最近、野党・共に民主党寄りの大型インターネット・コミュニティー・サイトにはサッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会韓国代表たちに対する苦言や不満を吐露した書き込みが多数寄せられている。中でも、チョ・ギュソン選手の写真共有ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「インスタグラム」には9日現在、行き過ぎた非難の言葉やアンチコメントが数十件投稿されている。その理由は、前日の8日、大統領府迎賓館の夕食会で尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領夫妻と仲の良い姿を見せたからだ。 (中略)
この夕食会の予定が伝えられると、開始前から選手らに対して、野党寄りの人々からネット上で圧力がかかり始めた。「出席するな」ということだ。その口実は「梨泰院事故」だった。
ツイッターには「サッカー韓国代表たち、お願いだから今日は夕食会に行かないで。あなたと同じ年齢の人たちは国に殺された」「イランのサッカー選手たちを見ろ。自分の国の暴政に対して明確な政治的意思を表明したじゃないか。あなたたちは決して子どもではない」などと書き込み、何度もリツイートして拡散した。 (中略)
しかし、夕食会は日程通り開催された。そして、夕食会の会場で撮影された尹大統領夫妻と選手たちの和気あいあいとした自撮り写真が話題になった。
これに対して、一部の人々は選手たちのSNSの個人アカウントに直接、アンチコメントを投稿した。ターゲットになったのは金建希夫人と自撮りしたチョ・ギュソン選手だ。チョ・ギュソン選手のインスタグラムには「建希と自撮りしたいのか? ちょっとは考えろ」「体ばかりデカくしていないで、頭の中身も少しは詰めろ」などのコメントが数十件以上投稿された。
共に民主党寄りのコミュニティー・サイトにも選手たちに対する不満をつづった投稿が多数寄せられた。「サッカー韓国代表選手たちは自撮りで楽しそうに遊んでいましたが、これは本当に私が応援した選手たちですか?」「サッカーがうまくて、今回(W杯)本大会に進出して、全部いいことなんだけど、最低限の政治・社会・歴史くらいは教育しておいてほしい」「夕食会を断った選手が1人もいないなんて。心の底から失望した」などの投稿だ。こうした投稿には同調するコメントも寄せられた。
(引用ここまで)
何度か書いていますが、韓国のポータルサイトにおけるニュースでは芸能、スポーツ関連ニュースでコメントは一切できないようになっています。
社会的なニュースについては別なのですけどね。
とてつもない量の悪性リプライ=悪プルがつけられて、統制が取れなくなるほどの事態になっていたのです。
とはいえニュースでコメント禁止にしたところで、本人のSNSに殺到するのでほぼ意味はありません。
韓国人の対戦相手になった外国人選手のSNSに、韓国人が殺到するなんてことが何度も何度も起きていますね。
それ以外にも韓国人が気に入らない、韓国人を害したと認定されたクリスティアーノ・ロナウドなどの選手、審判。
あるいはFIFA、イギリスサッカー代表等の団体もターゲットになりますかね。
これまでの一覧も用意してますので、そちらもご覧ください。
こうしたSNSや掲示板に韓国人が大挙してやってきて「アグリーコリアン」ぶりを発揮していく、というおなじみの光景。
あれは国内と同じノリで悪プルを垂れ流しているのです。
なぜか日本人選手等が韓国人の悪プル被害に遭うことは、これまでほとんどないですね。
イチローの「30年日本に勝てないと思わせたい」という発言がかなりの狂乱を巻き起こしたことがあるのですが、当時はこれといったSNSもまだない頃だったのでセーフ。
WBCについてはここ2回ほどは韓国がファーストラウンドで脱落してたことが大きいかな。
あとサッカーは3−0で叩き潰されているからぐうの音も出ていない。
今回はユン大統領のファーストレディであるキム・ゴンヒ夫人とツーショットを撮ったことから、「ワールドカップの英雄」であったはずのチョ・ギュソンのSNSに死ぬほど悪プルがついているそうです。
これも「ウリとナム」の延長線上にある事柄。
ウリ(我々の意味。仲間意識)ではない、ナム(他人)に対してはなにをしてもいい、という韓国人の意識がこうした苛烈な悪プルにつながっているわけです。
この記事の韓国版には6000以上のコメントがついていて、それ以外の同じニュースにも1000〜3000くらいのコメントがついています。
「少しは考えて生きろ」… ユンに会ったサッカー代表チームに野党支持者らの悪質な書きこみテロ(朝鮮日報・朝鮮語)
韓国に置いて左右の分断がとことん進んでいるのがこうした部分からも見えてくる、というニュースでした。
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