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2023年02月

韓国大統領の外交ブレーン(対日専門家)、今回の解決策に「物足りない」「日本は誠意を見せろ」「日本は言葉を慎め」とブチブチ言うものの……

カテゴリ:日韓関係 コメント:(93)
専門家が見た韓日首脳会談…糸口開いた韓日関係正常化(中央日報)
韓日首脳会談で残念な部分がないわけではない。岸田首相は多くの韓国国民の望みにもかかわらず植民地支配に対する反▲と謝△に直接言及しなかった。韓日外交当局は最後までも激しい神経戦を行ったという。共同声明を出せなかった理由だろう。岸田内閣は4月に統一地方選挙と補欠選挙を控えている。彼の政治的去就に影響を及ぼしかねない重要な選挙なので右派の内部批判を避けようとしたとみられる。今後岸田首相がシャトル外交の一環で韓国を訪問することになるならばより前向きな立場表明があることを期待する。日本企業の参加は直接言及しないまま曖昧に残した。尹大統領は求償権行使を想定しないと言及することにより日本企業に安心感を与え、岸田首相は今後の呼応措置に対して「具体的にひとつひとつ応じていく」と答えることにより可能性の扉を閉めなかった。3月6日の韓国の対策発表で始まった韓日関係正常化プロセスは首脳会談で本格軌道に上った。4月末の韓米首脳会談、5月のG7サミット招待が実現する場合に予想される韓日米首脳会談、そして岸田首相の答礼訪問などにつながる一連の過程の中でひとつずつ結実していくのを期待してみる。

(中略)

日本の言葉と行動は韓日関係の去就を決める重要な変数だ。まず日本で軽挙妄動や問題発言が飛び出さないよう細心なメッセージ管理がなければならない。右翼の配慮なく無責任な一言が心を込めた塔を押し倒すケースが多かったという厳然として歴史の教訓を再確認する必要がある。また「一言で千両の負債を返す」という韓国のことわざに耳を傾けることを望む。韓国にお金がなくて日本に金銭的補償を要求するのではなく、不幸な過去に対し申し訳ないという真正性があるのかと尋ねているためだ。

韓日関係はいま正常化の糸口を開いた。これからの関係深化と拡大に向けた大きな一歩を踏み出せるかは両国政府と国民の努力にかかっている。過去に埋没しない未来志向的関係、侵略者と被▼者の二分法を超える対等なパートナーシップ、韓半島に限定しない広い世界の共同開拓に韓日が積極的にともに出ることを期待する。
(引用ここまで)


 ソウル大学のパク・チョルヒ教授が今回の「解決策」について評価をしてますね。
 ユン政権の対日外交ブレーンなのです。
 韓国で指折りの「日本の専門家」であり、日本でも本を出すほどの人物。
 ちなみにユン・ソンニョルの当選後のインタビューで「韓国が答えを書いてくれば日本が採点するというアプローチ方式は通用しない」って言っていました。

 ただ今回、ユン政権が発表した「解決策」はまんま、「韓国が答えを書いて、日本が採点する」ものでしたけどね。
 まあ、パク教授的にはそういう方向性にはならないと思っていたのでしょう。
 ならないというべきか、そうなるつもりはなかったというべきか。


 で、しおしおになって「日本は韓国に誠意を見せろ」「日本は言葉を慎め」って言っていると。
 ここまで日本側がなにも対応しないとは思わなかったのでしょうね。
 あとユン政権がそれを許容する(許容せざるを得ない状況になる)とも。

 まあ、何度も書いていますが日本としてはこうする以外に手はなかったわけです。
 日本政府が動いてしまうと、自ら日韓請求権協定を否定することになりますからね。
 実際にはそれを理解していたのでしょうが、日本政府が本当にその原則に沿ったままで動かないとは思っていなかったのだろうなぁ。
 「我、敗れたり」って宣言ですね。

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韓国メディア「侍ジャパンがいま快進撃しているのは北京五輪で韓国に負けたからだ」……ここのところ負けまくってる韓国はなんで快進撃しないんですかね?

