韓国政府が6日に発表した徴○問題の解決策を巡り、批判が出ていることについて、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が「全責任は私にある」と表明したことが7日、分かった。
韓国政府は大法院(最高裁)が日本企業に命じた徴○被×者への賠□を巡り、政府傘下の財団が肩代わりする解決策を発表した。
大統領室関係者は聯合ニュースの取材に対し、尹大統領が6日の参謀会議で、「大統領として遂行すべき外交や安全保障、国防などすべての政策の責任は私にある」と強調したと明らかにした。支持率下落など短期的な政治的打撃を覚悟してでも、早期に両国関係の正常化を実現しなければならないという意志が強かったという。過去の政権のように世論に左右され、国民的な反日感情を政治的に利用してはならないという考えが強かったというのが大統領室関係者らの説明だ。
このような決断の背景には経済効果に対する自信があったという見方が支配的だ。尹大統領は日本の対韓輸出規制の解除、輸出管理の優遇対象国「グループA(旧ホワイト国)」再指定だけではなく、両国の経済交流が本格的に活性化すれば、国内企業が大きな恩恵を受けると確信しているという。特に、最近の参謀会議で、「両国企業間の新産業分野の戦略的パートナーシップが活性化され、高コスト・高リスク分野の共同技術開発でコストが削減される」という報告を受け、共感を示したとされる。参謀らは「世界の供給網(サプライチェーン)秩序が普遍的な価値を共有する国同士で再編される経済安全保障情勢において、韓日の協力は選択ではなく必須」と報告した。また、「韓日の協業シナジーを最大化するためには、これまで萎縮していた貿易、投資、科学技術分野の協力を回復させていかなければならない」と述べた。
(引用ここまで)
おや、ユン・ソンニョル大統領が「外交政策の責任は私にある」と言い出した、と。
実際問題としてユン大統領が前に行かないと、ここまで「譲歩」として受け取られかねない政策を出すことはできないですかね。
ただ、その理由が経済的に利益があるというもの。
……どんだけ韓国の経済状況が厳しいか、という反映でもあるのかな。
実際、MZ世代(ミレニアル、世紀またぎ)についてなんとかしたいと発言しているそうですわ。
日本強●徴○交渉で「青年」強調した尹大統領「MZ世代に機会与えるべき」(中央日報)
日本と関係改善したところでそこまでの利益があるとも思えませんけどね。
それでもMZ世代は日韓関係の改善に積極的らしいのですけどね。
全経連が2月にMZ世代を対象に実施した世論調査(2月16日-21日、20・30代の男女626人調査)によると、回答者の71%が「韓日関係の改善が必要」と答えた。その理由は「経済的利益の拡大」(45.4%)が最も多かったが、「中国浮上の牽制」(18.2%)、「安保協力の強化」(13.3%)なども少なくなかった。
(引用ここまで)
この世代がなにを期待しているのかさっぱり分からない。
……まあ、実際問題として4人にひとりは実質的失業状態なので、日本に期待している部分があるのかもしれませんが。
左派紙ハンギョレは「世論は反対している」って記事を連発中。
反対世論が沸き立っても…尹大統領、韓日関係修復強行、なぜ?(ハンギョレ)
こうしてユン大統領が前に出て関係改善しようという方向性が気に入らないのでしょう。
ムン・ジェインが築き上げた(?)日韓関係が崩壊したってことでもありますから。
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