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2022年11月

韓国当局「北朝鮮に韓国国民が逮捕されました!」→さて、ムン・ジェイン政権が最初にした命令はなーんだ?

殺害された公務員が北朝鮮で逮捕された直後、韓国軍が最初にしたこと(中央日報)
文在寅(ムン・ジェイン)政権の軍は2020年9月23日、西海(ソヘ、黄海)で漂流していた韓国海洋水産部の公務員、故イ・デジュン氏が北朝鮮軍に逮捕された事実を把握した直後、イ氏が乗っていた漁業指導船にライフジャケットの全数調査を指示したことが確認された。

軍情報筋は「軍は当日午後4時ごろ特殊情報(SI)を通じてイ氏が逮捕された事実を確認し、その過程で(イ氏が着用していた)ライフジャケットが確認されると(出どころを)把握するよう指示した」と伝えた。情報筋は「これを受け、海軍作戦司令部のある准将がイ氏が乗っていた漁業指導船にライフジャケット全数調査を要請した」と話した。「海軍作戦司令部にそのような指示をした上層部が誰か」という質問には口を閉じた。

国民が海上で北朝鮮軍に逮捕された直後、軍がライフジャケットの出どころを調査するよう民間船舶(漁業指導船)に指示したのは越権であるうえ、北の軍に逮捕された国民を救助するうえでライフジャケットを全数調査する必要性を感じにくいという点で疑惑が生じている。

元国防部次官など安保専門家とイ氏の遺族は「イ氏が北の軍に逮捕された事実を把握すると、『越北』フレームをかぶせて有利な証拠を確保しようとして、文在寅の国家安保室と軍が指示する権限もない漁業指導船にライフジャケット全数調査をさせた」と主張した。別の情報筋は「現在、軍もこの問題を調べている」と伝えた。

これに関連し、イ氏の兄イ・レジン氏は中央日報ユーチューブ「カン・チャンホのトゥーマッチトーカー」との電話で、「当日に弟が乗っていた漁業指導船に搭乗して捜索に参加したが、午後6時ごろ夕食のために甲板に出るとライフジャケットが並べられていて、船長に尋ねたところ『海軍作戦司令部からライフジャケット現況を全数調査するよう指示があり、数えている』と答えた」と話した。

イ氏は「船長に『作戦司令部の誰が電話をしたか』と尋ねると『ワンスター(准将)がした。午後5時50分まで3回電話をかけて調査を指示した』と答えた。電話がくる間隔を20-30分とみると、弟が逮捕された事実を把握した午後4時直後から3回も電話をし、ライフジャケット全数調査を3回も繰り返してさせたということ」と伝えた。

イ氏は「軍が救助活動でなくジャケット全数調査をさせたのは、ジャケットの数が1つ足りなければ弟が越北を目的にジャケットを着て水に飛び込んだことにしようという意図だったはず」と主張した。

白承周(ペク・スンジュ)元国防部次官も「国民が北の軍に逮捕された事実が把握されれば、軍は直ちに捜索作戦と共にすべてのホットラインを動員し、北側に救助と引き渡しを要求すべきだが、それをせずに救助といかなる関係もないジャケット全数調査を民間船舶に不法に指示したのは、本人による越北にするための意図としか考えられない」と述べた。続いて「軍はSI(特殊情報)を通じてイ氏逮捕の事実を把握した瞬間、イ氏のジャケットが中国産であることを把握した可能性が高いが、全数調査を3回も指示したのはジャケットの数を操作しようという意図だった疑惑がある」と指摘した。
(引用ここまで)


 いわゆる北朝鮮公務員射殺事件で韓国当局が「北朝鮮側に公務員が逮捕された」との情報を得た際、最初にムン・ジェイン政権がやったことが。
 「漁船のライフジャケットをカウントせよ」だったと。

 要するに「件の公務員は自主的に北朝鮮に向けて越北した」というストーリーを描こうとしたのですね。
 まず最初に。
 さらに3回もカウントしろって依頼があったそうですわ。
 ……すげえなあ。


 3回ってことは「ひとつ減らした数を報告しろよ」って話なんだろうなぁ、これ。
 記事によると1回報告があっても、さらに電話があって「カウントしろ」って依頼があったってことですから。
 しかも、3回繰り返したっていう。

 北朝鮮当局と接触をするでもなく、海洋警察に捜索を銘ずるでもなく。
 「ライフジャケットをカウントしろ」かぁ……。
 いや、ムン・ジェイン政権だったらそうするだろうって解釈一致してますけどね。それも完璧に。
 国家として自国民の保護を企図するのではなく、北朝鮮擁護に走ったのは本当にムン・ジェインムーブとして完璧です。
 まあ……逮捕されても当然だわな。

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ワールドカップ:韓国代表選手「我々も日本のような環境が必要だ。選手をヨーロッパにも移籍させるべき」……欧州クラブも困るんじゃない?

