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2022年12月

韓国メディア「我が国の中小企業がボリビアの塩湖でリチウムの採掘権を確保した。偉業だ!」→嘘でした

「韓国企業が14兆円契約」のはずが…「ボリビアのリチウムミステリー」の結末は?(ハンギョレ)
 韓国のある中小企業が、130兆ウォン(約13兆7000億円)の価値があるボリビアのリチウム租鉱権(他人の鉱区で鉱物を採掘できる権利)を取得したと発表した。リチウムは二次電池の製造に用いられる重要な鉱物で、電気自動車(EV)の生産増加によって、ここ2~3年間で価格が急騰している。一部メディアが先を争ってこの内容を報道し、会社の株価は急騰した。

 ボリビア側はこれに対しすぐに強く否定した。事件はハプニングで終わると思われた。ところが、同企業は租鉱権の獲得は事実だと述べ、釈明を公示した。ボリビアのリチウム採堀権を保有し、この中小企業と租鉱権の取引を行ったという米国のエネルギー企業の会長の韓国メディアのインタビューまで加えた。投資家の間では、真実をめぐる攻防が繰り広げられた。その渦中に、同中小企業の大株主である代表は、資本市場法(資本市場および金融投資業に関する法律)違反の疑いで拘束された。

 130兆ウォンのリチウムの真実を最もよく知っている当事者が拘束され、この企業の電話はすべてつながらない状況だ。ボリビアの立場は現時点でも確固としている。安易に租鉱権獲得を報道したメディアは気まずい思いをしている。この1カ月ほどの間に市場で広がった「130兆ウォンのボリビアのリチウムミステリー」の真実は、一体何なのだろうか。
(引用ここまで)


 去年の11月終わり頃に韓国の中小企業が「ボリビアのウユニ塩湖のリチウム租鉱権を取得した、と発表したことがありまして。
 韓国のメディアは「充電池の核心素材であるリチウムを大量に確保した!」と大騒ぎで報道していました。

インドン先端素材、ボリビア122万トンリチウム租鉱権取得(韓国経済新聞TV・朝鮮語)

 以前にポスコがアルゼンチンの塩湖での採掘権を確保したことがあって、それに次ぐ異形として報じられたのですね。
 当然のように株価が急上昇するなどけっこうなニュースになっていました。

 で、それがすべて嘘であるということが判明した、と。


 韓国ではよくあることです。

 以前にも「カメルーンのダイヤモンド鉱山を確保した」と発表されたことがあるのです。イ・ミョンバクの資源外交の大きな成果としてこれも大きく報道されました。
 結果、ただのインサイダー取引のための材料になっただけのものだったことが判明しています。
 すべてが嘘。
 そもそもカメルーンにダイヤモンド鉱山なんて存在していなかったレベルで嘘。

 あるいは韓国政府が「エリクソンが韓国にR&Dセンターを設立する」「15億ドルレベルの投資になるだろう」と発表したことがあります。
 これもすべて嘘。
 エリクソンのヴェストバークと大統領府高官が「R&Dセンターを設立するとしたら投資額はどのくらいになるでしょうかね?」「15〜20億ドルといったところですかね」と世間話を交わしたら、その翌日に「エリクソンが韓国に投資する」という話としてプレスリリースが発表されていたっていう。

 ね、よくあることでしょ?
 あと「地上波で『大企業もできなかった電気自動車を中小企業が作り上げた』って番組を放映」したことがあるのですが、件の中小企業の代表が番組製作プロダクションの社長の弟だったってオチなんてこともありましたっけ。
 よくあることなんですよ。

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韓国左派紙ハンギョレ、編集局長補が不動産投資疑惑の中心人物から1億円近いお金を借り受けていた……なるほど、これがズブズブってヤツか

【独自】大庄洞疑惑・金万培氏、ハンギョレ記者にさらに3億ウォンを渡していた(朝鮮日報)
いわゆる「大庄洞事件」を捜査している韓国検察当局は8日までに、ハンギョレ新聞幹部A氏が金万培(キム・マンベ)氏側と行った金銭取引がこれまでに知られていた6億ウォン(約6300万円)に加え、さらに3億ウォンあることを確認したもようだ。

