「国政壟断」事件で実刑が確定し、服役中のチェ・ソウォン(改名前のチェ・スンシル)氏の娘チョン・ユラ氏は6日、自分のフェイスブックにこのようなチョ氏のインタビュー記事をキャプチャーして掲載した。
そして、「私の乗馬選手としての資質にはなにが不足して君のお父さん(チョ元長官)は私にあのようにしたのか」と「あなたが悔しく思うのか、私が悔しく思うべきなのか」と書いた。
チョン氏は「不公正はあなたがまだ医者を続けることで、私は『アジア大会メダルは生きているが実力は虚偽』という『甘ければ飲み込み、苦ければ吐いている』というおかしげな民主党の論理だろう」と「左派がないを言おうとも私のメダルは偽造ではない」と付け加えた。
(引用ここまで)
いわゆる「国政壟断事件」で容疑者の娘として糾弾され、梨花女子大の入学が取り消されたチョン・ユラが、チョ・グクの娘であるチョ・ミンをあざ笑っているという構図。
なかなか興味深いですね。
以前からチョン・ユラはチョ・ミンを目の敵にして、何度かこうしたコメントを出しているのですけども。
ま、構造としてはなにも変わらない。
強力なコネを持つ親(チェ・スンシル、チョ・グク)がその権力を使って名門大学にねじこんだっていう。
その結果、チョン・ユラ、チョ・ミンのどちらも入学取り消し処分になったっていう。
それなのにまるでチョ・ミンは自分が犠牲者のように振る舞っているのだから気に入らないでしょうね。
ちなみにチョン・ユラはキム・オジュンがチョ・グクを名誉毀損だったかで訴えています。
チョ・ミンは「私は医師資格を正式に取得したので医者だ」なんて言ってましたが。
一応、いまのところ入学取り消しは訴訟沙汰になっているのでペンディングされている状態。
ただ、チョン・ユラについては有無を言わさずに梨花女子大の卒業が取り消しされていましたけどね。
整合性がないんだよなぁ……。
やっぱり権力者(チョ・グク)の娘には手が出しづらいというのが実際なのでしょう。
冒頭記事には1000以上のコメントがついています。
「そういえばチョン・ユラはアジア大会で金メダリストだったな。あれは実力で取ったのに、チョ・ミンは実力で入学していなかった」「チョ・ミンに手術を任せたいか? 私だったら絶対にいやだ」みたいなコメントであふれています。
ちなみにチョ・ミンの「私は医者だ」という話に医学界から「あいつ、なに言ってんだ」みたいな反応が出ています。
「医者になって一年余りの子供が…」チョ・ミンに残念と述べる医師ら、なぜ(中央日報・朝鮮語)
医師会関係者は「免許管理は我々ではなく保健福祉部の担当なので手が出せない」と苦々しくコメントしています。
まあ、入学そのものがインチキでかつ医者になって1年かそこらのひよこに「私は医者だ」とか現役の医師からしたらちゃんちゃらおかしいのでしょうね。
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