<W杯サッカー>韓国代表チーム選手「韓国サッカー、日本のように良い環境ではない」苦言(中央日報)
サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会に参加した韓国代表チームの黄仁範(ファン・インボム)選手が韓国のサッカー環境に対して苦言を呈した。 (中略)

彼は日本がベスト16に進出したことについて、「日本と同じ成績を出したからといって日本ほどの環境を持っているとは考えられなさそうだ。多くの部分で残念なのが事実」と話した。

続けて選手たちの海外進出に対しても話した。彼は「日本の選手たちは現在本当に良い環境の中でやっていると聞いた。欧州のどのリーグに行っても(日本人選手が)たくさん布陣している。韓国では選手らになぜ欧州に進出しないのか、夢がないのか、お金ばかり追かけているという話が過去から出続けている。だがこれは選手たちだけの問題では絶対ないと考える」と強調した。

その上で「私がここでこうした話をしたからと変わる部分ではないが、今後韓国サッカーがこつこつと努力し、ベスト16に進出する奇跡ではなく、日本や他の国のように良い姿を着実にW杯で見せようとするには多くのものが変わらなければならない」と指摘した。
(引用ここまで)


 なんかだいぶ思い違いをしているようで。
 まず、日本代表はベスト8にこそ進めませんでしたが、クロアチアに負けていませんからね。
 公式記録は引き分け。PK戦でクロアチアがベスト8に抜けただけで。
 ブラジル相手に前半だけで4失点して後半は体力温存のために流しまくられた韓国とは違います。

 おまけに日本は21世紀になってからの6回のワールドカップで4回のノックアウトステージ進出。2010年からであれば4回中3回。
 中堅国として認められつつある、といっても過言ではないはずです。

 たとえばメキシコは今回こそノックアウトステージ進出を逃しましたが、前回まで7回連続のノックアウトステージ進出。
 現在の32カ国でのワールドカップになってからは今回を除いてすべての大会で進出しています。まあ、一度もノックアウトステージで勝ったことはないのですが。
 それでもメキシコ代表を弱いとするところはないでしょう。

 日本代表もそのレベルにあと一歩のところにまで来ている。
 戦術さえ正しいものを選択すれば一流国とも充分に戦えるし、何回に1回くらいの確率で勝てる。
 上をいつでも食いかねない第2グループの一員になりつつある。
 アジア予選で苦しむことすらある韓国とはちょっと違う。


 「日本よりもヨーロッパ進出が少ないのは選手だけの問題ではない」というのもまあ……言いたいことは分からないでもないですけどね。
 日本代表は欧州クラブ所属が26人中19人(当初20人)。
 韓国代表は26人中9人。

 韓国ではKリーグのクラブ側が「より多い移籍金を出してくれる中東や中国に選手を移籍させがち」なのです。
 2012年のKリーグ新人王が500万ドルでアルアインにドナドナされていった時はもう苦笑いしか出ませんでしたね。
 そのちょっと前にはKリーグ得点王も中東行きでした
 現代表でもソン・ジュンホは550万ドルで中国の山東台山。京都、神戸にいたチョン・ウヨン(今大会全試合で先発)はもう4年もアル・サッドか。

 ま、確かに50万ドルとかでヨーロッパに移籍しているJの日本人選手よりははるかにクラブに貢献しているとはいえるんじゃないかな。
 でもその結果、プレイヤーとしての成長曲線がそこで止まるっていう。

 今回の韓国代表にも中東がふたり、中国がひとりいました。
 でもそれはクラブ経営の問題だしなー。
 JリーグはDAZNとの契約金でいろいろな自由が利いているのもあります。
 ……総合的には「Kリーグに魅力がない」ことが最大の問題なのでは(剛速球ストレート)。

 日本とか見てないで、手持ちの駒でできることからはじめたほうがいいと思いますよ。
 いや、真面目な話。
 うちはうち、よそはよそでいないとけっきょくはなにも変わらない。
 DAZNマネーもないのに「日本をベンチマークして……」とかやってると詰むと思うなぁ。

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TSMCの工場搬入式にバイデン大統領やアップルのティム・クックCEOが出席……韓国メディア「K半導体を世界最高にした速度戦で負けている」

TSMCはうまくいっているのに...K半導体の涙(ヘラルド経済・朝鮮語)
「一言で米国が羨ましくて、国内半導体企業が直面する現実が残念です。 『K半導体』を世界最高にした長所が速度だが、優位を期待し難くなりました」(半導体業界の関係者)