カテゴリ:WBC コメント:(95)
KBO国民向け謝罪、日本野球も韓国を学んだ…。WBCの失敗を悪く見るのはやめよう(OSEN・朝鮮語)
2023年ワールドベースボールクラシック(WBC)準決勝進出に成功した野球日本代表チームの勢いが熱い。日本の東京で行われた1〜2ラウンドの5試合すべて勝利し、チャンピオンシップラウンドが開かれる米国に快速進撃する。圧倒的な競技力と全面的な支援、国民的な野球愛と熱気で野球強国の威容を見せている。

さらなる第1ラウンドの早期脱落で終わり、集中砲火を浴びている韓国野球とは対照的だ。ところが、このような日本も国際大会で失敗したことがある。9戦全勝金メダルで韓国野球最高の瞬間だった2008年北京五輪が日本にとって黒歴史として残っている。当時、日本は韓国に2度も負けてノーメダル屈辱を受けた。

「北京惨事」はアジア最高を自負していた日本野球を目覚めさせた。当時、日本オリンピック委員会選手団の報告書を通じて野球代表チームを率いた故星野仙一監督は「国際大会の経験が多ければ、大きな競技に動揺することなく実力を発揮できるだろう。そのような経験を積まなければならない」という意見を出した。

日本のマスコミも監督や選手を非難することだけに没頭せず、「五輪で見せた韓国選手の団結力を学ばなければならない」という骨のある助言と代案を出した。それで翌年2009年のWBCを控えて誕生したのがまさに「サムライジャパン」という名称。戦国時代の武士精神で愛国心を鼓吹させ、選手たちを一つに結集させた。 (中略)

08年北京五輪の失敗と凄絶な反省がなかったら、日本野球はこのように発展していただろうか。15年前に韓国を学ばなければならないと言った日本のように、韓国も今回のWBC失敗を鏡にして跳躍しなければならない。監督、選手たちをまとめて非難し、大逆罪人だけを作って終わるのではなく、野球発展のための現実的な対策を講じなければならない。

KBOは16日、WBC不振に失望したファンに対国民謝罪メッセージを出し、「大きな責任を痛感し、様々な叱責を謙虚に受け止める。冷静に問題点を分析し、中長期的な対策を立て、リーグの競技力と代表チームの競争力を向上させる」と約束した。各団体と協力し、外部専門家の意見を聴取する」と付け加えた。
(引用ここまで)


 「いまのWBCにおける日本代表の快進撃は2008年の北京オリンピックで韓国代表に2回も負けたことに原因がある」……ですって。
 あの大会、そもそも韓国代表は予選敗退一歩手前。
 アジア予選で日本に負けて世界最終予選にまわった。
 全勝したって言っていたけど、世界最終予選でカナダにも負けてんだよね。

 っていうか、そもそも「韓国を見習え」なんて話が主流になったことはない。
 あたかも韓国に負けたことで日本が団結したみたいなナラティブを作ろうとしていますが。
 別にそんな話じゃないんだよな。


 そうしたストーリー、ナラティブが代表を強化するのであれば、2006年に日本に負けてベスト4、2009年に日本に負けて準優勝だった韓国代表こそが強化に向かうべきだったのに、負けまくってるだろうに。
 そもそもここのところ2019年のプレミア12以降で日韓の代表戦を4戦ほどしているけど、日本の全勝。
 もはや別にライバルでもなんでもないっていう。

 ところでまた国民に向けての謝罪文出したそうですわ。
 イ・ジョンボムの息子であるイ・ジョンフも「国民のみなさんに申し訳ない」なんて話をしていました。

韓国代表のスターも謝罪 イ・ジョンフ「申し訳なく」「世界に比べてまだまだ」メジャー挑戦意向も表明(デイリースポーツ)

 以前、日本に3-0で負けた際に大韓サッカー協会が国民に対しての謝罪文を出しましたが、そういう風習なのでしょうね。
 安い謝罪だわ。

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人口、経済の両面で衰退する中国、だからこそ危険であるという認識が必要

人口減少・成長率低下で相次ぐ「中国衰退論」(朝鮮日報)
中国の官営メディアは最近、国際通貨基金(IMF)が示した今年の中国の成長率見通しで泣き笑いした。IMFは2月初めに発表した「世界経済見通し」で、中国の今年の成長率予測を5.2%に引き上げた。昨年10月の4.4%に比べ0.8ポイント高い数値だった。政府系シンクタンクである中国社会科学院の予測値(5.0%)を上回った。IMFは「ゼロコロナ政策の撤廃以後、人口流動量と経済活動が回復しており、中国経済が今年は回復し、世界経済に活力を吹き込むだろう」と指摘した。

 新華社など中国の官営メディアは「IMFが中国経済の成長率予測を大幅に上方修正した」「中国の経済回復が世界経済の衰退を防ぐ動力になる」と浮き立った。

 しかし、IMFによる予測の核心は、中国経済の長期成長率に対する憂うつな見通しと警告だった。今年は5.2%の成長に成功するが、来年は4.5%に低下し、2027年には3.8%で3%台に突入。28年には3.4%まで落ち込むと予測したのだ。 (中略)

 昨年、中国の人口が61年ぶりに85万人の減少を記録し、経済成長率も世界平均にも及ばない3.0%にとどまり、西側の専門家の間では「中国衰退論」が本格的に議論されている。この40年間高度成長を続けてきた中国経済が下り坂に入り、二度と高成長時代に戻ることはできないとの見方だ。 (中略)