 本紙の取材を総合すると、ソウル中央地検は金氏が大株主となっている火天大有のイ・ソンムン代表が2019年に約3億ウォンをA氏に追加で渡した事実を大庄洞開発の関係者などからつかんだ。この資金は19年にA氏がマンション分譲代金として、金氏を通じて受け取った6億ウォンとは別だ。これまでに判明したところによれば、当時金氏と南旭(ナム・ウク)弁護士(天火同人4号オーナー)、チョン・ヨンハク会計士(天火同人5号オーナー)がそれぞれ3億ウォンずつ、計9億ウォンをA氏に渡そうとしたが、実際には金氏以外の南旭、チョン・ヨンハクの両氏が拠出した6億ウォンだけがA氏に渡った。新たにA氏が受け取ったと判明した3億ウォンの名目は具体的に確認されていない。
(引用ここまで)


 イ・ジェミョンが城南市長時代に行われた不動産開発疑惑、いわゆる「テジャンドン不動産開発疑惑」における渦中の人物にキム・マンベという人物がいまして。
 テジャンドンの不動産開発に携わった「火天大有」なる企業の大株主。
 この火天大有、不動産開発に参画してわずか5000万ウォンの出資で配当を577億ウォンを得ています。

 明らかに特恵を受けており、イ・ジェミョン市長(当時)との関係が法廷で争われています。
 事件関係者からは「火天大有の実質的なオーナーはイ・ジェミョンだとキム・マンベから聞いていてる」との証言も出ています。
 ちなみにこの証言をした弁護士は証言を「偽証だ!」と糾弾する共に民主党に対して「いつでも偽証罪で訴えればいい」と述べています。
 まだ法的な結論は出ていませんが、黒にかぎりなく近いグレーといったところですかね。

 そのキム・マンベからハンギョレの記者が6億ウォンのアパート資金を借りており、さらにそれ以外にも3億ウォンの取引があったことが確認された、との朝鮮日報のスクープ。


 ハンギョレは韓国の左派紙で「極左紙」といっても過言ではない新聞社です。
 保守政権とは激しく対立し、左派政権は盲目的に擁護することで知られています。
 そのハンギョレがさくっと「事実である」として少なくとも6億ウォンの貸し借りについては認めて謝罪文を出してます。

読者の皆様に深くお詫び申し上げます(ハンギョレ・朝鮮語)

 なるほど、こうしてメディアのケアをしてきて、テジャンドンへの追求を緩いものにするという戦略だったわけか。
 キム・マンベから6億ウォン(+3億ウォン?)を借りていたのはリュ・イグン編集局長補。けっこう上の役職ですね。
 この件で責任を取るとしてハンギョレでは社長、編集人、専務が早期退陣を決定、編集局長が辞任することになったそうです。

「キム・マンベと金銭の取引」波紋に、ハンギョレ、編集局長辞任・社長の早期退陣(聯合ニュース・朝鮮語)

 ムン・ジェイン前大統領はハンギョレの創刊委員であり、釜山支社長でした。
 ハンギョレとムン・ジェインは相当に濃厚なウリ(我々の意。ここでは仲間意識の意味)なのです。
 チョ・グクによる不正問題を徹底して報道しないなんてこともやっていたほどですから。

 今回も同様に「テジャンドン不動産開発疑惑」について追求しないという「配慮」があっても不思議じゃない。
 編集局長補という責任ある立場の人物が、1億円近いお金を借り受けていたわけですから。
 まあ、ウリというものはどのようなものであるかを見せつける事件になりそうですね。

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ムン・ジェイン政権の4年間、対スパイ捜査ゼロだった……国情院(旧KCIA)も機務司も弱体化させてたもんなぁ……

