。
関連報道のコメントにも山ほどついている状況です。
で、「ユン政権ではこんなになっているが、ムン政権ではちゃんと運営できていたのだ」ってなっているのです。
まあ、実際にはそんな運営はされていなかったっていう。
かつても今回も主催者がいなかったために、警察は主体をもって警備できなかったというのが実際だし、交通規制もなにもやらなかった(やれなかった)。
……というかまあ、起こるべくして起きたって感じですけどね。
あんなアホみたいな狭い路地、しかも坂、おまけに違法建築で狭くなっていたっていう。
ソウル雑踏事故 現場に面するホテルが違法増築=密集の一因か(聯合ニュース)
5メートル近くあった道が2/3になっていたっていう。
見れば見るほど「韓国らしさ」が事故を引き起こしているのが分かってきている……感じですかね。
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