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2023年02月

WBC:100mphを超える球、日本は58、韓国は0……ここまでの球速の差がついた理由とは?

カテゴリ:WBC コメント:(83)
日本は58なのに韓国は0···レベルが違う、長い目で見なければ(SPOTV NEWS・朝鮮語)
2006年ワールドベースボールクラシック(WBC)や2008年北京オリンピックまでだけでも日本投手たちのボールが私たちより「すごく早い」という感じはなかった。もちろん、全体的な投手たちのレベルは当時も今でも日本が上だが球速で「レベルの違い」までではなかった。

日本プロ野球でプレーする選手たちは大多数が時速140キロ台の中、後半を投げ、韓国にもそんな選手たちはいた。だが、わずか10~15年の間、この差はとても広がった。

今回のWBCで日本の投手たちは自分たちのレベル向上を全世界に知らせた。(中略)単に大リーグの投手に依存したわけでもなかった。最強と評価された米国打線を決勝戦7回までたった1失点に抑えたのは、いずれも日本国内でプレーする投手だった。

「投手全員が最高150キロ以上を投げられる」という言葉も虚言ではなかった。 (中略)

日本は今大会で最も速いボールを投げた国のひとつだった。大リーグ公式ホームページ(MLB.com )のコラムニスト、マイク・ペトリエルロの集計によると、日本投手は100マイル(約161キロ)以上のボールを計58回も投げた。もちろん大谷と佐々木がすべての比重を占めてはいるが、他の国と比べても圧倒的だった。ベネズエラ投手が20球、ドミニカ共和国は13球に過ぎず、国を代表する特急投手が大挙参加しなかった米国には100マイル以上の投球はなかった。

日本が出ている間に韓国は歩き、今は後発走者の追撃に苦しむ状況だ。韓国よりずっと野球が下手だと思っていた他の国でも、韓国選手より速いボールを投げる選手がかなり多いことを確認した今回のWBCだ。

実はこの差はすぐには追いつけない。長い目で見て、連続性を持っていかなければならないという指摘が出ている。幸い、我々も150km以上の速いボールを投げる若い選手が以前より多く出ている。彼らの球威を維持すると同時に、どれほど良いコマンドとともに行けるかという選手や指導者たちの宿題になるだろう。
(引用ここまで)


 今回の日韓戦で圧倒的だったのが球速の差。
 楽韓Webでもそのような指摘をしていましたね。150km/hを超える投球すらちょぼちょぼで、大半が140km/h後半くらい。
 この球速では日本代表の打線を抑えることはほぼ不可能です。

 現状で代表クラスの一流打者を140km/h台で抑えるには──

・極端に球の出どころが分かりにくい。
・複数の球種で球筋が途中まで同じ。
・極端に球速の差がある変化球がある。

 と、いった条件を揃える必要があります。
 ボソックス時代の上原がそんな感じで無双してましたね。
 現在ではストレートで150km/hを出すのは当たり前で、それ以外になにかフィニッシュにつながる球が必要になるのです。


 ノウハウが拡散していて、それなりの体格のピッチャーなら140km/hくらい、すぐに出せるようになっているのが現在です。その中でもフィジカルモンスターがこぞってピッチャーになっているのですから、160km/hくらい出せても当然。
 それをいかにコントロールするのかが課題になるレベル。アメリカでも3Aで160km/hを出すピッチャーは山ほどいるって話ですね。
 でもコントロールできていなければメジャーに上がれない。

 記事中にあるMike Petriello氏の「各国の100mphを超える投球数」についてはこちら。



 韓国代表はもちろんゼロ。
 KBOが極端に打高投低の環境にあることもひとつの原因なんでしょうけども。さすがに多少は矯正されましたが、一時期は3割打者が20人とか30人とかいるレベルでしたからね。
 去年でも韓国では13人の3割打者がいました。10球団。
 日本だとセパあわせて6人。12球団。
 メジャーでも11人しかいない。30球団。
 そんな中で速球派が少なくなる傾向にあるのかもしれませんね。

