韓国統計局が30日発表した12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.0%上昇と、伸び率は11月から横ばいで、市場予想と一致した。
前月比では0.2%上昇。市場予想は0.1%上昇、11月は0.1%下落だった。
内訳では農産品が前年比1.6%下落した一方、公共料金は23.2%上昇、民間サービスも6.0%上昇した。 (中略)
韓国中銀は昨年8月以降、政策金利を計275ベーシスポイント(bp)引き上げた。来年初めにあと1回利上げした上で打ち止めにすると予想されている。
(引用ここまで)
韓国で12月のCPI、消費者物価指数が発表されました。前年同月比で5.0%の上昇。
5月から7ヶ月連続での5%超え。
やや沈静化したものの、まだまだ高い水準のまま。
というわけで来年早々の韓国金融通貨委員会では0.25%の利上げが予想されています。
おそらく次回の利上げでしばらくは利上げはないとされています。
アメリカも当分は利上げの効果を見るターンに入っている感じです。
ただ、このまま前年同月比で5%以上のインフレが続くようならまた利上げせざるを得ないと思われます。
コストプッシュ型のインフレに対しての利上げってそれほど効果がないんじゃないか気もするのですけどね。
1年を通してのCPIは5.1%。
アジア通貨危機以来の上昇幅だったそうです。
22年の消費者物価5.1%上昇 アジア通貨危機以来の高水準=韓国(聯合ニュース)
来年の5月以降が問題ですね。
今年の5月から5%を超えてきたわけで。そこでもまだ上がっているようであればかなりの問題。
でもって、来年最初の利上げでおそらく都市銀行からの不動産ローン(変動金利)は年利8%に到達すると思われます。
つまり、貯蓄銀行等の第2金融圏からの貸し出しはさらに金利が膨れ上がることになるわけで。
月の返済平均額は300万ウォンを超えてくるでしょう。
さて、どこまでラーメンだけを食べて返済に耐えられるのやら。
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