6日(現地時間)に開かれたTSMC、米アリゾナ工場設備の搬入式が開かれると、国内半導体業界では、羨ましさと懸念が噴出している。 米国、日本、欧州などはいち早く半導体工場に対する各種恩恵を支援し、「ラブコール」を送っている反面、国内関連法は国会で4ヵ月間漂流中だ。 過去とは違って、競争が激しくなった半導体「戦争」の中で速度戦に押されれば、致命的であるという指摘だ。

世界最大の半導体、ファウンドリー(委託生産)会社台湾TSMCは同日、バイデン米大統領、モリス・チャンTSMC創業者、ティム・クックアップル最高経営者(CEO)、ジェン・スン・ファンnVidiaCEOなど世界の大物たちが勢揃いした中、アリゾナ工場で装備の搬入式を進行した。 特に着工式や竣工式がないにも関わらずバイデン大統領が出席し、注目を集めた。 (中略)

TSMCは2020年アリゾナの工場設立を発表した。 昨年5月に着工を開始し、2024年に完成する予定だ。 さらに工場を建設するということだ。 新たに建設する2工場は2026年から稼動する計画だ。

国内業界では内心、羨ましいという声が出ている。 SKハイニックス半導体工場を含めた龍仁(ヨンイン)半導体クラスターは発表されてから3年10ヵ月が過ぎても、まともに工事が行われていない。 土地補償や工業用水など基盤施設イン・許可が遅れ、工事期間が2年以上延期され、事業費も31%以上上昇した。 当初2025年上半期に計画された入居企業の半導体の量産時期は2027年上半期に2年以上見送られる見通しだ。 (中略)

その間、海外主要諸国は自国の半導体生産施設の誘致に向けて素早く動いている。 米国は半導体工場や装備生産施設の建設時、25%の投資税額控除を提供する。 欧州連合(EU)は最近、半導体生産拡大に向けた430億ユーロ(約58兆7700億ウォン)規模のファンドを造成することで合意した。 2030年まで世界半導体生産市場でのシェアを現在10%から20%まで引き上げる目標だ。 日本も68億ドル(約9兆ウォン)規模のインセンティブパッケージを造成、現在TSMCが推進中の熊本県半導体工場の建設費用1兆2000億円(約11兆1000億ウォン)のうち40%を支援する。

業界関係者は"半導体市場は今は全世界が飛びついた戦場"だとし、「速度戦で押されれば答えがない。 半導体危機を克服するため、政府と国会が素早く対応しなければならない」とした。
(引用ここまで)


 TSMCが建設中のアリゾナ工場の設備搬入式にバイデン大統領、アップルのティム・クックCEO、nVidiaのジェン・スン・ファンCEOなどが出席。
 その場でTSMCから「アリゾナにもうひとつの工場を建設する」との発表がありました。
 現在建設中のファブは5nmのものになる予定が4nmに変更され。
 発表された新工場は3nmのものになるのではないかとされています。

TSMCが米で3ナノ先端半導体、26年生産開始-投資額5.5兆円に拡大(ブルームバーグ)

 アップルがこの工場から大量の半導体を調達するのではないか、との噂ですね。

 TSMCのアメリカ、日本での半導体工場建設は明白に対中国のリスクヘッジです。


 さて、バイデン大統領が提唱している、いわゆるCHIP4はアメリカが主導して日本、台湾、韓国が協力することで安保面からの半導体供給体制を確立するものとなっています。
 現状、日本と台湾はそれに前向きな方向ですが。
 韓国はこれといって積極的な態度に出ていません。サムスン電子がテキサスに工場を建てるとはしていますが、TSMCとは異なりまだ建設には入っていない段階。

 なんかこう……韓国が全体的に置いていかれているイメージです。
 まあ、韓国の半導体企業であるSKハイニクス、サムスン電子はかなり大きな工場を中国に持っているのが大きな原因でしょうけども。
 この記事にかぎらず韓国メディアは「半導体宗主国である我々が立ち上がらなければならない」みたいな話をしているのですが。
 DRAM、フラッシュメモリ以外では韓国の立場ってそこまで大きくないからね?

 ユン政権になってからこっち、アメリカとの安保体制は見直されつつあるものの。
 どうも産業の連携という意味では、韓国はうまく踏み込めていない感じです。
 それだけムン・ジェインの爪痕がひどかったということでもあるのでしょうけどね。

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楽韓さん、本日の動向 - 「社会正義」はいつも正しいを買ってみた

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 あるていどお金が自由に使えるようになってありがたいのは、本を躊躇せずに買えるようになったことだなぁ……。
 「これ読みたいけど、ぐぬぬ」ってなるのって3000円くらいからだったのですが、それほど躊躇せずに買えて読める。図書館で待機リストに名前を連ねなくても読める。
 というわけで話題になっている「社会正義」はいつも正しいをさくっと買ったという話なのでした。



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