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2022年11月

元国防総省高官、北朝鮮への日本による反撃について「韓国のいかなる許可も必要ない」と発言

[ワシントントーク]元米国防総省高官「日本の反撃能力行使の際、韓国許可不要…」日米協力で備えなければならない」(VOA Korea・朝鮮語)
進行者)日本が安全保障文書の改正を通じて、第二次世界大戦以来、最高水準の軍事力増強を決定しました。アメリカは日本のこのような軍事力投射を完全に支持しますか?

クリンク前副次官補:日本が国家安全保障戦略をはじめとする安全保障文書を公開したのは、戦後の日本の歴史において非常に重要な瞬間です。変化した時代を反映するのですが、北朝鮮、中国、ロシアが提起する脅威がすべて増大しました。約2週間前、中国とロシアの軍用機が韓国防空識別区域を侵犯し、韓国と日本の戦闘機が緊急出撃しました。日本は今後5~10年間、防衛費をGDPの2%水準に増やす計画だが、NATO水準と同じで合理的な投資だと思います。敵国が攻撃するときに反撃能力を行使するのは合理的であるだけでなく、国家の責任でもあります。したがって、私はこの動きに拍手を送ります。

進行者) 北朝鮮のミサイル発射に日本が反撃能力を行使するとき、韓国の同意が必要だと見ていますか?
クリンク前副次官補: いいえ、そんな状況では韓国政府のいかなる許可も必要ないと思います。正直なところ、他の国の許可は必要ありません。ただ、北朝鮮ミサイルが日本上空を通過するからといって、日本が反撃能力を必ず発動するとは思いません。私は日本が必ず必要な時だけ、その能力を使うよう強力な交戦規則を立てると確信しています。しかし、そのような状況は、米韓日協力を図るもう一つの機会です。三国が武力、情報、早期警報共有を拡大できるのです。

進行者)北朝鮮から飛んでくるミサイルに対応して反撃能力を行使する場合、韓国領空に戦闘機やミサイルが接近できます。日本が韓国とある種の合意を結ぶべきだと思いますか?
スナイダー局長:そのような仮定は、むしろ三角共助の必要性を浮き彫りにします。日米韓間の調律がない状況では、北朝鮮が私たちをさまざまな冒険の中に引き寄せることができます。ある国は米国の対応が弱すぎると思い、他の国は米国の対応が強すぎると思う状況につながる可能性があります。それで三角共助が非常に重要なのです。
(引用ここまで・太字引用者)


 トランプ政権時代に国防次官補代理であったハノイ・クリンク氏が「日本が北朝鮮に反撃を行う際、韓国からの許可などは必要ない」と発言した、というニュース。
 韓国では日本政府による防衛3文書の改訂に対して、「北朝鮮への反撃は韓国政府の事前許可が必要だ」と主張しています。
 なんでも「憲法上、北朝鮮も韓国の領土であるので、北朝鮮への反撃は我々の許可を得てからにしろ」との話なのですけどね。

 じゃあ、韓国が北朝鮮の不法行為についてすべて責任を持つのかっていう。
 だったら拉致問題もすぐに解決してみせろっつーことですわ。
 それができないなら黙ってろっていうのが日本の立場。


 すでに日本政府からは「事前に許可を取る余裕はないだろう」として、韓国に事前協議を持ちかけることを拒絶済み。
 それ以降も「いや、絶対に必要だ」と言い続けていますが……まあ、そんな時間があればいいですね?

 で、アメリカの国営放送であるVOAで前政権の国防次官補代理、つまりそこそこの高官が「反撃判断は他の国の許可は必要ない」と断言。
 まあ、主権行為ですから。


 当然、アメリカもこのように判断するってことでしょう。
 反撃を否定する材料がないもんなぁ。

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ユン大統領、IAEA事務総長に「日本の汚染水放出を厳格に検証すべきだ」と発言……韓国人の多くがこの発言を気に入らない理由とは?

ユン大統領、IAEA事務総長に会い「福島原発汚染水放流検証要請」(京郷新聞・朝鮮語)
ユン・ソクヨル大統領は15日、訪韓中のラファエル・グロッシー国際原子力機関(IAEA)事務総長に会い、日本の福島原発汚染水放流問題を置いて徹底した検証を求めた。

ユン大統領はこの日午後、龍山大統領室庁舎でグロッシ事務総長に会い、「ウクライナ原発、北核問題、福島原発汚染水、韓国の原発貢献など様々な懸案について緊密に意見を交わした」とイ・ジェミョン大統領室副代弁人が書面を通じて明らかにした。

