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2022年10月

韓国メディア「日本人はサムスンを冷遇してiPhoneを買っていたのに円安で値上げになった」……こんな話がなぜニュースになるかというと……

カテゴリ:ニホンガー コメント:(121)
タグ: 円安 iPhone
「サムスン冷遇、iPhoneだけに熱狂したのに……」後頭部殴られた日本人(ヘラルド経済・朝鮮語)
長期デフレに円安の下落で日本が全世界で「iPhone」が最も安い国に選ばれた中、現地のApple公式販売店が突然「iPhone 14 Pro」シリーズ価格を引き上げた。類例のない円安の下落に伴う負担に勝てなかったためと分析される。

2日、業界によると日本の公式アップル販売店がiPhone 14 PROおよびPRO MAXのSIMフリーモデルの価格を1日付で4%ほど引き上げた。

これにより、iPhone 14 PRO 128GBの価格は14万9800円(約143万9200ウォン)から15万5792円(149万6000ウォン)に上がった。一部の量販店では16万円(153万6400ウォン)に販売される状況だ。韓国アップル店では同じ製品を155万ウォンで販売している。 (中略)

このような論争にも、iPhone14シリーズに対する現地人たちの人気は爆発的だ。 ほとんどの現地の店でiPhone14PROのモデルが品切れ現象をもたらして、購買が不可能な状況だ。 日本1位の通信会社であるNTTドコモが運営するドコモオンラインショップでも、今年9月基準の販売量1~10位のうち、6つのモデルがアイフォン14シリーズと集計された。 1位がiPhone14Pro 256GBモデルであり、その後を、iPhone 14Pro128GB、iPhone14 128GB、iPhone14 Pro MAX 256GB、iPhone14 256GB、iPhone14 Pro 512GBの順だった。

10位圏内にサムスン電子のギャラクシー・スマートフォンは1種も含まれていない。
(引用ここまで)


 韓国メディアがなぜか日本のiPhone 14 Pro、Pro Maxの値上げを「あんなにiPhoneに忠実なのに値上げされてやんの」とか「日本人が後頭部を殴られた」っていう形で報道している不思議。
 それになぜか「サムスン電子を冷遇している」って話を加えて。
 ストーリーとしては「世界一のサムスン電子製のスマートフォンを冷遇するほどにアップルに忠誠な客であるにも関わらず、円安を適用されて日本人涙目」みたいな感じですかね。

 まあ、逆にいえば韓国人はアップル製品を冷遇しているし、アップルも韓国に対してろくな対応をしていません。
 iPhone14シリーズは9月16日に主要市場でリリースされましたが、韓国での発売日は10月7日。

韓国で「iPhone14」発売 高価格でも上位モデルが人気(聯合ニュース)

 第3陣かな。
 これはだいぶ昔からこのまんま。
 韓国でのiPhoneのシェアは20%台なので重要視されていません。
 その理由のひとつとして、iPhoneは通話内容を録音できないというものがあるでしょうね。

通話録音禁止を法制化 反対64%・賛成24%=韓国世論調査(聯合ニュース)

 韓国は「自己防衛」の一手段として通話内容を常に録音するということが横行している国なので。


 コロナ禍前はわざわざ日本のアップルストアにiPhone買いにきていた韓国人とかもいたみたいですね。
 あとアップルストアで売ってるものはSIMフリーなので中国人テンバイヤーが死ぬほど並んでいるなんてこともiPhone6〜7くらいまではあった覚えが。
 今回は「アップルストアでは現金支払いでは売らない」ってやったのでテンバイヤー激減してましたね。

 iPhone 14シリーズは発売当初から「急激な円安のわりには値上げが最小限になっている」って話題が出てました。
 うちが発売日に買ったのも「翌週くらいから価格改定あってもおかしくないな」って思ったからなのです。