 球速はすべてではないですが、現代野球では確実に必要な要素のひとつなのです。
 まあ、現状の方向性が全然違うっぽいので次のWBCまでにどうこうとかは無理だろうなぁ……。

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韓国メディア「CHIPS法でアメリカは中国工場へのアップグレードを許容した」……いやいやいや、どこを読んだらそんな解釈になるんだよ

一息ついた米CHIPS法…韓国政府「中国で設備・技術拡張可能」(中央日報)
米国政府が中国などに対する半導体投資を制限するCHIPS法の「ガードレール条項」の細部規定草案を発表した。だが当初半導体業界で懸念したものより緩和された内容が盛り込まれたという評価が出ている。産業通商資源部は、「韓国企業の中国内設備拡張・技術アップグレードが可能だ。最終案確定まで協議を継続したい」と明らかにした。

21日に米商務省が発表した細部規定によると、米政府の半導体投資補助金を受ける企業は、向こう10年間は中国など懸念対象国にある先端半導体工場の生産能力を5%の範囲内でだけ拡張できる。ただ128層未満のNAND型フラッシュなど旧型(レガシー)半導体は生産能力拡張範囲を10%まで許容する。中国企業との技術共同研究などは制限される。これに違反すれば補助金を返還しなければならない。

サムスン電子とSKハイニックスでは中国に対する大規模投資は難しいが、工場の閉鎖や撤退など最悪の状況は避けられた。今回出された細部規定で中国内生産設備の技術・工程アップグレードに向けた投資、装備交換投資などに対する制限は置かれないためだ。5~10%の上限線内で対中半導体装備輸出統制規定を守れば中国工場への投資を継続できるという意味だ。
(引用ここまで)


 CHIPS法のガードレール条項について具体的な数字が出てきました。
 なぜか韓国メディアでは「そこそこ許された」みたいな話になっています。
 すでに中国にある工場について、工場の5〜10%であれば投資を継続できる、との解釈をしているのですが。
 ……違いますからね?

 生産能力を5〜10%であれば上昇させてもよい、というのが実際です。
 言い換えればウエハーの投入数を増やしてもいいということであって、投資をしてもいいということではないのですよ。
 詳細はこちらのBloombergにあります。

Biden Stunts Growth in China for Chipmakers Getting US Funds(Bloomberg・英語)

 Bloombergの言いかただと「生産能力を新しい工場であれば5%以上、旧式工場であれば10%以上、拡大することを禁止される」ことになる。
 そして許容される投資金額は10万ドル以下。
 半導体関連でこの金額は子供のお小遣い以下です。


 もちろん、これはアメリカ政府から助成金を得てアメリカ国内に工場を建設した場合に課されるものですから。
 なんだったら助成金を返上するというのもひとつの手。
 まあ、そんなことやってたらライバル企業に差をつけられてしまうので、実質的にはそんな選択肢はあり得ませんけどね。
 サムスン電子は系列企業から20兆ウォンも借り入れして投資を継続している状況ですから。

 しかし、なんでこんな解釈をしたのやら。
 左派紙のハンギョレもほぼ同じ解釈をしています。

[社説]依然として残る「米国の半導体足かせ」、韓国はより積極的に対応を(ハンギョレ)

 明らかに「最低限の保守メンテナンスはしてもいいけど、生産拡大は許さない」って話なんですけどね。
 一応、韓国経済新聞は「もう現状維持以外するな、とのアメリカによる宣告だ」とまっとうな認識をしています。

サムスン・ハイニックス、中国工場への新説・増設禁止……「脱中国せよ」(韓国経済新聞・朝鮮語)

 個人的には「10年間、生産はしてもいいけどとっとと工場を畳んだほうが身のためだよ」というアメリカからの最後通告だと受け取りました。

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韓国野党「塩の値段が上がって庶民が苦しんでいる。処理水放出のせいだ。ユン政権はなんとかしろ!」

民主党「福島汚■水…」自主権、生命権、漁業者の生存権を売り渡す」(租税日報・朝鮮語)
共に民主党は韓日首脳会談で「水産物輸入規制撤廃」を要求したという日本メディア報道と関連して大統領室が黙秘したことに対して「卑怯で屈辱的な沈黙を止め福島放射性汚■水投機中断と水産物輸入規制の明確な立場を明らかにせよ」と促した。