 米国では昨年から専門家を中心に、政界は中国の衰退に備えるべきだとの声が上がっている。中国経済の衰退が早まれば、習近平政権が台湾侵攻など軍事的冒険主義に流れる可能性が高いだけに、それに備える必要があるというのだ。

 外交専門誌フォーリン・アフェアーズは昨年12月19日付の「中国の危険な衰退」と第する記事で「衰退する中国は繁栄する中国よりさらに危険であり、没落する中国が米国にさらに大きな困難をもたらすだろう」とし、「政府は対中政策の焦点を速やかに見直す必要がある」と分析した。
(引用ここまで)


 ちょっと「楽韓Web」から離れる話をしましょうか。
 「中国衰退論」が多くの場所で語られるようになっています。
 多くの場合、それは人口減少に象徴される規模の縮小と共に訪れるだろうとされています。
 記事中にあるフォーリンアフェア誌の「中国の危険な衰退」はこちら。
 あとBBCも同様の記事を掲載しています。

China’s Dangerous Decline(Foreign Affairs・英語)
【解説】 中国の少子高齢化、経済成長にどう影響するのか(BBC)

 韓国は世界でもっとも激しい少子高齢化に襲われていますが、中国もそれに勝るとも劣らない。
 ひとりっ子政策を導入した時点で終わっていたというべきか。
 いわゆる「中進国の罠」、成長しきる前に衰退を迎える「未富先老」な状況になりつつあります。
 NHKのこのレポートが分かりやすい。

“老いる中国のリアル”人口1位から転落へ 結婚半減 介護疲れ(NHK)

 社会保障も充分ではない。韓国では年金が2050年代にも枯渇するとされていますが、BBCの記事によると中国の公的年金は2035年にも枯渇するとの数字が出ています。


 そして若者の失業率が高い。16〜24歳の若年層失業率は22年7月期に19.9%と最高(最悪)を記録し、11月でも17.1%。ただ、こうした公的データ以上に雇用環境は厳しいともされています。
 ここでも韓国は中国と非常によく似た数字になっていますね(15〜29歳の実質失業率が20〜25%ていど)。
 どちらも「大学を卒業したけども、それにふさわしい職がない」状況が続いています。

 でもって、多くの論が「衰退するからこそ危険なのだ」としています。
 時間を味方につけることができないと理解した時、「では、我が国はいまがもっとも強いのだ」と気がつくのですよ。

 将来的になにをしてもジリ貧になるのであれば、いま現在が最強なのだと。
 では、念願を叶えるのであればいましかない。
 中国の念願といえば「台湾の奪還」ですね。

 習近平は異例の3期目に突入して、完全に終身独裁者としての地位を固めた。
 人民軍はかつてから比べると「国民軍」に変容しつつある。
 まあ、この話にオチはないんだ。

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 フォーリンアフェアの記事中で引用されていた「衰退する中国の危険性」を描いた本はこちら。
デンジャー・ゾーン 迫る中国との衝突
マイケル・ベックリー
飛鳥新社
2023-02-06

楽韓さん、本日の動向 - 今日の一発目みたいな話もたまにやっていこう

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 今日の中国関連のエントリみたいなのをたまにやろうかとも考えてます。
 まあ、そんなに頻度は高くないとは思うけども。メルマガとかもありなんだろうなぁ。

 Amazonが今日までちょっとしたセールをやってて、リステリンとかsuisaiが安いですね。
 酵素洗顔料のsuisaiは黒ずみとかニキビ肌にホントおすすめしたい。1個50円くらいだとかなり安いかな、と感じます。





 あと秋田書店が50%ポイント還元のセールをやっている模様。
 あまり読んだことのあるものがない。栄光なき天才たちの伊藤知義原作版(→一覧)とかいとうえいの一般コミックとかくらいか……。
 栄光なき〜は原作のあるほうがバランスが取れている気がする。ピックアップしているのは戦前〜戦中の理化学研究所を描いたもの。




 あと新書でウクライナ戦争の200日、ウクライナ戦争と米中対立はそれぞれ50%ポイント還元と半額くらいなのがそろそろ終わりのはず。どちらもこの戦争の見聞を広げるのによいと思います。




 昨日は西新宿のナワブでマトンニハリ(骨付きマトンのスパイシーシチュー)。あとチキンスープ。
 ロティは2枚。

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 このぼっそぼその全粒粉使ったロティがたまに食べたくなります。チキンスープも安い味なんだけどたまらぬ。

 今日のKindle日替りセールからのピックアップこちら。