経済産業省は28日、輸出手続きを簡略化する優遇国「グループA(ホワイト国)」に韓国を復帰させると発表した。軍事転用の恐れのある貨物の輸出管理について韓国側の制度や運用状況を確認した結果、懸念が解消されたと判断した。韓国向けの輸出管理の厳格化措置は全て解除される。
5月末まで意見公募を実施した上で、改正した外国為替及び外国貿易法(外為法)の政令を閣議決定する。改正政令の施行時期は未定としている。
(引用ここまで)
おや、韓国のホワイト国復帰が6月以降に予定。
経産省は韓国がキャッチオール規制、軍事転用な戦略物資の輸出管理を遵守していることを確認した、ということか。
別にホワイト国に復帰させること自体に問題はないんですよ。
2019年8月に優遇国から除外して、その当時から「キャッチオール体制を遵守できることが確認できれば復帰させる」って話をしてきている。
キャッチオール体制を確立しても、その運用がどうなるかチェックに数年かかるとしてきました。
除外してから4年ですからね。まあ、チェックもしてきたのでしょう。
それに加えてムン・ジェイン政権時代にやってきたWTOへの提訴で対話ができなくなることも取り下げることで、対話が開始されたわけです。
それなりに資料が揃ったんじゃないですかね。
ホワイト国に復帰させるのは「キャッチオール体制を遵守できるか否か」であって、日韓関係には関係ないっていうのが建前でしたから。
守れるというのであれば、復帰させてもよいとは思います。
日本政府はムン・ジェイン政権とはまったく対話することもなく、「東京オリンピックに行くから解除しろ、少なくとも対話のテーブルに座れ」なんて話に乗ることもなく。
ユン政権に対しても「対話なしには解除は不可能だ」と言い続けてきた。
そこまでしてようやく解除となったわけです。
というか、優遇国にすることで日本企業に与えられていた負担も軽減化できるという側面もありますから。
個人的には「まあ、時期なんだろうね」くらいの感想ですかね。
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