共に民主党福島汚■水放出阻止対応団所属のヤン・イウォンヨン議員は16日、国会で開かれた「尹錫悦政府福島対応訪日糾弾」記者会見以後、21日声明書を通じて「ユン大統領は2度の食事接待、1泊2日の韓日首脳会談で大韓民国の自主権と国民の生命権、漁業人の生存権を本当に売り渡したのか」と批判した。

梁議員は「昨年7月、日本政府が東京電力の『福島原発汚■水海洋放出計画』を承認した時から阻止対応団を設置し、福島放射性汚■水の安全性有無を確認するために国調室該当TFとの懇談会、国際科学者らと国際環境団体との討論会を開いた」と述べた。

それと共に「日本政府が主張する福島放射性処理水の放出は、まともに処理されていない『放射性汚■水海洋投棄』に他ならないという事実を確認する過程だった」とし「大韓民国の原子力安全委員会はさらに福島放射性汚■水関連元資料も確保できず、日本の主張をそのまま受け入れている水準」と明らかにした。 (中略)

彼は「政府が日本政府に対して責任ある措置を要求し、国際司法裁判所提訴など積極的な阻止に乗り出すまで国民と共に外交不服従を止めない」と明らかにした。 (中略)

また、共に民主党の金星煥(キム·ソンファン)政策委議長は同日、院内対策会議で「福島原発汚■水の放出は国民の安全と生命に直結した問題」とし「この事案について尹大統領はなぜ一言も言わなかったのか、一体どの国の大統領なのか国民の前でその真実を明らかにしなければならない」と述べた。

彼は「最近、市中で塩の価格が高騰している。福島原発汚■水の放流以前に汚■されていない塩をあらかじめ買いだめしているため」とし「実際、今春原発汚■水が放流され始めれば漁民と海産物を扱う商人たちは致命的な打撃を受けることになり、国民の健康への心配は大きく増えるだろう」と指摘した。
(引用ここまで)


 韓国の共に民主党が「漁民の安全を売り渡した」として福島の処理水放出に対して文句をつけようとしています。
 実際問題、ユン・ソンニョル大統領は大統領選挙の頃から「国際的な基準を満たしているのであれば許容する」といった話をしていました。
 その一方でイ・ジェミョン候補は京畿道知事であった頃から「太平洋に面している都市と連絡をとり、共同で糾弾する」「命がけの戦いだ」と連携をとるとしていたのですが。
 寡聞にしてその「連携の成果」があったとは聞いていません。

 先日、ニューズウィークに「処理水放出は安全だ」とする記事が掲載されていたので、そちらもピックアップしておきましょう。

原発処理水の海洋放出は安全だ(ニューズウィーク)

 ま、ニューズウィークにはバカなことを書いているコラムも掲載されているのでアレですが。

原発処理水の海洋放出「トリチウム水だから安全」の二重の欺瞞(ニューズウィーク)

 IAEAと協調していることをミリほども書いていない時点でまともじゃないんだよな。


 で、今回はちょっと面白いのがまたぞろ「塩の価格が上がっている」のだそうです。
 2008年に韓国の沿岸で原油タンカーが座礁して原油が流出したことがありましたが、その際にも塩の価格が上昇したそうです。
 処理水放出に備えて塩の買いだめが進んでいるとのこと。
 どちらかというと「小豆相場」的なものを感じるのですが。

 中国嫁で「中国人は心配になると塩の買いだめをする」という記述がありましたが、あれは本質が内陸国、大陸国家だからこその対応なのだろうなぁ……と思ったものですが。
 なぜかそれと同じ風習が韓国でもあるっていう。
 自国の製塩技術を信じていないのかもしれませんね。

 で、共に民主党議員は「この件を国際司法裁判所に持ちこむなどしろ」ってユン政権を糾弾しているのですが、ムン政権で国際海洋法裁判所への提訴ができなかったのになんで政権交代したらできるようになるんだかな。
 それだとまず糾弾されるべきはムン・ジェイン本人になりそうなもんですが。

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