テジャンドン事件と関連してイ・ジェミョン共に民主党代表が2014~2015年キム・マンベ(火天大有大株主)氏のテジャンドン持分の半分を提供するというキム氏提案を側近であるチョン・ジンサン(当時城南市政策秘書官)を通じて直接報告を受けて承認したという捜査結果が、キム・マンベ、ユ・ドンギュ氏などの追加公訴状に名指しされたことが20日確認された。
検察は最近、キム氏など5人を利害衝突防止法違反の疑いで追加起訴しており、法務部が国会に提出したこれらの起訴状にそのような内容が盛り込まれた。 イ代表側は「まったくの事実無根であり、李代表はテジャンドン一党の持ち分関係とは何の関連がない」と反論した。 (中略)
控訴状には、李代表がテジャンドン事業と関連して各種の指示を下した過程もいくつか盛り込まれた。 たとえば、2014年9月にテジャンドン開発事業中間報告会でイ代表が「容積率と賃貸住宅の割合を検討せよ」と指示したとされている。 テジャンドン一味も、イ代表側との約束を積極的に利用したとなっている。 公訴状によると、2013年10月チョン・ヨンハク氏が民間業者らの利益の極大化案として、容積率の上方、西板橋トンネルの開設などの措置をしてほしいと要請した際にも、ユ・ドンギュ氏はこれをイ代表とチョン・ジンサン氏に報告したということだ。
今回の控訴状には、イ・ジェミョン代表について144回言及された。 イ代表が「指示した」は表現、「承認した」とする表現は10回以上登場した。 法曹界からは「検察がイ・ジェミョン代表の起訴を既定事実化したようだ」とした。
(引用ここまで)
テジャンドン不動産開発疑惑が法廷の場で争われることとなり、イ・ジェミョンについては不利な証言が山ほど控訴状に載っていることが判明した、というニュース。
中でも衝撃的なものとして「テジャンドン開発疑惑で大儲けした企業」である火天大有の大株主(49%所有)でもあるキム・マンベから「私からイ・ジェミョンに持ち分の半分を渡すことで承認を受けた」との証言があることが判明しています。
この金額がどれほどのものなのか不明。
控訴状の中では「自分の城南市長選挙における優先公約であった公園造成を城南市の予算では行えなくなったために、テジャンドンの不動産開発に民間会社をかませてリベートを受け取り、公園造成を行おうとした」というストーリーラインが描かれている模様。
なるほど、城南FCへのネイバー、斗山建設からの第三者供賄と同じ構図であるという描きかたか。
この場合も不動産開発にかませるという便宜を図ったということですね。
イ・ジェミョンが清濁併せ呑むタイプの政治家であるのは間違いないところで。
予算がないのならよそから持ってくればいい、という豪腕型であるのも間違いない。
でも、基本的にやっていることは犯罪でしかないんだよなぁ……。
前世紀の韓国であれば充分にやっていけたのでしょうけども。
先日、「イ・ジェミョンが絡んだ犯罪は点での存在ではなく、線、そして面になっていたものだ」という話をしましたが。
これらの行動はほぼすべてが要するにウリ(我々の意。この場合は仲間)を増やすためのものなのですよ。
で、ウリを増やしまくった結果として大統領選挙に出るところまでやってきた。
大統領選挙では僅差で敗れたわけですが。
もし、大統領戦で勝つことができていれば、これらの疑惑はすべて無視できていたはずなのです。
大統領になればすべて免除なのだから、そりゃ大統領を目指すわけですよ。
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