韓国政府は日本を輸出手続きの簡素化国家、つまりホワイトリストに電撃復帰させました。
ところが日本政府は韓国の決定を歓迎するとしながらも、いざ自分たちは輸出規制を解除していません。
2019年に論難になった「キャッチオール」規制を再び持ち出しました。
韓国に輸出した日本製品が北韓やイランなどの危険国家に流れ込み、大量破壊兵器の製造に使われる可能性を几帳面に問い詰めるということです。
一言で言えば、韓国の輸出管理がずさんなのかどうか審査するということです。 (中略)
特に西村経産相は決まった結論があり得ないとして、韓国の今後の姿勢を慎重に見守ると強調しました。
日本より先に輸出規制を解除した韓国政府は当惑しています。
(引用ここまで)
韓国政府が報復措置としてやっていたホワイト国(輸出優遇国)に復帰させまして。
なんでも「日本にホワイト国復帰を促すため」なのだそうですが。
韓国が日本を再び輸出優遇対象国に 待たれる相応の措置 (聯合ニュース)
まあ、関係ないですね。
グループA(旧ホワイト国)に復帰させるかどうかは、韓国が戦略物質を迂回輸出しないかどうかってだけの話ですから。
特にフッ化水素については迂回輸出の疑いが濃厚。
ただし、北朝鮮ではなくおそらく中国への自社工場へ。
というわけで、日本側は「慎重に判断する」としています。
韓国の再指定「慎重に判断」 輸出手続き優遇で経産相(共同通信)
「結論ありきではなく責任ある判断を行っていきたい」と西村経産相談。
実際問題として迂回輸出していることが分かっていながら韓国に輸出してたら、制裁されるの日本ですからね。
で、その「結論ありきではない」「すぐに復帰はあり得ない」としている日本の態度を「後頭部を殴られた!」と言っていると。
……知らんがな。
勝手に「制裁だ!」ってホワイト国から除外して、勝手に「戻します!」って復帰させて。
日本のあずかり知らないところでそんなんやられても。
恩に着せているつもりなんでしょうが、知ったこっちゃないんだよなぁ。
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