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2023年02月

ソウル大学の教授団体、「ユン政権が出した日韓関係改善の解決策は屈辱的だ。撤回しろ!」と叫ぶ

ソウル大学の教授50人が声明「尹政権、屈辱的徴用解決策撤回せよ」(中央日報)
協議会は「当事者である日本企業の責任言及や判決履行要求がないという点で韓国大法院(最高裁)の判決を正面から踏みにじった決定。三権分立の原則など憲法秩序に対する尊重は影も形もなく被×者に対する最小限の尊重もない」と批判した。

続けて「現政権は韓日関係悪化のすべての責任が直前の文在寅(ムン・ジェイン)政権にあるという偏見の上でこれまで苦労して進めていた韓半島平和プロセスを完全な失敗と規定し韓米日安保協力を強化するという選択をした。これは日本の極右勢力の立場に投降するものであり、韓半島(朝鮮半島)安保を危機に陥れる危険千万な選択」と主張した。

また「大法院は2012年すでに『1910年の強●併合条約は違法であり、日帝の支配は不法な強占にすぎない』という歴史認識を前提に『外交協定で個人の請求権は消滅しない』という趣旨の判決を下しており、2018年の判決でついに被×者が損害賠□を履行できる道を開いた」と強調した。

その上で「これは数十年にわたり韓国社会が強●動員などをめぐる過去史問題の解決に向け傾けた努力の末に成し遂げた重要な結実であり、被×者中心の問題解決という国際社会の人権規範を再確認したもので、韓国社会が達成した民主主義的成就の上で可能だった」と付け加えた。
(引用ここまで)


 ソウル大学の「民主化教授協議会」なる団体が、ユン政権の打ち出した「解決策」に対して文句を言い出した、とのニュース。
 ちなみにですね、イ・ジェミョンが11日にもまた反対集会に出席して「日米韓の合同軍事訓練を口実に日本の自衛隊が朝鮮半島に上陸してくる」とか言い出してます。

イ・ジェミョン「ユン政府チンイルパ色…自衛隊の軍靴、韓半島を汚す可能性もある」(聯合ニュース・朝鮮語)

 自分が数々の疑惑で政治的に追い詰められていることもあって、対日外交を批判することで一点突破を狙っているようですね。
 ただ、この関連ニュースにはどれも700〜800ほどのコメントがついてて、その大半が「いや、おまえはなにを言っているんだ」といったものになってます。

 今回の「解決策」については反対であっても、イ・ジェミョンはそれを政局に持ちこみすぎだといった感じですかね。


 まあ、冒頭記事のソウル大学の教授団体についても同じ感じ。
 基本的に左派に牛耳られていて、反日民族主義を上梓したイ・ヨンフン教授みたいなのは異形だってことでもありますかね。

 その主張は左派のそれを煮詰めたものになっています。
 特に分かりやすいのが「ムン・ジェイン政権によって行われた朝鮮半島平和プロセスを完全な失敗と規定し、日米韓安保協力を強化するという選択をした」「これが朝鮮半島を危機に陥れる」としているあたりですかね。
 「ムン・ジェイン政権によって南北朝鮮の平和プロセスが進んだのだ」という設定にこだわっている。
 普通に見れば破綻しているのですけどね。去年だけで70発以上のミサイル発射をしたのも、ユン政権になったからなんでしょうかね。5月までにかなり打ってましたけど。

 ま、どちらにせよこうして問題が「韓国人同士の対決」になるのであれば、日本としては思う壺といえるんじゃないでしょうか。
 争え、もっと争え……ってところですね。

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反日種族主義 日韓危機の根源 (文春文庫)
李 栄薫・編著
文藝春秋
2022-03-08

WBC:韓国メディア記者が「大谷の小さな行動に『本当に悔しい』と思わされた」理由とは?

