福島汚□水の危害性に関する専門家の意見は現在まで多様で、アリソン教授の発言は現場通訳者の伝達内容に基づいた個人意見で、KBSの見解とは無関係であることをお知らせします。 (中略)
最後に福島の汚□水についてお話します。私は今、私の前に希釈されていない福島の水1リットルがあればすぐに飲めます。
(引用ここまで)
オックスフォード大学のウェード・アリソン教授が韓国の原子力学会に招かれたそうで。
記者懇談会を行い、その場で「福島の処理水がここに1リットルあれば希釈しないでも飲める」と発言して韓国に衝撃を与えています。
この記事だけでも1000以上のコメントがついてます。
アリソン教授が述べているのは、科学者として「科学的に充分に検証されたもの」への信頼がある、という話ですね。
ちなみにアリソン教授は2011年には「福島の放射線は恐れるほどのものではない」とする著書、「放射能と理性」を発表して反原発活動家からは蛇蝎のように嫌われている人物でもあります。
正確にいうと「ちゃんと知って恐れるべきところとそうでないところを切り分けるべき」って感じの意見。
個人的に注目したいのは、同じ記者懇談会で漢陽大学のホン・ソギ教授が「趣旨的にはほぼ同意する」と述べたこと。
以前にもちらっと書いていますが、韓国の科学者も把握できる範囲内では「処理水に問題はない」って述べています。
[質問] アリソン教授は希釈されていない水も飲むことができるそうですが、ホン教授も同意しますか?
[回答/ホン·ソギ教授] 希釈のある時点が重要ですが、アリソン教授のお話の趣旨なら私もほぼ同意すると申し上げます。希釈されたのが原子炉から出た後に今保管している汚染水のことですが、その程度。
(引用ここまで)
2月にも「10年間放出が続いて、韓国海域でトリチウムが増えたとしても検出下限以下」とするレポートがありました。
それ以前にも「韓国への影響は微々たるもの」と書いてしまって処分された研究員がいましたっけ。
さすがに科学者として嘘をつけない、矜持があるのだなぁと。
まあ……科学者は論文で世界に出ないといけないから「韓国人の心情に寄り添った話」はできないんでしょうけどね。
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