長崎県対馬市の観音寺から盗まれ、韓国に持ち込まれた仏像「観世音菩薩坐像」(同県指定有形文化財)の所有権を主張する韓国の浮石寺(忠清南道瑞山市)が仏像を保管する韓国政府に引き渡しを求めた訴訟の控訴審判決公判が2月1日に開かれることを受け、浮石寺側は25日に出した報道資料で、仏像を同寺に引き渡すよう命じた一審判決を支持して検察の控訴を棄却するよう裁判所に要請した。 (中略)
観音寺が1953年に法人化した時点から盗難事件が発生した2012年10月までの約60年間仏像を占有していたため、一定期間が経過すれば占有者の所有が認められる「取得時効」が成立するとの主張に対しては「奪取など悪意による占有は日本の民法でも取得時効が認められない」と反論した。
(引用ここまで)
対馬観音寺から盗まれた観世音菩薩坐像の所有権を巡る控訴審で、原告である浮石寺から「控訴棄却を」と求める声明があったそうですわ。
これも、なのですが。
要するに韓国には国際的な取り決め、約束、同意、条約を守る気があるのか、という話なのですよ。
いつものように、というべきか。
現金化阻止のために韓国政府が動いたとの話が出ていますが。
あれも実は約束を守っていない。
韓国が守るべきは日韓請求権協定にあるように、まず外交交渉、それが決裂すれば仲裁委員会の設置、それでもダメなら第三国によって指名される仲裁委の構成をすべき。
あたかもボールは日本に投げられたとされていますが、日本はそんなボール受け取ってないからね?
今回の観世音菩薩坐像についていうのであれば、韓国政府は「ユネスコ条約に従って引き渡す」というアナウンスをすべきだったのです。
まあ……ムン・ジェイン政権にそんな話を期待しても無駄でしかないのは分かっていますけどね。
国際的規範になれるような人物ではありませんでしたし、外交ブレーンもろくなのがいませんでしたから。
ムン・ジェインに理性的になれとか無理な話であるのは理解しているのですが。
ちょっと前に韓国の自治体に属しているゆるキャラが「日本語を話した罪」で糾弾され、吊されました。
あれも同様なのです。
「日本」をただの外国として扱えない。
あれが英語だったら吊されているか。
中国語だったら? あるいはフランス語だったら?
絶対にそんなことはないのですよ。
日本を「特別扱い」し続けないことには、彼らのレゾンデートルが損なわれるのです。
そんな国と約束するなんてことは、本当はバカバカしい話ではあるのですけどね。
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