 さすがに耐えきれずに価格改定があったというわけですが。
 それを韓国メディアが「日本のiPhoneの値段が上がった!」って報道するおかしさよ。
 気持ち悪い記事ですが、これはいわゆる「円安でもう日本は終わり」っていう世界観の一環であると理解すると、すんなり見えてくるんじゃないですかね。
 日本は円安でもう息も絶え絶え。あんなに好きだったiPhoneももう買えなくなるんだっていう。
 その買えないはずのiPhoneがランキング上位を占めているっていう現実をどのように処理しているのかは不明ですけどね。

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FRBの利上げで韓国経済はさらに細い綱渡りを強いられることに……国内からはレゴランドショック以降の資金調達難がじわりと進んでいる模様

「実弾」惜しんだか…韓国の10月の外貨準備高27億ドル減、減少幅大きく縮小(中央日報)
10月の外貨準備高は27億ドルほど減少した。3カ月連続の減少だ。ただ減少幅は歴代級だった9月より大幅に縮小した。

韓国銀行は3日、10月末基準で韓国の外貨準備高が4140億1000万ドルで前月より27億6000万ドル減少したと明らかにした。3カ月連続減少傾向だ。減少幅は過去2番目に大幅な減少となった9月の197億ドルより縮小した。月間減少幅が最も大きかったのは金融危機当時の2008年10月に記録した274億ドルだ。 (中略)

ウォン相場防衛に向けた「実弾」の減少も少なかった。韓国銀行は「9月に比べ10月は外為市場の偏りが緩和され変動性緩和措置規模が大幅に減少した」と明らかにした。9月末に1ドル=1434.80ウォンまでウォン安が進んだが、10月末には1419.30ウォンまで回復しやや安定した姿を見せた。 (中略)

専門家らは、外貨準備高減少幅は減ったが安心するのは早い状況だと懸念を示した。貿易収支が7カ月連続赤字を記録している上に経常収支赤字も懸念しなければならないためだ。経常収支が赤字に転落するというのはドルが国外に流出するという意味だ。

延世(ヨンセ)大学経済学部の成太胤(ソン・テユン)教授は「経常収支が黒字ならば外国為替確保がそれなりに安定的かもしれないがいまは期待するのが難しい状況。通貨価値下落でも外貨準備高をより保守的に管理しなければならない状況」と助言した。
(引用ここまで)


 10月の外貨準備高の減少額は27億ドルとだいぶ少なくなった、とのニュース。
 今日、FRBはFOMCを開催し、またもや0.75%ポイントの政策金利の利上げを発表。
 これでアメリカの政策金利は3.75〜4.00%。
 韓国の政策金利とは1%ポイントの差がつきました。

 10月に通貨防衛でさほど大きな動きが出なかったのは10月にFOMCがなかったこと、および10月に韓国が利上げをしたことで金利差が小さくなった(0.25%P)ことが大きな要因として挙げられるでしょうね。
 ただ、今月は前述のようにすでにアメリカが金利を上げており、韓国はそれに追随しきれないことが確実視されています。
 さらに12月にもFOMCはあるので年内に1%の差が出ることになりますかね。


 韓国はこれまで以上にきわどい綱渡りを強いられることになるわけですが。
 キャピタルフライトを起こさないためにはあるていどはアメリカに追随して金利を上げるしかない。
 金利が上がれば不動産不況は強まり、家計負債も企業負債も大きくなる。
 これまで伝えてきたとおりですね。

 さらにそこにレゴランドショックともいえる韓国国内の資金流動不全が加わりつつあるわけで……。
 韓国の大手生命保険企業がコールオプションの行使を見合わせるとの声明を出しました。

  韓国債券、世界市場からそっぽ? 興国生命5億ドルのコールオプション行使見合わせ(中央日報)
世界の金融市場で韓国債券に対する投資心理が冷え込む兆しが現れており企業のドル資金調達に警告ランプが灯った。

2日の金融投資業界などによると、興国生命は9日に予定していた5億ドル規模の外貨ハイブリッド証券に対し早期中途償還コールオプションを行使しないことにした。金利上昇、取引萎縮などで早期償還に向けた新規債券の発行が不如意になってだ。韓国の金融機関が発行したハイブリッド証券の早期償還が見合わせられたのは2009年のウリィ銀行の劣後債から13年ぶりだ。
(引用ここまで)

