大陸のシェア1%も得られなかった……サムスンフォン、中国市場「どうしよう」(デイリーアン・朝鮮語)
サムスン電子のスマートフォンが世界最大の市場である中国で7年連続高倍を飲んでいる。去る2016年シェア0%台に座り込んだ後、なかなか反騰の機会を見つけられていない姿だ。
23日、中国のビッグデータ企業毎日好動によると、今年第3四半期、サムスン電子中国内の5Gスマートフォンシェアは0.8%だ。競争会社のアップル(19.4%)はもちろん、中国企業のOPPO(15.0%)、ファーウェイ(14.8%)、シャオミ(11.1%)よりも大きく落ちた数値だ。
製品の販売率で見るともっと痛い。今年1月1日から9月30日まで集計された販売率でサムスン電子製品は20位圏外に押された。同期間アップルのiPhone 12・13シリーズは1位から5位まで席巻し、販売率25.2%を記録、全体販売率1位を達成したのと対照的だ。特にサムスン電子の野心作ギャラクシーZ4シリーズの販売量も含まれた期間である点を考慮すると、さらに残念な結果だ。
サムスン電子の中国市場シェアが0%台に留まっているのは、2017年からだ。中国内のサード(THAAD・高高度ミサイル防御体系)論争で生じた不買運動とギャラクシーノート7のバッテリー発火事件などでシェアを徐々に失い、ファーウェイ・シャオミなど新規中国企業との価格競争で押されながら0%台に座り込んだ。7年連続0%水準にとどまると、業界の一部ではサムスン電子が中国市場で競争力を失ったのではないかという分析も出た。
中国はサムスン電子に放棄できない市場の一つだ。去る2016年以降から市場規模は減っているが、依然として年間3億台水準のスマートフォン消費が行われている。特に5Gスマートフォン市場が37.9%に過ぎず、成長性も備えた市場と評価される。毎日好東は中国市場5Gスマートフォン市場に対して「現在の傾向で見ると5Gフォン市場は増加幅は明らかではないが、依然として成長傾向を維持している」と分析した。同社によると、今年第1四半期の中国5Gスマートフォン市場は36.3%、第2四半期には37.0%と小幅上昇している。
(中略)
毎日好動は「順位に上がった5Gアンドロイドスマートフォンの平均価格が3000元(約56万ウォン)以下モデルであることを勘案すれば、中国5Gアンドロイドスマートフォン市場で価格 対 性能(コスト比)比率は依然ユーザーがモデルを選択する最初の考慮事項」と分析した。
(引用ここまで)
一時期は中国のスマートフォン市場でシェア1位になるなど、我が世の春を謳歌していたサムスン電子ですが。
2013年には中国市場で20%近いシェアを握っていたのですよ。
そこからじわじわとシェアを削られていたのですが、
2015年くらいには「もうサムスンのスマホなんて誰も使わないよ」と言われるようになり。
さらに2017年のGalaxy Note 7で発火事件が起きたことを受けて一気にイメージが悪化してシェア0%になったのです。
まあ、Androidスマートフォンであればできることにそれほどの違いがあるというわけでもなし。
いまもっとも重視されるカメラ機能もピックアップできるほどの差はなくなってる。
中国企業が異様なまでにカメラ機能に力を入れているからというのもあるけど。
その一方でアップルが高級機市場で善戦してしまって時期によっては25%ものシェアを握ることもあるほどの勢い。
高級機市場からファーウェイとサムスンが滑り落ちた結果、漁夫の利を得ているのがアップル。
サムスンはなんとかしてその地位を取り戻したいとジタバタしているのですが。
この記事によるとシェア0%台になってからもう5年。確かに
2017年の第4四半期には0.8%になってましたね。
もはや挽回は無理じゃないかなぁ。
中国には「国産はいいものだ」とするムーブメントがあって、特にスマホのメインユーザーである若者にその傾向が強くなっています。
毎日手にするスマホならなおのことそうなるでしょう。目につくものですしね。
日本ではまだ数パーセントのシェアがあるのに「日本では冷遇されている」とかよく記事なりますが。
日本で「冷遇」だったら中国ではなんなんでしょうね。
なんでも「まだ5Gのシェアが低いからこれから挽回できる」つもりのようですが。
ブランドとして忌避されているのだからどうしようもないんだよなぁ……。
Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→