大谷翔平の“小さな行動”が「本当に悔しくてたまらない」と韓国記者、技術よりも先に必要なもの(スポーツソウル)
韓国代表の拙戦は、選手構成のときから予想されていた。本紙『スポーツソウル』が報じたように、今回のWBC代表は歴代最弱だ。エースと呼べる投手も、勝利の立役者の役割を果たす打者もおらず、プレッシャーだけを背負って大会に出場した。 (中略)

泣き面に蜂だからといっても運が味方して勝利を重ねることもありえたが、実力では目指していた目標(ベスト4)に到達するとは、実は期待していなかった。韓国プロ野球KBOリーグのレベルが地域予選なしに本選ラウンドに進出できる、ちょうどその程度だ。 (中略)

ただ本当に悔しかったのは、日本代表の象徴として浮上した大谷翔平の小さな行動のせいだった。「同じ選手なのに、どうしてあんなことができるのだろう」という、羨望混じりの嫉妬が悔しい気持ちの始まりだ。

韓日戦の3回裏、無死2、3塁。大谷は申告敬遠を得た。バットボーイにバットを渡した後、脛と肘のプロテクターを外し、手袋を外して渡しながらそっと抱擁するジェスチャーを取った。若干の微笑みも浮かんでいる。自分の道具を受け取りに来た少年に、感謝の気持ちを表したものと映った。

KBOリーグで一度も見たことのないシーンだった。刹那の瞬間だったが、残像がかなり長く頭の中に残った。韓国選手たちはどうしてあんな態度(attitude)を取ることができないのだろうか。怒りはここから出発した。 (中略)

人間性の良い人になってこそ、ドラフト1位の資格を得ることができるというのが大谷の考えだ。愛される人になって礼儀と配慮、信頼などが身につかなければならないという誓いも改めて目立った。

国際大会のように不確定要素が多い試合は、いずれにしても勝率は半々だ。勝敗とは別に、野球人自らが「尊敬される人」になろうと努力したかが、凄惨な成績よりも韓国が先に反省しなければならない部分だ。尊敬する人が失敗すれば、非難より激励の声が大きくならざるを得ない。
(引用ここまで)


 WBCで韓国代表は3大会連続のファーストラウンド敗退が決定しました。
 最終戦の中国戦こそコールドを決めたものの、チェコとはそれなりの試合をしてしまった感じですかね。

 オーストラリアと同レベルで、そこに負けたので今大会もほぼ1戦目の敗戦で終了。
 直近の過去2大会も1試合目で実質大会終了していたのですよ。
 つまり、記事中にあるように「予選なしで本戦に進出できる」のが韓国の実際の立ち位置でしょう。
 今回、久々に日本戦がありましたが、まったくもって怖さがありませんでしたね。
 一昨年の東京オリンピックでも同様でした。


 でもってそんな状況下で、大谷が出塁した際にボールボーイに軽くハグしたのを見て、韓国人記者が「悔しくてたまらない」と述べている、と。
 尊敬されるような人物であることでも上を行かれている。

 それに比べて韓国は戦前に「投げるところがなくなったらぶつけるか」とか軽口を叩いている人物がセーブ王。
 楽韓Webでは「こんなことを言ったら当てるようなボールが投げられなくなる」と話しましたが。
 実際、10人もの投手を投入したにもかかわらず日本戦でも投げられませんでした。
 それどころかWBCで登板なしで終了。
 実際の競技でも負けて礼儀でも負けて。

 奪三振、最優秀防御率の投手2冠は代表追放状態。
 まあ……2000年代であれば「絞り尽くして出した代表」は日本と充分に戦える戦力だったかもしれませんが。
 そこから10年、20年分の野球、ベースボールの進化に置いていかれている感じですね。

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韓国経済:対中輸出が30%以上減り、経常赤字を出し続ける……「安米経中」はもはや昔話?

