協議会は「当事者である日本企業の責任言及や判決履行要求がないという点で韓国大法院(最高裁)の判決を正面から踏みにじった決定。三権分立の原則など憲法秩序に対する尊重は影も形もなく被×者に対する最小限の尊重もない」と批判した。
続けて「現政権は韓日関係悪化のすべての責任が直前の文在寅(ムン・ジェイン)政権にあるという偏見の上でこれまで苦労して進めていた韓半島平和プロセスを完全な失敗と規定し韓米日安保協力を強化するという選択をした。これは日本の極右勢力の立場に投降するものであり、韓半島(朝鮮半島)安保を危機に陥れる危険千万な選択」と主張した。
また「大法院は2012年すでに『1910年の強●併合条約は違法であり、日帝の支配は不法な強占にすぎない』という歴史認識を前提に『外交協定で個人の請求権は消滅しない』という趣旨の判決を下しており、2018年の判決でついに被×者が損害賠□を履行できる道を開いた」と強調した。
その上で「これは数十年にわたり韓国社会が強●動員などをめぐる過去史問題の解決に向け傾けた努力の末に成し遂げた重要な結実であり、被×者中心の問題解決という国際社会の人権規範を再確認したもので、韓国社会が達成した民主主義的成就の上で可能だった」と付け加えた。
(引用ここまで)
ソウル大学の「民主化教授協議会」なる団体が、ユン政権の打ち出した「解決策」に対して文句を言い出した、とのニュース。
ちなみにですね、イ・ジェミョンが11日にもまた反対集会に出席して「日米韓の合同軍事訓練を口実に日本の自衛隊が朝鮮半島に上陸してくる」とか言い出してます。
イ・ジェミョン「ユン政府チンイルパ色…自衛隊の軍靴、韓半島を汚す可能性もある」(聯合ニュース・朝鮮語)
自分が数々の疑惑で政治的に追い詰められていることもあって、対日外交を批判することで一点突破を狙っているようですね。
ただ、この関連ニュースにはどれも700〜800ほどのコメントがついてて、その大半が「いや、おまえはなにを言っているんだ」といったものになってます。
今回の「解決策」については反対であっても、イ・ジェミョンはそれを政局に持ちこみすぎだといった感じですかね。
まあ、冒頭記事のソウル大学の教授団体についても同じ感じ。
基本的に左派に牛耳られていて、反日民族主義を上梓したイ・ヨンフン教授みたいなのは異形だってことでもありますかね。
その主張は左派のそれを煮詰めたものになっています。
特に分かりやすいのが「ムン・ジェイン政権によって行われた朝鮮半島平和プロセスを完全な失敗と規定し、日米韓安保協力を強化するという選択をした」「これが朝鮮半島を危機に陥れる」としているあたりですかね。
「ムン・ジェイン政権によって南北朝鮮の平和プロセスが進んだのだ」という設定にこだわっている。
普通に見れば破綻しているのですけどね。去年だけで70発以上のミサイル発射をしたのも、ユン政権になったからなんでしょうかね。5月までにかなり打ってましたけど。
ま、どちらにせよこうして問題が「韓国人同士の対決」になるのであれば、日本としては思う壺といえるんじゃないでしょうか。
争え、もっと争え……ってところですね。
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