韓国下着大手、サンバンウルグループのキム・ソンテ元会長が2019年、北朝鮮に計800万ドル(約10億4300万円)を渡したと検察に供述したことが30日までに分かった。キム元会長はうち500万ドルは李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事(当時・現共に民主党代表)が推進した「北朝鮮スマートファーム改善事業」の費用を肩代わりしたもので、残る300万ドルは李代表の訪朝に関連して北朝鮮側が要求したものだったと供述したという。 (中略)
キム元会長は19年7月、フィリピン・マニラで京畿道と対北朝鮮交流団体であるアジア太平洋平和交流協会が共催した「アジア太平洋の平和・繁栄のための国際大会」で北朝鮮の対南工作機関である国家安全保衛部(現国家保衛省)所属のリ・ホナム氏に会ったという。その際、キム元会長が「李在明・京畿道知事が次の大統領選のために訪朝を望んでいるので協力してほしい」と持ちかけたとされる。それに対し、リ・ホナム氏は「訪朝にはベンツも必要で、ヘリコプターも飛ばさなければならない」とし、500万ドルを要求したという。これに対し、キム元会長は「それだけの現金を準備するのは困難なので300万ドルでどうか」と述べ、リ・ホナム氏も同意したという。
これについて、李代表は本紙に「あきれ笑いしたくなるほど事実無根だ」とコメントした。 (中略)
検察は18年後半から京畿道が対北朝鮮事業を積極的に推進した背景に注目しているという。文在寅(ムン・ジェイン)政権は18年9月、南北首脳会談を推進するに当たり、当時の朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長と崔文洵(チェ・ムンスン)江原道知事を訪朝リストに含めたのに対し、李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事を除外した。直後の18年10月、当時の李華泳(イ・ファヨン)京畿道平和副知事が2回訪朝し、京畿道の北朝鮮との接触が本格化したという。
(引用ここまで)
思ったよりヤバイのが出てきたな、どうすんだこれ(ポプ子)
イ・ジェミョンが共に民主党の党内情勢をまとめるのに苦労していたのですね。
ムン派は「イ・ジェミョンに入れるくらいなら国民の力の候補に入れるわ」くらいの勢いだったほど。
どうにかして「ムン・ジェインの後継者」であるという印象を与えたかったのでしょうね。
正直、イ・ジェミョンは北朝鮮に対してなんらかの政治的方向性を持っているとも思えないのですが。
党内をまとめるためにも、そして自分の階梯がムン・ジェインや金大中と同等にあることを誇示したかったのでしょう。
キム・ジョンウンと会談する姿を見せることができればムン派は一気に気分を変えるだろうと考えたのでしょうね。
金大中が金正日に会うためには4億ドルとも5億ドルともされる金額を北朝鮮に献上し、それが後の核開発やミサイル開発につながったともされています。
その結果、金大中はノーベル平和賞を受賞したわけですが。
どうもこのサンバンウルの元会長であるキム・ソンテはイ・ジェミョンの裏についている財界人だった感じですね。
イ・ジェミョン政権になったら北朝鮮利権を一気に得ようとしていたのでしょう。
たとえば開城工業団地のマネージメントができたらそれだけでこんなていどの金額はすぐに取り返せますからね。
そもそもが「まともな財界人」じゃないからな、この人物。
イ・ジェミョンにとてもお似合いな人物です。
現状、イ・ジェミョンがらみでは公職選挙法違反に問われていた大法院(最高裁に相当)での審判で最高の弁護団によって無罪を勝ち取った際、その弁護団の費用を肩代わりしたのがこのキム・ソンテではないかと見られています。
利権関係でずっぶずぶなんだよな……。
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