ユン大統領は、福島原発汚染水放流問題に韓国国民の懸念に言及しながら「IAEAがこの問題を科学的かつ客観的に検証してほしい」と格別に要請したと、イ副スポークスマンは伝えた。グロッシ事務総長は「IAEAが確固たる透明性をもとに福島原発汚染水の放流問題を扱っている」とし「この問題に関連してすべての過程でリアルタイムに資料を公開するなど、韓国と緊密に疎通していく」と話した。
(引用ここまで)


 ユン・ソンニョル大統領がIAEAのグロッシ事務総長と面会。
 その場で福島第1原発の処理水問題について「徹底した検証」を求めたとのニュース。
 ふむ。

 グロッシ事務総長の前だからかもしれませんが。
 これまで韓国側の「人類を脅かす犯罪行為」だのなんだのといった話からはだいぶ落ち着いたもの。


 というか検証云々に言及している、つまり処理水の放出を前提としているってことですからね。
 そもそもユン大統領自身がさほど処理水放出に反対してこなかったのですね。
 大統領選挙中も大きな争点にはなりませんでした。
 イ・ジェミョンは「命がけの戦いがはじまる」とかうそぶいていましたが。

 このニュースのコメントも多くは「検証? 冗談じゃない、放出阻止だろ」っていったもの。
 韓国人の気分としては「日本の汚染水放出絶対阻止!」なんですが。
 大統領がどうもそうした気分に従いそうにない、という場合にどのような対応をするのでしょうね?

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韓国メディア「日本の反撃能力保有で東アジアの軍拡競争がはじまる!」……因果が逆だよな

「日本の反撃能力保有にアジアの軍備競争急流懸念」(聯合ニュース・朝鮮語)
日本が反撃までできるよう安保政策を変えると、アジア軍事対比電力競争が加熱される懸念が提起された。

安保専門家らは17日、日本政府の3大安保文書改正に注目し、東アジア地域が緊張の中で不安定になる可能性を警告した。
アンキット・パンダ・カーネギー国際平和基金専任研究院は、米国CNN放送インタビューで「北朝鮮、中国が認知する脅威が強化されるだろう」と見通した。
パンダ研究員は「東アジアでこのような力学関係がさらに深化する場面を目撃することになるだろう」とし「アジアには軍備を削減する手段がない」と憂慮した。

中国官営グローバルタイムズは安保政策改正に反対する日本駐在中国大使館の声明を詳細に伝えた。
中国大使館は声明で「中国の脅威を無慈悲に誇張し、地域の緊張と対立を誘発する」と反発した。
グローバルタイムズは専門家の発言を引用して「日本が過去、特に第二次世界大戦期間に軍事力増強にもたらした破壊行為を考慮すれば、今回の政策変更も全方位領域で影響があるだろう」と伝えた。 (中略)

小谷哲男 日本国際問題研究所(JIIA)首席研究員は、フィナンシャルタイムズに「1年前だけでも日本が他の国の領土を直接攻撃できるようになったり、こうした能力を得るために必要な予算を確保できるようになるとは考えにくかった」と診断した。
小谷氏は「ウクライナ戦争が日本の国防力を強化しなければならないと大衆の認識を変化させた」と強調した。

神保 謙慶應義塾大学総合政策学部教授もFTに「日本の反撃能力のため、台湾侵攻に対する中国政策立案者たちの計算や作戦力量が難関にぶつかるだろう」と話した。
彼は「日本の反撃力量は日本の自己防衛にもちろん重要だが、中国が現状を変えようとするならば、そのコストを相当なレベルに引き上げるだろう」と付け加えた。
(引用ここまで)


 日本の防衛3文書改定について韓国では「日本がこうした行動を取ったことで東アジアの安定が損なわれた」といった評価が出ています。
 関連ニュースのコメントでは「日本が朝鮮半島に攻めてくるぞ」みたいなものが多い状況。
 韓国人の気分、韓国人の持つ空気というものが理解できるんじゃないですかね。
 こっちとしてはもう勘弁ってとこですが。

 この記事も似たようなもの。
 「軍拡競争がはじまる」としています。中国の国営英語紙であるグローバルタイムズとか引用した上で。
 因果が逆なんですよね。


 中国が力による現状変更を狙っている。
 日本はそれに対応する決心を固めただけであって「日本が平和を脅かしている」とか片腹痛いっすわ。
 台湾有事があったとしても充分な弾薬、燃料を備蓄しておいて米軍がかけつける1週間を待つ。
 というか、すべてが揃ったとしてもそれくらいしかできない装備。
 米軍本体が揃うであろう1週間を耐える。

 ウクライナ戦争でも同様で。
 ロシアの侵攻を耐えることができたから、ウクライナに支援が集まった。
 日本もそれを見ていたからこうして戦う決意を決めたわけで。

 まあ……台湾有事は2020年代にもあるだろう、という予想なんだろうなぁ。
 あまりにも動きが急すぎる。

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