 コールオプションを行使しないことは不渡りになるわけでもない、早期償還という選択(オプション)をしないだけ……ともいえるのですが。
 早期償還に合わせた借り換えを諦めて実際の期日まで待つ。
 それで状況が好転するのを見守りたい、という選択なのでしょう。

 問題は韓国の債券市場がそこまで冷えこんでいることを世界に知らしめてしまった、ということですかね。
 楽韓Webでは長らく「次の不況は韓国国内ものが要因となる」「かつてのカード大乱のような形になる」と話してきましたし、その大きな要因となるのは不動産の価格下落だろうとも話してきました。
 今回のレゴランドショック→興国生命のコールオプション行使見合わせで、大きめのドミノのコマが「かちり」と音を立てた感じがします。
 次のドミノが倒れずに支えきれるかどうか、見どころですかね。

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韓国に衝撃、「ソン・フンミン顔面骨折でワールドカップ出場絶望か」とのニュース

韓国代表のトットナム孫興ミン 顔面骨折で手術へ=W杯出場不可能か(聯合ニュース)
サッカーのイングランド・プレミアリーグのトットナムは3日、ホームページで韓国代表の孫興ミン(ソン・フンミン)が顔面骨折のため、手術を受けると発表した。

 トットナムは「孫は骨折した左目の部分を安定させるため、手術を受ける予定」として、「手術後、リハビリに入る」と明らかにした。 (中略)

 韓国代表のエースである孫がワールドカップ(W杯)カタール大会をわずか17日後に控えて手術を受けることになり、韓国代表には大きな痛手となるとみられる。

 トットナムは孫のリハビリに必要な期間を明らかにしなかったが、W杯のメンバー入りしても試合に出場できるかなどは不透明だ。
(引用ここまで)


 韓国代表のエースであるソン・フンミンがチャンピオンズリーグの試合中に顔面骨折となる大怪我を負いまして。
 所属クラブのトットナムは「左目周辺を固定するための手術が必要」と発表しています。



 顔面のどの部位とは発表していませんが、ぶつかりかたを見ると頬骨かもしくは眼窩底かという感じですかね。



 試合後の写真を見るとかなり腫れていて眼窩底骨折の可能性があると思います。

 韓国には衝撃が走っています。
 下手をしたら北朝鮮のミサイル連発よりも「ソン骨折」のほうが扱いが大きいかもしれないくらいの勢い。
 NAVERのニュースランキングでも、ソン関連のニュースがトップ5に入っています。


 なにより衝撃の大きさを表しているのが、スポーツニュース扱いでなく社会ニュース扱いになっているというところ。

トッテナム「孫興民、顔骨折手術後リハビリ」… ワールドカップ緊急(国民日報・朝鮮語)

 韓国のニュースサイトでは基本、芸能とスポーツ関連ではコメントができないようになっています。あまりにも悪辣なコメントが多いということでコメント欄が閉鎖されているのですね。
 ところが、こちらのニュースでは300以上のコメントがついています。
 あまり多くはないのですが、同時に多数のニュースが発信されていてコメントが分散されているせいかもしれませんね。

 ワールドカップ出場は絶望とも、まだ希望はあるともされていますが。
 まあ、ソン・フンミンが出ようと出まいと、韓国代表の結果自体にそれほど大きな差があるとは思えません。

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楽韓さん、本日の動向 - ゴジラフェスをちらと見てきました

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 ちらっと有楽町でやってるゴジラフェス2022を見にいって帰りにアーンドラ・ダイニング銀座店でホリデーランチのビリヤニ。ついさっき。
 この盛りの中にドラムチキン2本が入ってて、ビッグカルダモンが山ほど入っているという豪華絢爛さ。ビッグカルダモンの高価さを知らないと「なんか梅干しみたいなのがいっぱい入っている」になっちゃうけど。

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 ガイガンはいま見てもかっこいい造形っすなー。
 あとシン・ゴジラの夜間Ver.はほしかったのだけども予約合戦に負けた。

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