半導体の低迷に縮み上がった対中輸出…経常収支最大赤字(アジア経済・朝鮮語)
今年1月の経常収支・商品収支の赤字幅が統計を編制した1980年以来、史上最大水準に達し、韓国経済に暗雲が立ち込めている。グローバル景気減速による半導体など輸出不振の影響で商品収支が大幅に減り、1月の経常収支は1ヵ月ぶりに再び赤字転換した。

10日、韓国銀行(韓銀)が発表した今年1月の国際収支(暫定)によると、経常収支は45億2000万ドルの赤字を記録した。22億4000万ドルの黒字を記録した1年前より67億7000万ドルも減少した。商品収支は前年同月の15億4000万ドルの黒字から74億6000万ドルの赤字に転じた。

細部項目別では商品収支が4ヵ月連続赤字を示したが、これは1996年1月から16ヵ月連続赤字を記録して以来初めてだ。輸出は480億ドルで、前年同月比83億8000万ドル(14.9%)も減少した。輸出はグローバル景気鈍化の影響で半導体、鉄鋼製品などが減少し、5ヵ月連続で後退した。特に半導体(通関基準-43.4%)、鉄鋼製品(-24.0%)、化学工業製品(-18.6%)などが不振だった。地域別では、中国(-31.4%)、東南アジア(-27.9%)、日本(-12.7%)への輸出が萎縮した。

韓国銀行のイ·ドンウォン経済統計局金融統計部長は「商品収支が最大赤字を記録したのは最大輸出品目である半導体と最大交易国である中国の不振が同時に現れた結果」として「過去のグローバル金融危機の時、主要先進国成長率が下落した時、韓国は中国の高成長恩恵で善戦した経験があったが、今年はそうではない」と話した。 (中略)

しかし、輸出不振が長期化しているうえ、韓国経済をめぐる不確実性が大きくなった点は、韓国経済に負担になっている。 (中略)

これに対してイ部長は「韓銀だけでなく色々な経済専門機関の展望を見れば、今年の年間で所得対比、国内総生産(GDP)対比経常収支比率が1%中盤と予想される状況」と伝えた。彼は「1990年代以後、韓国が7回程度年間で経常収支赤字が出たが、その時名目国民総所得(GNI)対比経常収支赤字比率が-1.9%だった」として「それと比較すれば絶対的な水準に過度な意味を付与する必要はないと見る」と付け加えた。
(引用ここまで)


 特に対中国貿易が振るわず、韓国の経常収支が赤字に落ちこみっぱなし……とのニュース。
 そもそも対中国に関して勘違いのはじまりは2010年でした。
 この年、韓国の経済成長率は6.8%と群を抜いて高かったのですね。ベトナムやインドネシアといった東南アジア諸国よりも高いほどでした。
 アメリカやフランス、イギリスなどの成長率は1〜2%台でリーマンショックの後処理に苦しんでいる中、「韓国はいち早くリーマンショックから抜け出した」と評価されていたものです。

 この時、なにが起きていたかというと、中国がなりふり構わず内需に投資していたのですね。
 それに対して韓国は鉄でもなんでもあればあるだけ輸出できていた。
 「中国経済の成長に乗る」ことができていたのですね。
 当時の対中貿易黒字は361億ドル。
 まあ、中国側がそれを座視するようなこともなく、中間財の中国国内での製造に大きく舵を切ったのもこのあたりでした。


 半導体も同様に中国国内で製造することに向かったのもこのあたり。
 あとサムスン電子、SKハイニックスらが中国工場を建設しようとしはじめたのもこのあたりでしたね。サムスン電子は2012年頭にNANDフラッシュメモリの工場建設の認可を韓国政府から取得しています。
 結果、アメリカの逆鱗に触れて中韓共に身動きできないようになっているのですが。

 安保はアメリカ、経済は中国といった韓国経済の10年を決定づけたのが2010年でした。
 未来永劫、中国経済の波に乗って韓国経済は潤い続ける……はずだったのですけどね。
 中国に売り続けるつもりだった鉄鋼はむしろ韓国が大きく輸入することになっていたりします。

 現在の対中貿易不振の大きな理由は半導体(メモリ)不況ですが。
 半導体輸出額の40%が中国向け。
 もはや韓国はメモリ抜きでは中国との貿易でまともに戦えなくなってしまった、ともいえるわけです。
 「安保はアメリカ、経済は中国」なんて話をいつまで保ち続けられますかね?

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