文在寅政権、スパイ捜査はほぼ手つかずだった…4年間で摘発わずか3人(朝鮮日報)
北朝鮮の指令を受けて済州に地下組織を設立し、活動していたスパイ団が、韓国のスパイ防止当局の捜査を受けていることが8日までに確認された。今回の「済州スパイ団」容疑の捜査より前のスパイ団事件は2021年8月にまでさかのぼる。(中略)この事件の捜査は国家情報院が主導したが、検察の段階に移って以降は大検察庁(日本の最高検察庁に相当)が清州地検の検事派遣要請を拒否するなど、「捜査縮小」騒動が起こった。文在寅(ムン・ジェイン)政権は「国家情報院改革を行う」として国家情報院の対共捜査権をなくす法案を2020年12月に国会で通過させた。

 自由民主研究院(柳東烈〈ユ・ドンヨル〉院長)が韓国国会・国家情報院の資料などをまとめた統計によると、文在寅政権時代(2017年-2022年)にはスパイ捜査がほとんど行われなかったことが明らかになった。2011年から2017年までのスパイ摘発件数は26件で年間4件以上だったが、2017年から2020年までの摘発は全体で3人だった。その3人も、朴槿恵(パク・クンヘ)政権時代に容疑が明らかになり、捜査中だったスパイ事件だという。(中略)文在寅政権時代の2017年から2020年は1件も送致がなかったとのことだ。

 防ちょう(スパイ防止)機関の関係者は「スパイ容疑を証拠で摘発するには長年のノウハウが必要で、長年にわたり資金と人材を投入しなければならないケースも多い」「今年、国家情報院の対共捜査権が完全に警察に移されれば、(スパイ)捜査能力が下がるのではないかと心配だ」と語った。
(引用ここまで)


 ムン・ジェイン政権下では北朝鮮によるスパイの摘発が1件もなかったとのニュース。
 ……うん、そりゃね。なかったろうね。

 記事中にあるようにムン・ジェイン政権では国家情報院(旧KCIA)から「北朝鮮によるスパイを摘発する権限を警察に移譲」させました。
 スパイ捜査のノウハウを持っている国情院を完全に換骨奪胎してしまおうとの意図の下に行われた改革だったのですね。
 さらに国情院長に「北朝鮮にもっとも親しい人物」といっても過言ではないパク・チウォンを指名して国情院そのものを破壊しようと画策していました。

 北朝鮮からのスパイはムン・ジェイン政権下の5年間、フリーパスを渡されたも同然だったのですね。


 同様に軍部の諜報機関であった機務司令部、機務司(キムサ)も「パク・クネに対して戒厳令発令を進言していた」として組織改編されました。
 現在では名称すら変更されて「国家安保支援司令部」にされています。
 人員も半減したんじゃなかったかな。
 そうして対北朝鮮、対共の爪も牙も失われた状況になったわけです。

 北朝鮮の無人機侵入について「北朝鮮に対抗する訓練をムン・ジェイン政権の5年間、怠ってきたためだ」とユン・ソンニョル大統領が非難しましたが。
 まあ、それが原因ではないとは言えないのが実際でしょうね。
 ムン・ジェイン自身も反論してはいるようですが、現実が現実だもんなぁ……。

 ちなみに2020年までなかったのですが、2021年に摘発がありまして。
 それがF-35導入に反対運動を繰り広げろという北朝鮮からの命令に従って、デモを起こしていた連中の逮捕でした。

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楽韓さん、本日の動向 - いい映画はまた観てもよいものだ

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 THE FIRST SLUM DANKをまた見てしまった。
 そしてまた興奮してしまう。
 ちゃんとした映画はそうなるようにできてるのだなぁ。宮城の過去シーンとかも緩急なんで必要なんよ、あれ。もうちょっと短くできるとは思うけど。

 日常が2巻まで11円、以降10巻まで109円のセールは今日までっぽい。

日常(1) (角川コミックス・エース)
あらゐ けいいち
KADOKAWA
2012-09-01


 あと白泉社の古めのコミックスがいろいろと半額以下。200円台とか300円台とか。
 以下にピックアップするものはどれもおすすめで一読の価値あると思います。
 安いので1巻だけでも買ってみるのがよいかな。




火輪 1 (白泉社文庫)
河惣益巳
白泉社
2013-06-10


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 今日のKindle日替りセールからのピックアップこちら。