国土交通部傘下の国土安全管理院の建設工事安全管理情報網によりますと、GS建設のあるマンション建設現場(ソウル江南区開浦洞)で2020年8月26日に崩壊事故が発生しました。
当時の報告書によると、作業者たちはデッキプレート、すなわちコンクリート打設のための構造物の上で作業していたところ、床が崩れ3.3m下に墜落しました。この事故で作業員4人が負傷しました。
建築構造技術士たちはこれに対して「構造設計を誤ったり施工を設計通りにしなかったため発生した問題」と診断しました。続けて「当時事故が起きた時点は冬ではないのでコンクリート養生の問題でもない」と付け加えました。
このように業界で「崩壊」は建設事故の中で最も重い事故と認識されます。事故のほとんどが構造設計や手抜き工事、つまり人災によって発生するからです。
(引用ここまで)
先日、韓国で地下駐車場が完膚なきまでに崩壊したマンションがありました。
韓国ではいうほど珍しいイベントでもないのが現実です。
その施工を受け持ったのが、韓国では第3位の規模を誇るGS建設であることも衝撃を与えました。
当時、GS建設側は「我々は設計通りに施工している」と述べていたのですが、調査したら「鉄筋が足りてなかった」とのオチでしたね。
まあ……なんの驚きもなかったのですけども。
その後、GS建設の作ったソウル駅近くのマンションで柱の破断があったことが判明しています。
そうそう、このソウル駅セントラルザイの動画をコメントで教えてもらったので、こちらもどうぞ。
ひどい。
「壁構造なので問題はない」はずなのにジャッキアップしてるの草。
んで、第3の崩壊があった、というのが冒頭記事。
……やっぱりここでも鉄筋がミリほどもコンクリートと絡んでないんだよなぁ。
床にこぼれているのは打設中のシャバコン。打設中に床が崩壊したとのことで。
かなりの数でこういう鉄筋コンクリートもどきなんじゃないか、って感じですね。
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