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2022年12月

FNNにまで報じられるようになった韓国の不動産バブル崩壊、その恐ろしい構造とは?

韓国でバブル崩壊か…年収6割以上を返済に充てる人々 無理な投資・金利急上昇・“家賃ゼロ”制度で住宅ローン苦が深刻(FNNプライムオンライン)
日本では、日銀の金融政策の動向と住宅ローンの金利引き上げに注目が集まっているが、ひと足早く政策金利の引き上げに踏み切ったお隣・韓国では今、不動産価格が暴落している。
つい最近まで「不動産バブル」が続いていた韓国で今、何が起きているのか? (中略)

韓国では、高騰する価格に刺激され、不動産は住む場所以上に「投資の対象」となった。「魂までかき集めて」、つまり「ギリギリまで借金をしてでも家を買おう」という言葉が流行するほど、収入に見合わない投資をした人が多く、価格が上がり続けた。

しかしあまりにも価格が上がりすぎたため、一般市民には買うことが難しくなった。さらに、利上げにより買うための借金がしづらくなったため、購買意欲が下がり、マンション価格の暴落が起きているのだ。
(引用ここまで)


 FNNが韓国の不動産爆弾について報道。
 ここまで楽韓Webやシンシアリーさんのところでピックアップしてきた話の総合版、といったところ。
 日本でも扱われる題材になってきたか……。
 ニュース映像もありましたので、こちらもどうぞ。



 よくチェックできているニュースになってます。
 74.2%が変動金利を選択しているっていう。7割以上、8割以下とされていましたが。具体的な数字になると恐ろしいな。
 後半のチョンセでの連続で不動産投資をし続ける、というのもよくレポートできてます。


 というかチョンセでの再投資、いわゆる「ギャップ投資」ここが導火線になると思ってるのですよ。
 以前からこの危険な投資手法については警鐘が鳴らされていたのですが。
 なにしろムン・ジェイン政権の5年間でソウルの不動産価格は2倍になったので。
 誰もそんなことをに耳を貸さなかったのです。

 数十件はざら。人によっては数百件、あるいは1000件を超えるような不動産投資をしている場合すらある。
 いや、価格が右肩上がりになっている時はよいよ?
 一回こけたら、いろいろ賃借人やらなんやら巻きこんでの大爆死。

 株でいえば2階建て3階建てをやっているようなもので。
 しかも、原資は借金。おまけにオールイン。
 おまけにこれやっているのひとりやふたりじゃないですからね?
 破裂があるとしたらここからだと思っているのですが。さて。

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韓国の野党支持者70%、証拠が示されても「与党が不利になる疑惑はますます深まった!」とか言い出す……どこかで見たような

共に民主支持者の70%「清潭洞酒席疑惑は事実」…本紙記事のコメント欄も真っ二つに(中央日報)
 韓国の進歩系最大野党「共に民主党」(民主党)支持者の70%ほどが、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と韓東勲(ハン・ドンフン)法相が深夜に酒席を持ったとする、いわゆる「清潭洞酒席疑惑」を事実だと信じているという本紙の新年企画世論調査の結果を巡り、ネットの反応もまた極端に割れていることが1月4日に判明した。清潭洞酒席疑惑は、警察による捜査の結果、事実ではないことが明らかになり、目撃談の当事者が「うそ」だと認めた事案だ。

 ネイバーやダウムなど主なポータルサイトには、それぞれおよそ6000件、3000件のコメントが付いたが、同じ記事を巡って反応は細部まで食い違っていた。ネイバーでは「正しいか間違いかを問うのに左右の別があるか」「やたらと意地を張るケッタル(李在明〈イ・ジェミョン〉代表の過激な支持者)、テッケムン(頭が割れても文在寅〈ムン・ジェイン〉支持)が問題」「陣営の論理に埋没して理性的な判断ができずにいる」など、民主党支持層に対する批判が中心だった。だが、相対的に民主党寄りのユーザーが多いダウムでは「何が事実でないと判明したというのか」「韓東勲がその時間に何をしていたか、何のアリバイもない」「清潭洞ではなくノンヒョン洞で酒席があった」などの反応が共感を集めていた。

 野党関係者は「民主党、国民の力の支持者どちらも、事実とは関係なしに、信じたいものを事実だと考えている」としつつ「清潭洞酒席疑惑を提起した金宜謙(キム・ウィギョム)議員に対しては党内でも批判的な意見が多いが、こういう激烈な支持者がいるのできちんとした謝罪もしていないようだ」と語った。
(引用ここまで)


 「深夜にユン大統領とハン・ドンフン法務部長官(法相に相当)が、とある弁護士事務所と深夜に酒席を持った」とする「清潭洞酒席疑惑」なるものがありまして。
 野党国会議員が「そこにいたチェロ奏者が証言している」と言い出したのがきっかけです。
 まあ、その自称チェロ奏者が「嘘だった」と自白していて、疑惑もクソもないというのが実際だったのですが。

 当初からハン・ドンフン長官は「これが本当だったら首でもなんでも持っていけ」くらいの反論をしていましたね。
 実際に名誉毀損で告発、さらに民事でも10億ウォンの損害賠償請求をしています。

