韓国最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表に対する逮捕同意案が27日、国会で否決された。しかし、共に民主党議員のうち離反した議員が少なくとも31人いることが分かり、その議員が誰なのか「犯人捜し」が活発になっている。SNS(交流サイト)では28日、李在明代表と距離を置く「非明系」議員およそ40人の名前や選挙区、電話番号などが書かれた「殺生簿」が拡散された。李代表の熱烈な支持者らがリストを作成し、流布しているものとみられる。
ツイッターなどには現在、「民主党の要注意議員リスト」「民主党落選リスト」などと書かれたツイートとリストの画像が出回っている。ツイートにはさらに「李代表の逮捕同意案に賛成したとみられる議員のリスト」と書かれている。
リストに含まれているのは主に「非明系」で構成されるグループの議員らだ。李代表の支持者らは、これらのリストを「反乱軍リスト」などと呼んでいる。しかし、中には「むやみに決めつけていいのか」という疑問のコメントもついている。
(引用ここまで)
イ・ジェミョンの逮捕同意案で共に民主党から大量の造反議員が出たことで、ミョン派(イ・ジェミョン派)はかなり疑心暗鬼になっている模様。
最低でも31人が造反し、2人の議員が欠席したわけです。
当初は「余裕で否決できる」はずだったのが、逮捕への賛成票が上回るほどでした。
共に民主党所属の国会議員は169議席。否決票が138票。最低でも31人が造反している。
その上、棄権・無効票が20人に及んでいることから、共に民主党系無所属も含めれば40人近くが造反したと見られるわけです。
党代表の逮捕同意案なのに造反が出たのですから、そりゃ疑心暗鬼にもなりますわ。
ですが、今回、逮捕状請求が行われたのはウィレ、テジャンドン不動産開発疑惑と城南FC関連の贈収賄だけ。
まだペキョンドンの土地用途変更や、サンバンウル事件、公職選挙法違反についても同様に逮捕状請求が行われると思われます。
その度にこんな大騒ぎして「造反が!!」ってやり続けるんでしょうかね。
いくら人がいないっていっても、もうイ・ジェミョンはダメでしょうに。
少なくとも31人は背を向けた…。イ・ジェミョン「防弾致命傷」(東亞日報・朝鮮語)
ある重鎮議員は「率直に言って離脱票が10票以内であると見たが衝撃的」とし「積極的離脱票が15票程度出ると予想したが、無効と棄権票など消極的離脱票までは予想できなかった」と話した。ある親明側関係者も「今回出てきた賛成139票に無効11票を加えればちょうど過半数の150票」とし、「次は可決させるという非ミョン派の脅迫」と話した。
(引用ここまで)
この東亞日報の記事では「次は可決させる」という脅しである、としていますが。
脅しというか……。
党代表になり、かつ国会議員になって疑惑から身を守ろうとしたものの、却って自らの人望のなさをさらすことになってしまったというね。
まあ、「なんとかしてやろう」という気になる人間ではないのは確かです。
次、あるいはその次が楽しみではありますね。
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