 ただ、野党支持者は「まだ疑惑が解明されたわけではない」と言い募っている。
 実際に世論調査で調べてみたら70%がまだ事実であると信じていた、とのことで。


「清潭洞酒席疑惑」はうそと判明しているのに…共に民主支持者70%「事実だ」(朝鮮日報)

 韓国の左右分断具合が見てとれるのではないでしょうか。
 この「分断」こそが韓国を、そして世界でもっとも重要なキーワードになっていくと思われます。

 ま、いまだに日本でも「モリカケが!」とか「ワクチンは毒!」とか言っている輩がいますが、それと同じで「信じたいものしか信じない」のでしょう。
 人は信じたいものしか信じない、というのは基本なのです。
 プラス、TwitterやFacebookでエコチェンバーにどっぷりと浸かる人が多いので情報の取捨選択もできなくなる。
 さらに最悪なのはそれが「客観的な意見だ」とか「絶対的事実だ」ってなってしまうこと。

 自分もそうなるのではないか、という危惧を抱きながら歩く必要があります。
 自分の中で「そうなってほしい」と思っているのではないか。
 チェックしながら動いたほうがよいでしょうね。

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セクハラで文壇を追放されていた「ノーベル文学賞候補」コ・ウン詩人、しれっと復帰するものの叩かれて出版終了

高銀詩集を出した出版社が謝罪「詩集の供給を中断」(東亞日報)
セクハラ疑惑で活動を中断した詩人の高銀(コ・ウン)氏(90)が、最近謝罪なしに新作詩集「無の歌」とカナダ詩人との対談集「高銀との対話」を出版し批判を浴びている中で、出版社「実践文学」社が20日、謝罪文を出し詩集の供給を中断すると明らかにした。しかし、いざ高氏は依然として沈黙を守っている。文学界の内外からは、高氏の自省を促す声が出ている。 (中略)

これに先立って、高氏は2018年、詩人の崔泳美(チェ・ヨンミ)氏が東亜(トンア)日報を通じてセクハラ疑惑を暴露すると、活動を中断した。以後、崔氏と東亜日報を相手に損害賠償請求訴訟を起こしたが、1審と2審で敗訴した。実践文学社が高氏の詩集と対談集を相次いで出版すると、文壇の内外からは高氏の「謝罪のない復帰」に対する批判が相次いだ。
(引用ここまで)


 韓国では「ノーベル文学賞候補」とされていた、コ・ウン詩人ですが。
 セクハラで告発され、すべてを失いました。
 なんでも、詩が刻まれた石碑すら撤去されているとのことで。

 かつてはノーベル文学賞の発表日が近くなると、市役所は「ノミネートおめでとうございます」と垂れ幕がかかり。
 数十人の報道陣が自宅に殺到し。
 そしてなぜかプロ野球で始球式をするほどの大騒ぎ。
 一時期はそれらの騒ぎに嫌気が指して、発表時期に海外に出かけるなどしていたほど。


 それらもセクハラの暴露以来、すっかり尻すぼみ。
 ちょっと寂しい感じがあるのは否めません。
 本人は「セクハラなんてしていない、名誉毀損だ」と10億ウォンを求める訴訟をはじめたものの、記事によると2審まで負けているそうです。

 で、今回は詩集と対談集をしれっと出して文壇に復帰しようとした……のですが。
 非難殺到で出版社は詩集については供給中止を発表。
 というか、本屋から引き合いがまったくなかったとのこと。
 いつものように出版社に対する不買運動まではじまっています。

「醜い出版」… 謝罪のない高銀の帰りに冷ややかな文壇(アジア経済・朝鮮語)

 セクハラが暴露されたのが5年前。
 もう人の噂も……くらいの意識だったのでしょうけどね。
 かつての賞賛がそのまま裏返ったわけですから、死ぬまで復帰は無理でしょうね。

 ちなみに韓国ではノーベル文学賞候補、とされていますが。
 実際には候補ですらなかった、というのが真相の模様。

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楽韓さん、本日の動向 - 戦争から目を背けることでウクライナを見捨てる人々

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 「ウクライナは妥協すべき」とかゴミのような意見が多いのは、中国の台湾侵攻が近いことを理解しているからこそなんだろうなぁ。
 なにがあっても戦争に突入したくないから、ウクライナの惨状を無視して「妥協すべき」ってお題目だけ唱える。
 同様に「日本は台湾有事に触れるな」とすることでダチョウの平安を得ているわけだ。
 隣国に対してそんな態度を取った国が国際社会からどんな扱いを受けるかなんて、昨今のドイツのいじられかたを見ていれば理解できそうなもんですけどね。
 ウクライナがなにも悪くないなんてことはないし、ロシアにもいくらかの理はあるのだろう。ミアシャイマーの言うことにも正しい部分はある。
 だからといって、ウクライナの無辜な人々が虐殺されているのを眺めていられるような冷酷な人間にはなりたくないんだって話。
 19世紀以前の「力の時代」に戻ろうとするのであれば、それを全力で拒絶するしかない。

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 以前のセールで買ってだいぶ懐かしかった。





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 ちゃんとまとまったお話にできてよかった。後日談もあるよ。



 あと前から読んでみたいと思っていた人口大逆転が安くなっていたので買いました。
 少子高齢化など人口動態が経済に与える影響を描いた本。



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